カットソーやブラウスといった上衣の裾を、ズボンにしまう能力が衰えている。
近年はフォーマルな場面に限らず裾を下衣に入れることがおしゃれとされていて、私も「今日は、しまう」と決めて出かけることがある。
しかし気がつくと裾が外に出ている。お手洗いに行った後、しまうのを忘れてしまうのだ。
それを、今まできちんとした服装を求められない仕事ばかりしてきたから、若い頃に裾をしまわないのが流行っていたから、だから仕方ないと思っていた。
しかし、よく考えると中学・高校と制服を着ていた頃は出来ていたのだ。体操服姿の時も裾を外に出すことは決して許されなかったので、きちんとしまっていた。
昔はちゃんと出来ていたのに今は出来ない。ということは、能力の衰えだろう。
いや、でも本当にそうだろうか。
体操服のことを思い出しながら「決して許されなかった」という言い回しが浮かんだ時の嫌な感じ。そうだ、その時は自分で選択して裾をしまっていたのではなく、しまえと言われていたからしまっていただけではないか。
結論。多分、今は裾をしまおうがしまわまいがどっちでもいいから、しまうのを忘れてしまうのだ。
意志の弱さが情けなくもあるけど、これは大人になり選択の自由を手にしていることの証だきっと。