携帯キャリアのLTE(Long Term Evolution)の通信速度はドコモ、au、ソフトバンク共、2013年には100Mbpsを超える計画になっている。これに対してPCをダイレクトにネットに直結してくれるサービスの公衆無線LANは、5GHz帯が使えるサービスなら理論値で150Mbps~300Mbpsと高速化しており、そうしたエリアが今後も広がって行くと思われる。

公衆無線LAN同様、PCに機能を内蔵してどこでもインターネット接続が行えるWiMAXだが、現状では最大40Mbpsのサービスとなっており、各通信サービスよりも見劣りする部分があった。しかし昨日、日本でWiMAXサービスを展開しているUQコミュニケーションズが、最大165Mbpsと高速な次世代のWiMAX規格である「WiMAX 2+」(ワイマックス ツープラス)の採用を検討すると発表。

次世代WiMAXは最大165Mbps


同社はデータ通信量の増大に伴う周波数逼迫に対し、総務省に新たな20MHz幅の周波数割り当てを求めており、新サービスはその新規周波数帯域に導入する予定となっている。電波が無事に割り当てられて1日でも早くサービスが開始されるのを望みたいところだ。

個人的な話で申し訳ないが現在、筆者は外出時にNexus 7とノートPC、これにWiMAXのWiFiルーターを使って都内を動き回っている。渋谷、新宿、秋葉原といった場所では、WiMAXはまったく問題なくつながる。携帯はガラケーなので電話をしたらネット接続が切れてしまうということもない。

WiMAXの電波は、自室内まで届いてきているが自宅には元々光回線(フレッツ・光、100Mbps、VDSL、無線LAN)があったので、それも併用している。光回線もWiMAXも転送量を気にせずにガンガン使えるのがメリットだ。転送量が7GBを超えたら通信速度を128kbpsに制限なんてショボイ規制も存在しない。

現在、FTTH網はギガビットに置き換えられつつあるが自宅の光回線がギガビットに変更されるのは当面ないということなので、WiMAX 2+で最大165Mbpsになったとしたら、思い切って光回線をやめてしまうのもアリかなと思っている。

ニュースリリース
UQコミュニケーションズ

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