以下の内容はhttps://jibunnnoikikata.hatenablog.com/entry/hakajimairapusodhiより取得しました。


【墓じまいラプソディ】あらすじとネタバレ感想 垣谷美雨

【PR】このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。

お墓にまで身内と一緒に入らなあかんの?

死んでまで嫌じゃない?

そんなお墓にまつわるお話。

 

 

【墓じまいラプソディ】あらすじ 

「夫の墓には死んでも入りたくない」義母の遺言から始まった墓問題。それは親類や子供たちを巻き込み、墓の必要性などを考えるきっかけになっていく。「遺骨は燃えるゴミで」と言いたくなるほど面倒な、明日は我が身の墓騒動小説。

朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:墓じまいラプソディ

 

「絶対にお父さんと同じお墓には入りたくない」

 

四十九日を目の前にして、突然明らかになった姑の遺言。

いきなりの真実に驚く義父と亡き母の希望を叶えたい義姉。

騒動の行方が気になる五月でしたが、自分の娘たちも面倒な問題を抱えているよう。

いったい何がいけないの?どうすればいいの?

 

誰もが主人公なお話です。

 

【墓じまいラプソディ】登場人物

松尾家

松尾壱郎

五月の義父。

姉1人弟2人妹2人がいる。89歳。

(故)松尾喜子

先祖代々の墓を毛嫌いしていたことが発覚。

「夫とは絶対に同じ墓にいれないで欲しい」という遺言があった。

松尾慎二

五月の夫。

 

松尾さつき

牧葉と詩穂の母。

親戚中から常識知らずと思われている61歳。

 

松尾牧葉

結婚後の苗字を巡り、恋人と別れて9年。38歳。

 

松尾詩穂

自称フェミニストの婚約者に疑問を抱き始める。32歳。

 

竹村光代(旧姓松尾)

壱郎の長女

母の希望した樹木葬の実現に奔走する63歳。

息子が2人いる。

 

門倉秋彦(旧姓松尾)

壱郎の長男。

婿養子となり、年上の美女との結婚生活を謳歌する65歳。

妻はナナ。

 

中林家

中林悟

詩穂の婚約者。37歳。

中林順子

悟の母

中林雄二/三七緒

悟の叔父/叔母

 

【墓じまいラプソディ】ネタバレ感想

あ~おもしろかった。

 

リアルタイムで友人とお墓について話していた際に偶然図書館で見つけた本。

 

またまた一気に読んでしまいました。

 

友人との話は、お盆の頃になると「墓じまい」のことを思い出す70代の知人の話。

 

過去15年間に同居していた両親、夫を見送り、2人の娘も結婚し一人暮らで、彼女が暮らす家の近くにはお墓があり、時間をみては1人で掃除をするものの、これからさらに年を取っていく事を考えると、いつまで続けられるか分からない。

 

結婚した娘たちには、金銭的負担もあり、墓守を頼むつもりもない。

 

お寺には毎年いくらかのお布施をおさめているものの、今後もずっと続く事を考えると馬鹿にならない金額で、墓じまいした後のこと、まとまった費用をどうするか、今まで考えもしなかった問題を元気なうちに考えておきたいという内容でした。

 

しきたりって何?夫婦別姓がダメな理由?

 

そんな今まさに問題になっている問題が盛りだくさんでした。

 

セリフも交えた感想です。

 

義母が亡くなり、その義母が夫をはじめ松尾家を毛嫌いしていた事がわかります。

その事に対して嫁の五月は思うのでした。

 

私はショックを受けていたのだ。

だってあれほど完璧な良妻賢母に見えた姑が、実は舅の事大嫌いだったってことだよね。何十年も恨みを溜めて生きてきたってことだよね。

人間というものは、どうしてこうも言いたいことを何ひとつ言えずに我慢して生きているのだろう。姑の心中を察すると、胸が締め付けられるようだった。

 

亡くなった義母を偲ぶ五月のセリフです。

 

家族だから言いたい事が言えなかったのかもしれません。

 

人間は感情を持つ生き物です。

 

他人が思うほど単純なものではないのだとつくづく思いました。

 

結婚後、男性側の苗字になる事を真剣に話せば話すほどその場を茶化して終わらせようとする婚約者に対し違和感を覚える詩穂。

 

女性である私は、夫の苗字になる事に対し違和感はありませんでしたが、個人情報という点から考えると、ちょっとした出来事で気になる所はありました。

 

「墓を継ぐ」「長男が苗字を継ぐ」こういったセリフは私の周りで耳にしたことがあります。

 

以前90歳になる親戚がそういった言葉を口にしていた時、母が「そんな名前を残すようなもんかなぁ」と言っていた事を思い出しました。

 

この本の男性たちも似たような考え方で、誰かが掃除をしたりお金やお世話をしている事に対して感謝の1つもせず、見て見ぬふりをし、見栄ばっかりであたかも自分の考えは正しいんだと言わんばかりの言いぐさで読んでいてムカつきました。

 

結婚に対する考え方も、○○家と結婚するのではなく、本人同士という所が見えないので、いざ結婚となると、「つまらない」と感じている事1つに対しても相手の本音が見えて不信感が芽生えてしまうのだろうなぁと感じました。

 

結婚は2人だけの問題じゃないと思うんだよね

 

心の中でこう思っているけれどそれを言いだせない婚約者。

 

いったい結婚というのは何なんだろう。

 

夫婦別姓についても日本ではまだズルズルと答えが出ていません。

 

少子化と呼ばれる背景にはこういった部分が根強くあるからなのではないでしょうか。

 

今でも女性に対する考え方に世代の差があるように感じます。

そういった考えを持っていると、子どもはおろか結婚もままならないのだと思います。

 

物語の主人公五月はバツイチで連れ子がいましたが、今の夫と結婚し今は幸せに暮らしています。

 

親や親戚の意向なんて無視しなさい。

あなたたち2人が納得することが最も大切なことなんだから。

 

本音で語る五月。

 

それとは反対に、悟の親のように演技する方がよっぽど怖いと思いました。

 

五月は若い頃苦労した分、考え方はシビアですがそれがとても痛快でした。

 

だらだらと話をする間に和やかな空気になり、そのうち互いに譲り合って決まるのが、最も懸命なやり方だというのが父の持論だった。

(中略)

見かけ上は全会一致の形にしたいのだ。長い時間を経て、みんなが話し合いに疲れ果てたころ、時間切でどうしてもきめなくてはならないからという理由で、ことを決する。勝者も敗者も作らず、渋々であっても全員が同意したという形をとる。そうすれば失敗しても誰も責任を負わなくて済む。それが小さな集落で上手く暮らしていく知恵なのだろう。

 

日本の田舎ではまだまだこういった事が多いのだと思います。

 

物語の終盤、五月の娘が年下の男性と結婚すると挨拶に訪れます。

 

その男性のセリフ。

 

伯父が言うんです。自分たちは祖父の世代とは違って女性を差別していない。

 

たまには皿も洗うし、子育ても少しは手伝ったし、洗濯だってするんだって。だけど、苗字だけは往生際悪く絶対に変えようとはしません。

 

普段は意識していなくても、心の奥底では女は男の添え物だ、人生の主人公は俺だっていう価値観が根強く生きていて、要は、祖父の時代と大きくは変わっていないんですよ。

 

古い考えの人間がいる限りルールを変えていくのは簡単な事ではありません。

 

お墓に対する考え方もその1つ。

 

人生100年時代と言われるようになった今お墓にかける費用よりも、今生きている自分たちの老後の生活。

 

お墓の在り方も変化していきます。

 

人それぞれ、好きなようにするのが一番いい。そう思います。

 

おい五月、昨日じゃなくて明日を見るんだ。

 

見栄でもなんでもない。

大切なのは故人を忘れることなく想い続けることなんだと思います。

 

若い頃早くに両親を亡くした五月の胸にも、両親と過ごした思い出がいっぱい詰まっているのでした。

 

 

jibunnnoikikata.hatenablog.com

 

jibunnnoikikata.hatenablog.com

 

jibunnnoikikata.hatenablog.com

 

 




以上の内容はhttps://jibunnnoikikata.hatenablog.com/entry/hakajimairapusodhiより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14