7月25日、Appleの最新OSとなる「OS X Mountain Lion」が正式公開。Mac App Storeからダウンロードによる販売が開始された。すでにアップグレードしたという人もいるだろう。今回のアップデートではiCloudとの統合、新アプリケーションである「メッセージ」、「通知センター」、システムのあらゆるところへ組み込まれた“共有機能”、Facebookとの統合、「音声入力」、「AirPlayミラーリング」、「Game Center」など、その新機能は200以上にも及ぶ。このMountain Lionへアップグレードするためは、LionまたはSnow Leopardのユーザーであることが最低条件になる。アップグレード価格は、何と1700円と破格なのもうれしい。


■Mountain Lionの主な新機能

・iCloudとの統合
メール、連絡先、カレンダー、メッセージ、リマインダー、メモを簡単にセットアップし、iWorkの書類を含むあらゆる情報やデータをお使いの全デバイスで最新の状態に保つことができる。

・まったく新しいメッセージアプリケーション
従来のiChatに代わってMacでもiMessageが利用できるようになった。iPhone、iPad、iPod touch、Macを使っているユーザーにメッセージが送れる。

・通知センター
各種通知の表示方法が一元化され、OS付属の各アプリケーション(メール、カレンダー、メッセージ、リマインダー)やシステムアップデート、さらには他社製アプリケーションからの通知や警告も簡単に確認できるようになった。

・システムを通して組み込まれた共有機能
アプリケーションを切り換えることなく、リンク、写真、動画、その他のファイルを簡単に共有できるほか、一度サインインするだけで、Facebook、Twitter、Flickr、Vimeoのような他社のサービスも利用できるようになっている。

・Facebookとの統合
写真、リンク、コメントを位置情報付きで直接、使っているアプリケーションから投稿できるほか、Facebookの友達を自動的に連絡先に追加できます。さらには通知センターから自分のFacebookへ投稿できます。

・音声入力
Apple製、他社製のアプリケーションを問わず、文字入力できる個所ならどこでも音声入力によりテキストを入力できるようになった。

・AirPlayミラーリング
Macの画面に表示されている全てを、最大1080pでセキュアにストリーミングし、Apple TVを介してHDテレビに簡単にワイヤレスで配信できる。また、音声をAirPlay対応のレシーバーやスピーカーに送ることも可能になった。

・Game Center
iOSデバイスで人気のソーシャルゲームネットワークがMacにも登場。Mac、iPhone、iPad、iPod touchを使っている友達の誰とでもライブ感あふれるマルチプレーヤーゲームが楽しめる。

・その他
インターネットからのソフトウェアダウンロードをより安全にする革新的な新機能の「Gatekeeper」、Macがスリープ中でも自動的にアプリケーションやシステムをアップデートする「Power Nap」、いっそう高速になったWebブラウザ「Safari」など。

■アップグレード可能な条件
Mountain Lionにアップグレードするには、LionまたはSnow Leopard(OS X v10.6.8以降)、2GBのメモリ、内蔵ストレージに8GBの空きスペースが必要。OS X Serverの利用にはMountain Lionが必要でOS X ServerはMac App Storeから1,700円で提供が開始される。2012年6月11日以降にAppleまたはMac製品取扱店から対象となる新品のMacを購入したすべてのユーザーは、Mac App Storeを通じて、OS X Mountain Lion Up-to-Dateアップグレードが無償で提供される。

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