今、パソコンに向かっているその視界の左上あたり。ガラス瓶に挿した枯れ枝がある。
昨年末、お正月用の花として買ったナントカ桜(名前を忘れた)の最終形態だ。
捨てようかと思ったが、枝だけの様子が気に入って、残すことに決めた。
元はお正月用の花として購入。休みの間は家にいる時間が長いので、そのお供とした。
実はその期間は、ほとんど蕾だったけど、部屋に花があるのは、やはり嬉しくて良いものだった。
休みが終わってから、どんどん咲いた。そして咲き尽くした後、葉っぱが出てきて‥‥
切り花なら花が咲いたら終わり。この展開はないので、ちょっと焦った。
もしや、このまま永遠に生きるのか?
それで、しばらくそのまま水換えをして様子を見たが、葉っぱの出方がまばらで、あまり見た目が良くなかったのと、枝の水に浸かっている部分が腐ってきていたので、心を鬼にして処分することにした。
問題は捨て方である。
大きいから切らないといけない。でもうちには花切り鋏的なものが無いのだ。
糸鋸で切ろうかとも考えたが、面倒くさいのと、生きているものをジワジワ切るのが嫌でやめた。
悩んだ末、ベランダに放置して水分を飛ばすことにした。(ある意味一番残酷)カラカラになれば、手で折れるかもしれない。
そして洗濯機横のスペースに立てかけること二ヶ月あまり。
洗濯するたび、「ああ、あるな‥」と思いつつ、まあまあ長い間、見ないふりをしてしまった。
ある日、ようやく片付けようと手に取ったら、変色した葉っぱが、ポロポロと落ちた。
見ると、落ち葉が地面にかなり溜まっている。隣戸との境界にも迫る勢い。(蹴破れる壁の下が空いている)慌てて掃除した。
改めて再び枝を取り、おもむろに残っている枯葉をむしった時、「あれ」と思った。なんかいい感じでは?
すぐさま部屋の隅に置いたままのガラス瓶に、イン!
うん、家に馴染んでいる。花がある時より‥‥