先日「CESのLenovoブースでNECのLaVie Zの実機をチェックした」と言う記事でレノボが、NEC開発のLaVie Zの後継機種を参考出品したことをお伝えしたかと思う。

こうした製品はCES会場内のレノボのプライベートブースにある一角で展示されていた。ブース内にはほかにも累計出荷1億台を突破したThinkPadや新しいスタイルでノートPCの進化を示ししたYoga、Windows & Androidタブレット、スマートフォン、スマートウォッチといったレノボの最新製品が多数展示されていた。

さらにNEC開発の次期LaVie Z以外の製品もあった。そこでCESのレノボブースで見かけた注目の製品を紹介しよう。



NECがLaVie Z以外に展示していたのがデスクトップ代わりに使われる大柄なノートパソコンと、液晶一体型のオールインワン型デスクトップのいいところ取りしたような製品だ。もちろん日本でまだ発表されていない。

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仮と思われる名称には「LaVie 15」と書かれていた。液晶はタッチパネル対応の15.6型を採用。製品にはFristaというステッカーが貼られている。Fristaはノルウェー語でフリースタイルという意味のようだが、液晶画面の角度を垂直の状態から90度まで調整可能で、フリーなスタイルで利用が可能。

一般的なオールインワン型よりも簡単に液晶画面の角度を変更でき、ノートパソコンよりも設置面積を食わない。キーボードは本体下部に完全に収納が可能で光学ドライブも搭載。大型のノートパソコンを買うくらいなら、こちらを使ってほしいという新しい使い方の提案をする製品になりそうだ。

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レノボの2-in-1製品としては「YOGA 3」シリーズや、「FLEX 3」シリーズが要注目だ。すでに発売されている「YOGA 3 Pro」に比べると「YOGA 3」はより低価格な製品となり、さらに11型と14型が用意される。

そしてYOGAより低価格、最低299ドルから(日本では3万円台から)が期待されるのがFLEX 3だ。こちらは11型、14型、15型が用意されていた。

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タブレットではYOGA Tabletに「AnyPen」という機能を付けたWindows版YOGA Tablet 2を発表している。こちらは、通常のペンを含めて、様々な棒をタブレットのペンとして利用できる機能で専用のペンを利用することなく、タブレット操作にスタイラスペンを利用できる。

展示会場ではボールペンのような一般的なペンの他に、野菜のにんじんといった棒状の形状をしたモノを使い、画面にペンで入力できることをデモしていた。最近増えているペン入力対応デバイスは、専用のペンが必要だが、この機能を使えば、紙の延長上で画面にペン入力できるようになる。

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これ以外に、スマートフォンとしてはVIBEシリーズの新製品を発表。このスマートフォン用の周辺機器としてLEDライトとして利用できるSelfie Flashなどもあった。そして表示画面に電子インクを使ったスマートウォッチ「VIBE Band VB10」で、スマートフォン単体だけでなく、スマホの周辺機器類も含めてレノボ製品で固めることでさらに魅力を高めるという戦略を取るようだ。実際に日本に入ってくるのは、3か月から半年後と見られるが、それまでに日本市場にどういった製品が投入されているかも重要になる。今年もIT関連製品から目が離せない年になりそうだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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Lenovo
2014-08-09



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