11月12日にアップルのiPad Airと、iPad mini Retinaディスプレイモデルが正式に発売開始された。筆者は旧iPadシリーズを利用してきたが第4世代iPadの購入は見送った。

これまでの性能の進化を考えるとそろそろ買い換え時ということで今回は、サイズ以外で基本性能(CPUやメモリー等のスペック)は同じになった小型版のiPad mini Retinaモデルを選んでもいいかなと思い悩んだが、最終的には画面サイズが大きいという理由でiPad Airに決定した。

このiPad Airを使い始めてみて、メリットを肌で感じるのは、何より軽くなった重量だ。従来モデルよりも30%程度軽くなった重量は、あらゆる場面でその軽さを実感できるのだ。

■筆者のiPad履歴
筆者はiPadを第1世代、第3世代と使い続けてきた。第1世代に比べ、第2世代以降は厚みが薄くなり、第1世代の13.4mmから第3世代は9.4mmになった。薄くなったことは実感できたが重量は680gから652gで、体感的にはほとんど変わっていなかった。

今回のモデルでは重量は469gで約30%軽量化された。実機を持ってみると、軽くなったことは、体感でわかるほどだったが実際の利用時にどのくらい便利なのかはよくわからなかった。ところが購入してしばらく使用していると、軽量化によって、使い勝手がかなり向上したことがはっきりと実感できた。

バッグに入れていても今までより軽く感じるし、手に持ってしばらく使用していても、従来製品より疲れを感じることが少なくなったのである。もちろんかなり長い時間、片手で持っているとさすがに疲れてくるものの、両手ならあまり気にならなくなった。

当然ながらiPad mini Retinaディスプレイモデルの331gのほうが軽いので重量だけで選ぶならiPad miniだろう。
しかし、画面サイズが小さくなることで、コンテンツ表示の見やすさや各種操作性が犠牲になる部分もある。iPad Airの重量は持ち歩くのに十分軽くなり、使い勝手もより向上したので、重さだけでiPad miniを選ぼうとしている人は画面サイズによる各種アプリの使い勝手と、重量のバランスをみて再考を促したい。

iPad Airは厚みが7.4mmとなり、従来モデルより2mm薄くなった。この薄型化は個人的にはあまり恩恵を受けていない。従来は画面だけを保護するSmart Coverを利用していたが、筆者の使用方法ではマグネットによる取り付けでは外れてしまうことがよくあったので、今回はSmart Caseを選んでみた。



ポリウレタン製のSmart Coverの4,080円に対して、レザー製の9,400円という価格はどうかと思ったものの実物の質感はかなり高く、コストパフォーマンスは悪くないと感じた。

iPad AirのSmart Case(左)と第3世代iPadのSmart Cover(右)取り付け時での厚み比較


Smart Caseは裏側も保護するが、厚みがそれなりにあるため、ケースを使用していなかった第3世代と実使用時の厚みはほぼ同じになっている。保護ケースを付けてほぼ同じなら恩恵を受けていることになるが、ケースももう少し薄くして欲しかったと感じるのが正直なところだ。さらに使い続けてみて、また気が付いたことがあればお知らせしようと思う。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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