各地域でのWii Uの構成。価格は税抜


任天堂が年末に発売する据え置き型ゲーム機「Wii U」は日本だけでなく、北米とEUでも同時期に販売される。

本体の基本的な性能はどの地域でも同じだが、付属オプションなどが地域により異なる。これは過去の製品でも同じだったが、今回のWii Uではどうなっているのか確認しておこう。

■地域によって微妙に構成が異なる
前回も紹介したがWii Uは現行機種のWiiのコントローラーがそのまま使える。Wii U本体には新しい操作体験が得られるタッチ対応の液晶画面付きのゲームパッドが付属しているが、従来のコントローラーのWiiリモコンプラスなどは本体価格を下げるために付属していない。

日本で販売される本体にはWiiリモコンプラス含め、これを使うのに必須のセンサーバーも付属していない。一方、アメリカで販売されている本体にはすべてセンサーバーが付属している。

ヨーロッパで販売される本体にはベーシックパックを除きセンサーバーが付属している。また、日本以外のプレミアムセットにはニンテンドーランド(日本での価格は税別4,700円)というゲームソフトが付属している。

■海外では値上げ
日本では25,000円からなので、価格は据え置きとなったが、海外では価格が高くなっている。例えば北米では、2006年11月にWiiが発売されたが、当時の価格は250ドルだった。イギリスでは179ポンドだった。今回は北米では約300ドルからとなり約50ドルアップ、イギリスでは約80ポンド高くなっている。

為替を見ると2012年9月現在、1ドル78円程度だが、2006年11月は1ドル117円程度で当時とは大きく異なる。
アメリカでの価格をそれぞれの発売時点の為替で変換すると、Wiiは29,250円(250ドル)、Wii Uは23,400円(300ドル)で日本人的にはお買い得のようにもみえるが、各国での物価は日本同様に当時とほぼ同じなので、現地では実質値上げだ。

価格の安いWii Uベーシックセットにはゲームソフトが付属していない。Wiiは日本以外の地域でWii Sportsが付属していたため、これを考慮するとWiiからの値上げ感はかなり高いと感じるユーザーが出てきてもおかしくない。以前より高くなったWii U、海外での離陸がうまく行くかは不透明だ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。

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