IT関連の話題を追いかけている人であれば、一度はTehu(てふ)氏の情報を見たことがあるだろう。Tehu(てふ)氏は2013年現在、名門中の名門私立灘高等学校在学中のクリエイターであり、「スーパーIT高校生」と呼ばれている。

Youtubeなどでは「TEDxYouth@Kyoto 2013」でのプレゼンが知られており、ITライフハックでも「iPad mini RetinaやiPhone 5Cの登場はあるのか! 午前0時よりアップル新製品発表会を日本語で詳しく解説」という形で、いままで紹介してきた。同氏の軽快な語り口で思わず引き込まれてしまう「Tehuのオールナイトニホン」は、一見の価値ありのオススメ番組だ。

そんなTehu氏が以前「決断力が人間を大きくする 世界一のプロゲーマーに学ぶ人生の転換テクニック」で紹介したDODAエンジニアITの「三年予測」というコーナーに登場。エンジニアたちへのメッセージを語っているので紹介しよう。

■プライドを捨て、天才中学生プログラマーへ
Tehu氏をネット検索してみると「天才灘高プログラマー」「天才中高生驚異のプレゼン」や「スーパーIT高校生」というキャッチで、同氏の記事が山のようにヒットする。現役高校生クリエイターの中ではズバ抜けて注されている人物なのである。

中学2年のときに独学で開発したiPhoneアプリ「健康計算機」が無料アプリでベスト3に入るという大ヒットを飛ばし、一躍天才中学生プログラマーとして名をはせた。そんな同氏が名門私立灘中学に合格したときは、点数は最下位だったというから驚きだ。

「合格はしましたが、僕の点数は最下位でした。それまでどこに行ってもトップの成績だったのに、最下位。僕の人生で最大の挫折でしたね。学校生活がうまくいかないことが事前に予告されたようなものですから」(Tehu氏)。

以降「俺は一番下だ」と自分に言い聞かせる。敬語を使い、わざと自虐的な態度もとってみた。そんなふうに始まった中学生活で「何かできることを見つけたい」という思いはあったという。

そこに「シンガポールの9歳の少年がiPhoneアプリを開発した」というニュース。このニュースに、当時中学1年のTehu氏は感化されたのだという。

「僕の魂に完全に火をつけましたね。僕、プライドはないけど負けず嫌いなんです。プライドがないのと負けず嫌いは、実は同じだと思っています。だって、9歳の子がアプリを作ったと聞いて自分もアプリを作ってみよう、なんてプライドないじゃないですか。できなかったら年下の彼に負けたことになるんだし」(Tehu氏)。

そこからプログラムの猛勉強を半年ほど独学で行い、性別、年齢、身長、体重などを入力するだけで、BMI、理想体重、推奨摂取カロリーが瞬時に表示されるアプリ「健康計算機」を公開。無料アプリランキングで堂々のランク入りを果たす。以降「天才中学生プログラマー」として一躍有名になった。


彼曰く「行動力のある人間はプライドなど持たない」が持論だ。「確かに、本当に行動力がある人間は、基本的にプライドがないと思ってます。何かをやる以上、絶対に誰かとコラボレーションしないといけない。変なプライドがあったら、人の助けなんて借りないでしょうから」(Tehu氏)。とても18歳とは思えない言葉の重さがある。そしてプライドにこだわらなければ、18歳の高校生からも人生哲学を学ぶことができる。そんなTehu氏の今後の活躍が楽しみだ。
DODAエンジニアITの「三年予測」


■「三年予測」って、なに?
「三年予測」とは、DODAエンジニアITが提供するWebコンテンツだ。様々な分野で活躍する「トップリーダー」と称される人にインタビューを行い、IT・Web系の企業に勤務している「エンジニア」へ向けたメッセージを発信している。

「トップリーダー」の人物像やご経験にスポットライトを当て、先の見えない昨今においてエンジニアとして魅力のある人物に成長していくためにはどうあるべきか、考え方や姿勢など、日々の業務を行うだけでは思いつかなかった発見・気付きを示唆するコンテンツとなっている。

同コンテンツを読んでもらうことで、より重宝される人材になるためのアクションを起こしてもらうことを目的としている。

スーパーIT現役高校生からエンジニアへのメッセージ
決断力が人間を大きくする 世界一のプロゲーマーに学ぶ人生の転換テクニック
タグ :
#三年予測
#Tehu
#DODA
#エンジニア
#IT