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【家族じまい】桜木紫乃 あらすじと感想

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【家族じまい】ってどういう事だろう?

タイトルが気になって手にとりました。

同年代の登場人物で、親も同じ歳くらい。


家族とは老いるとは…考えさせられながら、読んでいて切なくなりました。

 

 

作者が思う【家族じまい】

私が思う家族じまいって何だろうと考えていくと、単純に家族を整理するとか、家族の誰かと縁を切るとかではなく、改めて振り返ることではないかと。

だとしたら、私自身が経てきた、何てことのない家族の日常を書くだけで、「しまう」形に向かっていくのではないか。

終わりを意味する「終う」ではなく、ものごとをたたんだり片付けたりする「仕舞う」ですね。

そういう気持ちで書き始めました。

 

家族をめぐる5人の女性のそれぞれの家族との関係に期待、不安、諦観、慈愛と、複雑な心理に揺さぶられるエピソード。

 

どこの家族にもあり得る、切実な実感をともなって胸を締め付けられます。

 

桜木 紫乃 (さくらぎ・しの)

1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。07年同作を収録した単行本『氷平線』でデビュー。13年『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞、同年『ホテルローヤル』で第149回直木賞をそれぞれ受賞。

家族じまい | 集英社 文芸ステーション

 

【家族じまい】あらすじと感想

北海道が舞台で、老いていく家族のそれぞれの物語。
ゆるくつながる連作の短編五編です。

認知症の始まった母を破天荒だった父がなんとか介護しています。

智代(ともよ)

そんな両親と距離を置いて離れていましたが、妹から母が認知症との一報で正月に実家を訪問しますが…

智代の夫も実家との距離を置いています。
そんなある日弟(55歳)から結婚したとの連絡が入ったのでした。

陽紅(ようこ)智代の義妹

28歳バツ1。55歳未婚男性の母に見込まれ結婚しますが…


乃理(のり)


地元釧路で、認知症の母の介護をする父の疲労がピークで函館に呼びよせ、打算的に2世帯住宅を手に入れられると考え、念願の2世帯住宅を建てましたが…

 

紀和(きわ)


智代たちの両親が、免許返納前最後の車&船旅でサックス奏者女性と出会い…

 

登美子(とみこ)サトミの姉


健康ですが、2人の娘は遠ざかり認知症の妹(サトミ)に寄り添うも、意外としっかり認識しているサトミで…


どこまでが家族?

最後の終わり方、サトミは本当は分かっているんじゃないかなぁ?と感じます。


距離を取ってきた親にも老いをとると近づかなければならないという現実と年老いた親といることでアルコールを摂取して現実逃避してしまう現実。 

 

誰しも自分の生活が大切です。

 

心も体もそして経済的にも余裕がないと誰のお世話もできません。

 

軋轢や葛藤を交えながらそれでも両親と関わろうとする娘たち…

 

みんな誰かの子でありそのうち誰かの親になって…そのバランスが難しい。

 

老いた親はそれでもいつまでも親のつもりでいるのです。

 

もし認知症になったら、自分はどの時代の自分になるんだろう…


出来る事なら、誰にも迷惑かけずにポックリいきたい…

 

年を重ねて良いことも沢山あるかもしれないけど、生きていくのはやっぱり大変だと思いました。

 

 

 




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