
幼なじみの50歳、独身同士が同じ団地で暮らすほのぼのとしたお話。
モットーは無理しない。
読んだ後、のんびり行こ~と気持ちが軽やかになります。
【団地のふたり】あらすじ
団地で生まれた幼なじみのノエチと奈津子。
結婚したり羽振り良く仕事したり、若い頃は色々あったけれど、わけあって昭和な団地に戻ってきた。
小さな恥も誇りも、本気だった初恋のゆくえもお互いよく知っているから、今さらなにかを取り繕う必要もない。
一緒にご飯を食べてバカなことを言い合いながら、日々へこんだ心をぷーぷー膨らませている。古くなった団地では、50代でも十分若手。
子どもの頃から知っているおじちゃん・おばちゃんの家の網戸を張り替えてあげたり、昭和な品をネットで売ってあげたり。
時代遅れの「ガラクタ」でも、どこかにいる誰かにとっては、きっと「宝物」。
運よく高値で売れたら、その日のご飯はちょっとだけ贅沢にする。
一方、新たに越してくる住人たちもそれぞれにワケありで。
助け合いながら、変わらないようで変わっていくコミュニティがそこにある。まったり、さらり、時々ほろり。
幸せってなんだろう。
今日もなんとか生きていく。
【団地のふたり】登場人物
桜井奈津子(さくらいなつこ)なっちゃん
50歳。
若い頃は、イラストレーターとして働いてバリバリ働いていましたが、現在は、不用品をネットフリマで処分したり、依頼があれば、軽くイラストを描いて収入を得る生活をしています。
フリマで得た収入で、普段よりちょっとだけ良い物をノエチと食べるのが好き。
夢は好きな時間に好きな物を提供できる自分のカフェを持つこと。
太田野枝(おおたのえ)のえち
50歳。
頭が良くておおざっぱ。
大学で非常勤講師の掛け持ちをしている。
週2~5回の頻度でなっちゃん家で過ごす時もあります。
【団地のふたり】本の感想
一度は結婚したり、事実婚だったりしたものの、結局別れて地元の団地へと戻ってきたなっちゃんとノエチ。
古びた団地でも、なっちゃんとノエチの生活を見ていると、ほのぼのして全く気にならない所が素敵。
読みながら、ちびまる子ちゃんのまるちゃんとたまちゃんの将来をみている感じでした。
群ようこさんのれんげ荘物語のように、のんびりやっていこうよ。と毎日をのんびり、だけど食べるものは良い物を食べてシンプルに暮らす感じも思い浮かびました。
jibunnnoikikata.hatenablog.com
少ない収入だけど、なんとかやっていける暮らし。
それもギスギスしてなくて、読んでいる自分でも(これだとわたしもやっていけるな)といった感じを思わせるところが、またいいなぁ。
フリマで売れた時は、ウナギを食べたり、たまに行く駅前の喫茶店(まつ)のモーニングのホットケーキを食べたり。
そのゆるさがたまらなく好きかも!?
ノエチとケンカするところも、なにが原因なのか本人にはよくわかっていない所も、(幸せだな)と思うのでした。
多くの人が思う(あるある)エピソードがたくさん集まっていて、読んだ後(あっもう終わり続きが読みたい!!)そう思う本でした。
そしたら【また団地のふたり】がある事が分かって現在図書館にて予約待ち。
既に7人予約されている方がおられるそうです。(まだまだだな…)
NHKで放映されていた
ノエチを小泉今日子さん、
なっちゃんを小林聡美さんがそれぞれ演じているドラマも観てみたい。