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二本のローズマリー

食卓兼ワークデスクのテーブルには、ラジオとペン立て、ブロックメモ、卓上カレンダー、その前には、昨日出した小さな石のお雛様。そしてその横にコップに挿したローズマリー。
ベランダにローズマリーの鉢植えがある。大して世話もしていないのにどんどん繁り紫色の小さな花が咲く。

鶏ハムを作るときに入れたらおいしかった。作り方は易しい。でも置いておく時間が長く、作りたいと食べたいが同時の人間には向かない料理だった。
それでもせっかくのハーブを何かに使いたいから、ある日お風呂に浮かべようと思った。
思いついたのは湯船にお湯が溜まったとき。お湯が冷めないうちにと焦り、明かりも持たずに暗いベランダに出た。それでうっかり蕾がある物を切ってきてしまったのでこうなったのである。
切り取った茎は2本。幸い一本は葉っぱだけだったので、予定通り湯船に浮かべられた。物足りないかもと、追加でローズマリーのエッセンシャルオイルを数滴。塩も少し投入した。
そんな思いつきのローズマリー風呂だったが、鼻に抜けるような良い香りに、自然と呼吸も深くなってとても良かった。
実はエッセンシャルオイルだけの時は、浸かっているうちに匂いが消えていく。しかし今回はお湯を落とすまで匂いが持続していた。
ただ、入れるのは一本で充分なことがわかり、なおさら蕾付きで切り落とした一本が不憫になった。
しかし、お風呂上がりにテーブルの上を見てみると、コップに挿したローズマリーは、お雛様のお供物のようになっており、これはこれで良かったのかもと思った。
硬くて小さい五つの蕾。コップの中でも咲くだろうか。




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