
「はらぺこあおむし」は絵本作家エリック・カールの作品で世界的ベストセラー。
あのあおむしくんの食欲を見てびっくりする子供たちの顔を今でも鮮明に思い出します。
【はらぺこあおむし】あらすじ
日曜日の朝、生まれたちっぽけなあおむしは、おながぺっこぺこ。月曜日にはりんごをひとつ、火曜日にはなしをふたつ……たくさんたくさん食べて、ふとっちょになったあおむし。さなぎになって、最後はうつくしいちょうちょに! 穴あきのしかけをこらし、数や曜日の認識もとりいれた、世界的なベストセラー絵本。
【はらぺこあおむし】作者 エリック・カール
アメリカのニューヨーク州に生まれ、ドイツで育つ。シュトゥットガルト美術大学を卒業後、アメリカに戻り、グラフィック・デザイナーとなる。1968年に出版した絵本『1、2、3どうぶつえんへ』がボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞を受賞。以降、絵本作家として活躍。世界的なベストセラー『はらぺこあおむし』をはじめ、『パパ、お月さまとって!』『だんまりこおろぎ』『たんじょうびのふしぎなてがみ』『できるかな? あたまからつまさきまで』など作品多数。2002年、マサチューセッツ州に〈エリック・カール絵本美術館〉を開館。2021年逝去。
【はらぺこあおむし】 あらすじとネタバレ感想
ある暖かい日曜日の朝、卵から生まれたちっちゃいあおむしくんはとってもおながが空いていて腹ペコでした。
食べ物を探しにでかけたあおむしくんは、月曜日にりんごを1つ、火曜日に梨を2つ、水曜日にすももを3つ、木曜日にはいちごを4つ、金曜日にはオレンジを5つ食べ続けます。
そして土曜日にはなんと、チョコレートケーキとアイスクリームとピクルスとチーズとサラミとぺろぺろキャンディーとサクランボパイとソーセジとカップケーキとスイカを食べてとうとうお腹を壊してしまいます。
けれども、緑の葉っぱ(野菜)を食べてお腹が治って元気になります。
たくさんの食べ物を食べたあおむしくんは、すっかりふとっちょになってそしてさなぎになって何日も眠ります。
そうしてあおむしくんは美しい蝶へと変身するのでした。
小さかったあおむしくんが大きくなって、最後は美しい蝶になるまでをたくさんの色彩で描かれ、小さな穴の仕掛けで子どもが指を使って遊べるようにも工夫がされてます。
この穴の大きさが絶妙な大きさです。
私は何度この本を読んだ事でしょう。
この有名な「はらぺこあおむし」の色はとても綺麗な色をしています。
何故、このような色になったのか?
それは、作者エリック・カールの生い立ちをたどるとわかるのですが、私は情熱とエネルギーに満ちた色使いを生い立ちから知るなんて思いもしませんでした。
そして作者はただ色をつけただけでなく、色を重ねたり、引っかいたり色のかすれ具合を見ながら手を加え、絵本作りを楽しんでいます。
「はらぺこあおむし」のすごい所は、1年や1日といった時間が分かるようになっているところです。
また食に関しても、食べすぎるとお腹を壊すということ、野菜もしっかり食べないとだめなんだよっと分かる様にもなっています。
この1冊の本には、時間の流れや昼と夜、曜日の感覚に数そして、食べる事の大切さ。
さらには、物事の変化…
ありとあらゆる内容が詰め込まれているのです。
世の中のものは、全部変わっていくもので、それは想像も出来ない変わり方をするものなんだよと教えてくれているのです。
すごくないですか?
ページの少ない絵本の中に、こんなにものたくさんの大切な事柄が描かれてるなんて。
何度も何度も読んだ「はらぺこあおむし」
何が起こるか分からないというのが世の中の真実。
だから人間が出来る事は、「目の前で起きたことに対応するだけなんだ」という大切な事を「はらぺこあおむし」を読んで育った子供は少なからず、感じ取っているはずなのです。
「はらぺこあおむし」深すぎる!!
子供たちには、幼いころ読んで貰った記憶と自身で読んだ記憶に加えて今よりも、もっと教養を深めていってくれるのだと信じています。