アスクは、システムのパフォーマンスを最大限引き出すことを目的にしたMSI製のマザーボードを「Z77 MPower」発売する。同社のマザーボードシリーズでは最上位に位置する。搭載するチップセットとフォームファクターは、最新のIvy Bridgeに対応したIntel Z77 Expressを搭載。フォームファクターはATXだ。

このマザーボードは、MSIが誇る高性能グラフィックスボードのフラッグシップブランド「Lightning」シリーズのDNAを受け継いでいるのが最大の特徴だ。何を隠そうメーカーが公式にオーバークロック対応を謳う数少ない製品でもある。通常、CPUのオーバークロック(OC)動作は“自己責任”なのだが、このマザーに関しては、一定条件を満たせばOCしてもOKとMSIが公式に認めているのである。

それもそのはず、このマザーはOCしても安定動作が可能なように、徹底的に品質にこだわって作られた“超品質”がウリになっているためだ。MSI独自の品質基準である「ミリタリークラスIII(5 Stars)」に準拠していたりと、オーバークロックに最適化されたマザーボードの設計になっている。さらに熱設計においては水冷やバラック状態など、エアフローがない状況も想定しているというのだから凄い。

空気の循環がない=排熱効果が期待できない“エアフローのない水冷環境下で24時間のオーバークロック稼働が可能”だという。この稼働条件を新基準「OC Certified」と名付け、それに対応した数少ないマザーボードになる。

ほかにも、CPUソケット周辺スペースを広めに確保しているので、水冷用のCPUクーラー用ヘッドユニット(いわゆる“枡”)を置きやすいレイアウトにもなっている。さらに電力効率と反応時間に優れる「ハイブリッド・デジタル・パワー」、すべてのファンをBIOS/Windows上から制御できる「トータル・ファン・コントロール」、BIOSクラッシュ時の復旧を可能とする「マルチBIOSII」、Deleteキーを押さずにBIOS画面を起動させられる「GO2BIOS」など、多数の独自機能を採用している。なおこれだけの品質、機能を備えながら、実売で2万円を切る価格と求めやすいのがうれしい。

◆製品情報
メーカー:MSI
製品名:MSI Z77 MPower
型番:Z77 MPower
発売時期:9月上旬
予想市場価格:1万9千8000円前後


MSI Z77 MPower
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