
最近墓じまいや樹木葬など、終活といった話が多いです。
我が家も両親や自身の生前整理を少しずつ行っています。
今回は墓地使用許可証と墓地管理費について調べてみました。
永代供養という選択
昭和時代では、亡くなると長男が先祖代々のお墓に入ってその子孫がお墓を受け継ぐといったお墓についての考え方でした。
長男ではない場合、お墓は自分たちで何とかしないといけなかったので、墓地を個人で確保しておくという考えがあったようです。
父親も3男なのでお墓は自分たちでと言い聞かされていたようです。
そして私が生まれた後すぐに、「万が一の時困らないように」と墓地使用許可証を早々に購入していました。
ところが月日が経ちコロナが蔓延となり、時代と共にお墓のあり方も随分と変化していきました。
樹木葬、永代供養、墓じまい等。
最近ではよく耳にする言葉だと思います。
我が家でもお墓を建てるよりも、「永代供養で良いのでは?」といった考えかたへと変わっていきました。
そして今から約2年前、永代供養という選択をとりました。
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墓地は自身の土地ではない
そうすると、お墓が2つあるといった事になってしまいます。
当然墓地使用許可証は必要なくなります。
両親が返還の方法を電話で聞いたところ、返金がないとのこと。
両親は墓地を購入し、自身の土地で管理をお願いしているのに、返金がないとはどういうことか?と愚痴を言うばかり。
当時何十万といった金額で墓地使用権を購入しているので、返還の手続きが面倒なのか未練があるのか、結局約2年間、墓地管理費を払い続け返還をずるずると延ばしていたのでした。
けれども、このままだと両親は歳を取り、頭も身体もいつまで健康でいられるかわかりません。
管理費を払い続けることになるし、両親の気持ちが変わらないうちにと、今回ようやく重い腰をあげ、墓地使用許可証を返還することになったのです。
石碑を建てていない状態で土地のみを返還するにも費用がかかる
墓地使用許可証についてよく分かっていなかった私たちは、購入当初の金額を支払っていたので、返金があると思っていました。
ところが、いざ蓋を開けると、返金どころかお金を支払う事になったのです。
いったいどういうことなのでしょうか。
墓地使用許可証とは
市営墓地などの公営墓地で区画の使用者であるということを証明する書類。
納骨や墓碑建立などの手続きに必要になり、永代使用権を証明する権利書のようなものです。
お墓を建てる権利という意味で、決して自身の所有物ではないということです。
簡単にいうと土地を借りている、賃貸のマンションを借りる際の敷金のようなもの。
購入当時まだ若かった両親は、決して高くはない金額で墓地使用許可証という権利を購入したことで、自分たちの土地を購入した。という認識でいたのでした。
この部分の認識が異なっている事に注意が必要です。
墓地管理費とは
墓地の共有部分の清掃、水道代、備品や人件費など、墓地を快適な状態にするために必要な費用となっていて、利用者が毎年支払うお金です。
管理費の相場は公営で年間約2,000円~10,000円
民間で年間約5,000円~15,000円
寺院墓地は年間約10,000円~20,000円
管理費を払わないとどうなる?
督促がきて、最終的には使用権が失われます。
更地であっても、区画石を含めた修繕費用も含まれます。
返金はあるの?
管理会社にもよりますが、我が家の場合は該当しませんでしたが、土地使用許可証購入後3年以内の返還であれば、約10万円ほどの返金があるようでした。
購入当時の状態にして返還
結局、管理会社の方に問い合わせた所、購入当時の状態にし、墓地使用許可証と共に返還して終了ということでした。
購入当時の状態というのは、次に使用される方のため、区画石のヒビや万が一、土地を掘り起こした際に何か出てきた場合、処分しますといった誓約書を記入して欲しいといった内容でした。
我が家の場合は土地のみですが、経年劣化による区画石のヒビ割れがあったので、石材店の方にお願いし、約3万円~5万円という見積もりで補修して頂く事になり、土地も少し埋め綺麗な更地にしていただくので、誓約書は記入の必要はありません。といった内容でした。
修理は自身で行っても勿論良いですし、どんな方法で修理しても大丈夫です。
私は地元の石材店にお願いしました。
今回両親と共に、購入していた墓地の場所や修理の箇所を石材店の方と確認したのですが、知らなかった事など、色々と教えて頂き両親も納得したようでした。
今から約50年前墓地購入ブームで購入した墓地は、半世紀も経つと随分と変化しました。
将来の事を考え購入した墓地使用許可証は、今日まで何事もなく平穏に過ごせ、気持ちの上では安心の保険だったと思うと良かったのではと思っています。
そして、今回も子どもに迷惑をかけたくないといった両親の気持ちも汲み、彼らの本音は分かりませんが、納得いったと話してくれたので、良かったのではと思いました。
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