多くの来場者の前で、Galileoの国内展開を発表するインテル


インテルはQuark SoC X1000搭載を搭載したArduino互換のGalileoボードの国内発売を発表した。12月中旬発売で価格はオープンプライスだが、7,000円程度になる予定。

Galileo自体、10月に行われたMaker Fire RomeでインテルのCEOであるブライアン・クルザニッチ氏が発表したが、日本でもMaker Faire Tokyo 2013の会場において、来場したMakerに向けて詳細が発表された。



■比較的ハードの知識が少ない人でも開発可能
一般的に電子機器を製作する際、電子工学に関する幅広い知識・技術が必要になるが、Arduinoを利用すれば、比較的簡単に電子機器を製作できるようになる。Arduinoのハードウェアは一種のコンピューターで、これにLEDやモーターなどの各種機器を接続し、Arduino用に用意されている開発環境に簡単なプログラムを記述することで、各種機器を制御できるようになる。

Arduino自体はオープンソースのため、様々なハードウェアが提供されてるが、インテルもQuark SoCを使用したArduino互換ボードのGalileoや開発環境を提供する。

3日で作ったという猫を検知してレーザーを出すデジタル猫じゃらしシステムを展示


Maker Faireはオライリーの雑誌「Make:」から派生したイベントで、電子機器に限らず様々なDIYを発表し交流するお祭りだ。世界中で開催されており、東京でも基本的に年に1回開催されているが、年々規模を拡大している。
ここには、Arduinoなどを利用したDIY精神にあふれる人々、それに興味のある人が集まるが、Maker Faire Tokyo 2013ではインテルもスポンサーになり、この場でGalileoの国内展開を正式に発表した。

Galileoはx86ベースで、Atomよりも小型低消費電力の組込用Quark Soc X1000を搭載しているということもあり、一般的なArduino互換ボードに比べ機能が豊富だ。

Linuxが動作しているため、Webカメラを活用した応用などもできる。一般的なArduinoシールドが利用できるし、イーサーネット、mini-PCIeも搭載しているので、Wi-Fiなどの機能の追加も簡単にできる。従来のArduino互換ボードでは物足りなかった方などには注目の製品となっている。

このGalileoはスイッチサイエンス、ソフマップ、ドスパラ、ダイワボウ情報システム、Project White、ユニットコムで販売される予定だ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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