先日「スタンド内蔵のレノボ「Yoga Tablet」で利用できるマルチモードとは」で紹介したレノボのAndroidタブレット「Yoga Tablet」の最大の特徴はスタンドが本体に内蔵されていることだ。

通常のAndroidタブレットは、ケースやカバーなどを利用してスタンド的な機能にしていることが多いが、スタンド機能が内蔵されているおかげで、専用ケースを利用することなく、いつでもどこでもスタンド機能を利用できる。実際に利用してみると、このスタンドは特に動画視聴などが多い利用シーンでかなり便利だということがわかった。


■スタンド機能が生きてくる利用シーンが動画視聴
タブレットの利用目的は、Webブラウズやメール、動画鑑賞、電子書籍、ゲームなど、ユーザーごとに異なるが、スタンド機能が特に生きてくるのは動画視聴など実際に手に持つことなく置いて利用するケースだ。

たとえばリビングなどで何かの作業をしながら、テレビ番組などを横目で見るというようなケース。Yoga Tabletなら、テレビの設置場所にとらわれることなく、自分の好きな場所で、他のことをやりながらでも、気軽にインターネットなどの動画コンテンツを楽しめる。

パソコンを使いながら、パソコンのサブディスプレイ的にYoga Tabletの画面に動画を表示させたり、スマートフォンでメールやSNSなどをやりながら、動画を横目で見るというようなことが手軽にできる。もちろん、集中して動画を観賞する場合にも問題なく使える。

オプションの専用カバーなどを使ったタブレットでも同じことは可能だ。しかし、タブレットを屋外へ持ち出さないで自宅内だけで使う人も多いようで、そうなるとカバーを使う意味があまりない。この場合、タブレット単体にスタンドがついていればそれだけで十分なのだ。数千円もするスタンド機能付きカバーを買わずに済むというのも経済的だ。



これ以外にも、本機のスタンドは片側だけ丸く膨らんだデザインのため、家の中などで片手で持って移動させながら使う場合でも持ちやすい。すなわち落としにくいということにつながる。当然ながら、通常のAndroidタブレットでできるWebブラウズやメール、各種アプリの使用などでも十分だ。搭載するプロセッサーの能力はそれほど高くないものの一般ユースには十分な性能だ。

もちろんこのスタンドには「横置きはできるが縦置きができない」、「デザインを優先しているため、スタンドの回転が少々やりにくい」など全てにおいて優れているわけではない。

画面解像度は8インチ、10.1インチモデル共に1280×800ドットで、フルHD以上の最新のハイエンドモデルに比べると高精細なわけではないといった部分もある。ネット動画の視聴では特に不満はない画質だし、Dolby Digital Plusのステレオスピーカーの音質は、取り立てて高品質というわけではないが、こちらもネット動画の視聴では十分なクオリティだ。自宅で動画の視聴で机に置いての利用が多いと想定される人におすすめだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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スタンド内蔵のレノボ「Yoga Tablet」で利用できるマルチモードとは


Lenovo
2013-11-01


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