
関西弁を使ったおすすめの絵本第7回目です。
関西弁を使って絵本は、たくさんありそうで、どれを読んだら分からない。
なさそうで、結構あります。
ご紹介した絵本の中から、お気に入りの一冊を見つけてください。
てんまのとらやん
なかがわけんぞう/関屋敏隆 遊タイム出版
ウナギやのとらやんという怠け者がいろんな出来事に巻き込まれていきます。
とらやんの言葉はもちろん関西弁。
天満橋や淀川、守口と関西ではなじみのある地名がたくさんでてきます。
ちょっぴり古い大阪弁で読みやすいです。
ジージジジ
いのぐちまお/作・絵
ジージジジ、じゃまするで~
電車の中に関西弁を話すセミが舞い込んできます。
車内で鳴かれるとうるさいですが、絵本で読むと、また違った感じで面白い。
虫たちの主張に目を向けてみると、相手の立場になって考えることができます。
しんぱいせんせい
北川チハル/大野八生 佼成出版社
たつやの担任の先生は、新米教師のしんぺい先生。
「大丈夫かいなあ」が口癖の、大の心配性。
たつやは密かに「しんぱいせんせい」と名付けた。
しゃべらないたつやを、いつも先生は心配そうに見守る。
その視線を、たつやは息苦しく感じていた。
そんなある日、遠足で訪れた動物園で、しんぱい先生の大失敗が元になって、たつやの心が大きく動いた……。
先生、そんなに心配ばかりしないでええんやで。「大丈夫かいなあ」は、もういらん――。
新1年生と新米教師が互いに
成長する姿を爽やかに描きます。新学期、遠足シーズンに最適な一冊。
心配性な性格は変えにくい。
それでも、大切に思うから余計に心配してしまう。
イランこと言うてしまったり、必要以上に気をもんでしまったり…
それがかえってうっとーしくなって…
人間というのは、難しい生き物です。
れいぞうこのなつやすみ
村上しいこ/長谷川義史 PHP研究所
夏のある日曜日、れいぞうこが壊れてしまった。お父ちゃんはれいぞうこのビールが冷えていないと大騒ぎ。ぼくが駆けつけると、アイスは溶けてアイス汁に変わっていた。れいぞうこに変なものを入れたからだとお父ちゃんとお母ちゃんが言い争ってる。お父ちゃんが、れいぞうこを点検していると、突然れいぞうこに目と鼻と口ができて、しゃべりだした。そして夏休みをもらってプールに行きたいと言い出したから驚いた。ぼくとお父ちゃんとお母ちゃんは、仕方なくプールに連れて行くことにした。しかも、水着まで着たいというから、世話がかかる。
ようやくプールに着いたけど、実はぼく泳げない。プールにはいじめっこが来ていて、ぼくはプールに落とされた。れいぞうこに助けを求めても、れいぞうこはいじめっこを追いかけてばかり。そして、れいぞうこは何と、いじめっこを食べてしまった!
関西弁の小気味よい文章と大胆で愉快なイラストが笑える幼年童話。
「うひゃひゃひゃ。あひゃひゃひゃ。ちょっとさわらんといて。くすぐったい」
関西弁を話すれいぞうこ。
そんなれいぞうこが、おやすみが欲しいと主張しだすおはなし。
じごくごくらくこころノート
くら田たまえ/川口良仁 風濤社
「地獄堂」「ほとけのくに」がある大阪のお寺の住職が、子どもたちに地獄・極楽の教えをやさしく説き明かす『こころノート』
私の人生を振り返ると、これといって大したこともなく、思い返せば自分のことばかりの生き方でした。
自分のことばかりではなく、人への思いやりが大切なことが何よりも大切です。
人間だから間違いもありますが、過去は変わりません。
終わった事は仕方がありません。
悩むよりも、今からの心の持ちようで、人間の行いは変わります。
巻末の「天国度・地獄度チェック」表を私の戒めとして心にとめて。
お寺さんが監修した本らしく、大人にも、子どもにも、読んで心にとどまるものがあります。