2013年、レノボはスタンドを内蔵するAndroidタブレットのYOGA TABLETを発売した。タブレットとして一般的な全体が薄くなった1枚板のようなデザインではなく、片側が丸いグリップとなっているデザインで、手で持ったときの安定度が高く、さたにこの部分にスタンドを内蔵しており、本体だけ机に立てて置くことが可能だ。バッテリーはタブレットで一般的な薄っぺらい板状のではなく、グリップ部に収まる円形の大容量バッテリーを搭載できるので、駆動時間も同等のタブレットに比べて長いという特徴を持っていた。この基本コンセプトを継承しさらに発展させた新シリーズが登場した。

レノボのYOGA製品は、『360度回転! 回転型ヒンジがより高度に進化したレノボの「Yoga 3 Pro」』で紹介した2-in-1パソコンのように様々なシーンで利用できることが売りだが、YOGA TABLETも手に持って使用したり、机において使用したりと様々なシーンで便利に使えるようになっている。

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新シリーズでは、スタンド部分が180度開くようになり、スタンドに開けられた穴を使い壁に掛けるようなこともできるようになっている。壁掛けテレビのように使えるのでレシピを見ながら料理をするといった具合、設置するスペースが無なくても壁に掛けることでタブレットを利用できるわけだ。細かなことだが、従来は単に開くだけだったスタンドも、特定の角度でしっかりと固定できるように改良され、自分の好みの角度に調整できるようになっており、さらに使い勝手が向上している。

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また、従来はAndroid版のみだったが、Windows版も提供され、画面サイズも3サイズが用意される。Androidは8インチと10.1インチでWindows版は8インチ、10.1インチ、13.3インチの3種類。2プラットフォームを合わせると計5モデルとなる。中でも13.3インチモデルは、2560×1440ドットという高解像度液晶を搭載し、丸グリップ部分にプロジェクターを内蔵している。このプロジェクターでプレゼン資料を投影しつつ、本体を操作することができるので、ビジネスユースにはもってこいの製品と言える。バッテリー駆動時間はモデルによっても異なるが、最も長時間駆動なのがAndroidモデルで18時間、それ以外のモデルは15時間駆動となる。15時間でも一般的なタブレットと比較しても長時間駆動だ。

CPUは全モデルインテルのAtom Z3745となりパフォーマンスも向上した。AndroidにWindows版の5つのラインアップになったことでYOGA TABLETシリーズは、より一層魅力が増したと言えるだろう。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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2014-11-14

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