NECがCore Mを搭載したノート「LaVie U」を発表した。11.6インチのワイド液晶を採用し、キーボード部分が取り外せるデタッチャブル型の2-in-1ノートだ。製品の外見や2-in-1の機構は、すでに販売済みのタブレット「LaVie Tab W」と似ている。LaVie UはノートPCでLaVie Tab Wは、Tabの文字が示すようにタブレットである。一見すると同じように見える両製品のコンセプトや機能の違いを見ていこう。



LaVie Uは、インテルの最新ブランドのCPUであるCore Mを搭載し、キーボードを取り外せる2-in-1の機構を持ったノートPCだ。先述したように、外見のスタイルやデタッチャブル機構は、すでに発売中のLaVie Tab Wと似ている。そして「LaVie」はNECのノートパソコンブランドで「LaVie Tab」タブレットブラントとなっている。

製品の売られ方を見てもノートとタブレットの区別がされている。LaVie UはノートPCなので、取り外せるキーボード部分とセットでの販売となる。そしてLaVie Tab Wのほうは、最小構成では本体のみでキーボードが付属していない(キーボードとのセットモデルもある)。

ちょっとややこしくなるが、LaVie Uはキーボードが取り外してタブレットにもなるノートPC。LaVie Tab Wは、オプションのキーボードと合わせて使うとノートPCのようにも使えるタブレットということになる。いうなればノートPCが進化していったのがLaVie Uで、タブレットが進化していったのがLaVie Tab W。そして奇しくも、行き着いた先は2-in-1のデタッチャブルで同じスタイルであったというわけだ。

両製品ともハードウェアキーボードや、キーボード部分に内蔵できるデジタイザーペンが持つ機能は同じになっている。本体とキーボード部分の脱着機構も同じだ。

唯一異なるのはパフォーマンスだ。LaVie Tab WはBayTrail-Tを搭載し、LaVie UはCore Mを搭載しているので、CPUのパワーが全然違う。その他の部分で大きく異なるのが、画面サイズと内蔵ストレージ容量でLaVie Tab Wは10.1インチで64GB、LaVie Uは11.6インチで128GBとなっている。OSもLaVie Tab WはWindows 8.1の32bit版だが、LaVie UはWindows 8.1の64bit版となっている。

上がLaVie U、下がLaVie Tab W 上がLaVie U、下がLaVie Tab W


共に持ち運んで使うといったことが可能だが、LaVie Uは日常の業務におけるアプリケーションを持ち歩き、出先でもバリバリ仕事が可能な人向け。LaVie Tab Wは、そうした重いアプリなどを動かす必要がなく、メールとOffice系アプリが動作すればいいといったライトな使い方をしたいという人向けと考えるといいだろう。自分に必要な機能をピックアップし、どちらが向いているかをしっかりと見極めてから購入することをおススメしたい。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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日本電気
2014-11-20

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