この三連休の土・日と晩に皿うどんを食べた。
少し前から食べたいと思っていたのをようやく実現することが出来たのである。
きっかけは津村記久子さんの小説「つまらない住宅地のすべての家」を読んでいたら、登場人物のネグレクトを受けている小学生の女の子が、近所の人に皿うどんをふるまってもらって、これなら私でも作れるかもと思う場面があったことだ。それで、じゃあ私も作れるかもと思った。
しかし皿うどんって、おいしかっただろうか。
最後に食べたのは、もしかしたら中学の修学旅行が最後かもしれない。
長崎の本場の皿うどん。確か大きな食堂の黒い円卓で、クジで決めた特に仲良くない班の人たちと、もそもそと食べた記憶がある。
バス旅行で車酔いをしていたので、それどころじゃなかったのか、味の記憶がない。
多分、当時は、あまり皿うどんが好きではなかった。まず、子供のときは「あん」の価値というものがわかっていなかったと思う。
それが今は、「あんかけ」とつくメニューがあると、ひとまずチェックする。大人になるにつれ、あのとろみの価値が上がった。
そんな訳で、じりじりと皿うどんを食べる機会を窺っていた。
簡単と聞いていても、初めて作るメニューはどんな落とし穴があるかわからない。作るなら時間に余裕がある休日がいいと思っていたのだ。また、冷蔵庫の食材もちょうど大方片付いていてタイミングが良かった。
幸い一番近いスーパーが「皿うどん推し」で、常にエンド(棚の端に通路に面している目立つ売り場)に盛り盛りに陳列しているので、本を読み終わってしばらくしてからも忘れないでいられた。
そして作った皿うどんの感想
・やはり作り方が簡単
具は炒めないといけないが、麺の世話は一切しなくていいのが楽。お皿に置くだけ。
・麺がおいしい
麺だけ食べたいくらい好きな味。パリパリ食感もいい。しばらくすると「あん」にやられてへたってくるのがちょっと残念。今回細めの麺だったので、太めのにしたら食感がもう少し保つかもしれないと思った。近いうちに試してみたい。
・具の自由度が高い
比較的なんの野菜でも合いそう。焼きそばよりも包容力がある。旬の手に入りやすいもので作ればいいからハードルが低い。これぞ「あん」の懐の深さのなせる技か。
という訳で、気に入ったのでレギュラーメニューになりそう。次は太麺タイプにチャレンジだ。