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【こころってなんだろう?】あらすじと具体例と感想

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小さな子どもにも分かりやすく、丁寧な文字とかわいらしいイラストで描かれた「こころ」についての絵本。

 

大人にも読んでもらいたい1冊です。

【こころってなんだろう?】あらすじ

「こころは、いつどうやって生まれるのか、その正体は一体なんなのか、なぜ日々揺れうごくのか…大人が読んでも気づきがあるのはもちろん、友だちや家族との葛藤が起き始める1・2年生の子どもたちにもぜひ読んでほしい。やわらかい絵と字は眺めているだけで落ち着くし、最後まで読むとじーんと勇気が湧いてきます。」

『こころってなんだろう』(細川 貂々)|講談社

【こころってなんだろう?】感想

小さい頃から、「こころ」について教えてもらうことなんてありませんでした。

 

今思うと家族、友人、学校や職場でも「知っていたらなぁ」と思う様な出来事がたくさんあったように思います。

 

例えば…

姉弟ケンカや友だちとケンカしたとき。

大切にとってあった、かわいらしいイラストが描いてある文房具をいたずらでとられて、あやまって壊れてしまったようなときや、冷蔵庫にとっておいた大好物のお菓子を食べられたなど、ほんのちょっとした事だけれど、腹が立ったとき。

 

私はただ、その時の自分の気持ちを分かって欲しかっただけなのに、大人は子どものケンカと相手にしてくれず、ケンカした理由もろくに聞かず「早く食べへんあんたも悪いねん」とバッサリ切られて終わったことがありました。

 

そうすると(なんで私が怒られんねん…)とモヤモヤした気持ちだけが残っていくのでした。

 

小学校で

クラスで揉め事があれば必ず学級会がありました。

 

当人同士だけでなく、クラス全員が放課後に残って話し合いになります。

 

ケンカについての話合いはこんな感じ。

 

先生:「AさんもAさんだけど、BさんもBさんで悪いところはあるよね。」

 

「お互い直せる所は直していきましょう」とすぐ仲直りさせようとします。

 

納得のいかない本人が、どうしても譲れない部分にこだわると「自分の意見ばかりで相手の言い分を聞こうとしないのはよくないですね」とみんなのいる前で怒られ、相手に合わせられます。

 

周りの子たちは、そのやり取りをただ聞いているだけ。

 

仲直りするまで帰らせてもらえないのです。

 

周りは早く帰りたいので、話の内容を聞いているフリをして話し合いは終了。

 

そうすると(言うだけ無駄やねん)とまたモヤモヤします。

 

当人も周りもイライラし、満足しているのは先生だけといった感じでした。

 

そういった気持ちをしっかりと受け止めてもらえなかった子どもは、(私が我慢すればいい)と感情を押し殺したり、自分を守るために他人の顔色をうかがったりするようになるのだと思います。

 

そんなとき、個別にお互いの言い分を聞いて「くやしかったんだね」とか「ケンカしたときは、こんな気持ちになるんだよ」とか、「そうだよね~」と受け止めてもらえてたら‥と思います。

 

ただただ受け止めてもらえるだけで人は「これでいいんだ」と安心するんです。

 

「そんなことわかってる」

 

「あたりまえやん」

 

大人は言います。

 

けれども大人はそういった「こころ」と向き合う事を忙しさを理由に、逃げているのかもしれません。

 

私も子育て真っ只中のとき、「あれやって、次にこれして…」と子育てと仕事や家事の段取りなどが忙しく、つい「わたしがんばってるのよだから声かけないでね」みたいな雰囲気を無意識に出していたのかなと思います。

 

そんな態度をされたら、声もかけにくいですよね。

 

「こころ」は満たされたら「安心する」

たとえ相手が忙しくしていても言葉にして相手に伝えるということを、忘れないで欲しいと思います。

 

子どもも、大人も、「こころ」のことを知っているだけで、生きやすくなるんだということを、知っておいて欲しいのです。

 

こんなこともありました。

 

中学校で

当時の中学校では水分補給がダメでした。

 

他にも頭髪の長さや修学旅行での女子の下着を男性教師がチェックする事にも「どうしてですか?」と質問すると、「そんな事位分かるだろう」とか「何がおかしいねん」と軽くあしらわれたりもしました。

 

(そんな事って何かわからないし、おかしいことはおかしいです)と心の中で思っていました。

 

あのとき、「そら、いらんよな。こういうことは、女性の先生にチェックしてもらおな」とか「暑い時の水分補給は必要やもんな。」と認めてくれれば納得したのにと思います。

大人は都合の悪いことは話を変えたり誤魔化そうとする

大人は子どもの質問に対して、自分の都合の良いように言葉巧みに誤魔化そうとします。

 

「分からない事があれば聞きなさいと言うくせに、自分に都合が悪い質問をされたらそれくらい自分で考えなさいって言う。」

 

「どうしろって言うねん」

 

「言ってることが矛盾してんねん」

 

そして肝心な時に味方になってくれないのです。

 

自身のストレス発散方法を知っていれば良いのですが、発散方法を知らないまま過ごす人もいます。

 

「おかしいと思う私がおかしいのかなあ」と理不尽なルールに色んなモヤモヤが残っていた当時の自分が、小さい頃に絵本の事を知っていたら自身が納得出来た様な気がします。

 

相手を尊重すること

子育ての大切さは、相手の意見を尊重すること。

 

頭ごなしに決めつけられるほど、モヤモヤが残ります。

 

赤ちゃんのときは分からない言葉も、人は成長するにつれ、教えなくても自分の思っていることを言葉で伝えられるようになっているハズだと思われがちです。

 

ところが、自分の思っていることをキチンと相手に伝えられていない事が多いのです。

 

そして自分が考えている以上に私は、自分の気持ちを言葉に出来ていない事に気付かされました。

 

それにはたくさんの理由があります。

 

環境や、性格、どれだけ受け止めてもらえたか?など。

 

勉強し、本を読み、経験から学んだり。

 

それでも上手な伝え方をする人もいれば、自分の気持ちの半分も伝えられない人もいます。

 

わかったつもりや、忖度や、家族だから言わなくても分かるだろうといった思い込み。

 

私も「口にだして言わなくても家族だからこれくらい察してくれるだろう」と自身の中で都合の良い解釈へと変化させていったのかもしれません。

 

けれど、自分と相手はたとえ家族や親子であっても違います。

 

人には自分にしかわからないひみつ(容姿やコンプレックス)をもっています。

 

気にしている事を、からかわれると嫌な気持ちになります。

 

たとえ家族や親友でもです。

 

それが、冗談で言われると余計に辛いです。

 

思っている内容をきちんと言葉にして相手に伝えにくい事があるかもしれません。

 

どうしても、自分の嫌な気持ちを相手に伝えにくい場合は、はじめにノートに自分の嫌な気持ちを書き出すと、自分はどういった内容を言われると嫌な気持ちになるのかが分かるので、気持ちの整理が出来るかもしれません。

 

自分の気持ちを客観的に見ると、(私はこう言われると嫌な気持ちになるんだ)と分かります。

 

自分の「こころ」の内側を知っておく事と気持ちが落ち着くので、試してみてください。

 

「こころ」のことを知らないままいると、言わなくても分かるよね?とか同調圧力といったその場の雰囲気を優先するために、自身の意見や言動を抑制されても(そんなもの)で済ませてしまいます。

 

「こころ」をそのまま放置しておくと後で大変な事になります。

 

嫌な気持ちになったその都度、自分の気持ちを確認して、「安心」しておくといいと思います。

 

人の「こころ」は、環境や関わる相手によっても変化します。

 

だから人間は、そういった複雑な人間なんだということを、まずは分かりやすい絵本から知っていたらなぁと思うのです。

 

もし子どものころからそういった事を教えてもらう事があって、自分の「こころ」を知っていれば、忖度や同調圧力から、自分の身を守る事が出来るかもしれません。

 

私自身の子育てを振り返った時も、子どもたちに、伝える事が上手に出来ていなかったのでは?と思っています。

 

【こころってなんだろう?】そう感じたら自分の気持ちに正直になってみること。

 

そして自分の言葉で相手にきちんと伝わるように話し合うこと。

 

大人は(分かってくれない)のではなく、「忙しいふりをして向き合う事から逃げている」のです。

 

必ず分かってくれます。

 

あなたが(私が悪いんだ)と思うのではなく「これで良いのだ」と思えますように。

 

 




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