タブレット型端末導入状況


ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社(通称:GfK Japan)は7月11日、国内企業約1800社のIT関連業務従事者に実施したアンケート調査より、企業のタブレット型端末の利用状況を発表した。

その調査結果の一部を紹介すると、タブレット型端末を「導入済み」とする企業の割合は19%に上昇。「導入予定・検討」としている企業は33%。タブレット型端末「導入済み」企業のうち、約6割は、一部試験的導入となっている。タブレット型端末「導入済み」企業における最多導入理由は「ペーパーレス化によるコスト削減」であるそうだ。

■タブレット端末導入率が上昇、導入予定/検討中も増加し、普及拡大の見込み

2012年4月に実施したタブレット型端末導入調査では「導入している」と回答した企業の割合は19%を占め、前回調査(2011年10月(を7%ポイント上回った。また、「導入を予定/検討している」の割合は、前回調査から6%ポイント上昇し33%となった(図1)。

 業種別にみると「建設業」「教育」では「導入している」が前回調査から10%ポイント以上上昇し、導入の加速がうかがえた。また、「不動産業」「流通業」においては「導入している」が20%強、「導入を予定/検討している」も40%を超え、導入に積極的な姿勢が見られる結果となった。

■タブレット型端末導入済みの企業のうち、本格導入は33%

タブレット型端末の導入形態を見ると、導入済みの企業のうち「本格導入」の割合は全体の33%にとどまり、「一部試験的導入」が58%と約6割を占める(図2)。また、従業員規模が大きくなる程、本格導入の割合は低い結果となった。

タブレット端末の導入を予定/検討中の企業においては、74%が「一部試験的導入」と回答し、うち3分の2の企業が「特定の使用目的あり」としている。また本格導入にあたり、具体的な効果の測定や、移行期間の短縮などを考慮し、使用目的を持った試験的導入が進められていることがうかがえるそうだ。

タブレット型端末導入形態


■タブレット端末の導入理由に変化
タブレット端末導入済み企業に実施した「導入理由の調査」では、「ペーパーレス化によるコスト削減」が最も多い理由となった。それはタブレット端末の文書データビューアーとしての活用認知度の高まりうかがえた(図3)。また、「メールの送受信が場所を選ばず迅速に行える」や「Webの閲覧が場所を選ばずに迅速に行える」等、多くの項目において、導入理由ポイント数が前回調査から上昇した。企業におけるタブレット型端末の活用目的はより具体化していると考えられる。

タブレット型端末導入理由


以上、注目すべき調査結果を一部抜粋したが。今後もタブレット端末の導入が増加して行くことは間違いないだろう。同時にタブレット端末の市場も拡大していくと思われる。

■「2012年4月期スマートフォン・タブレット型端末に関する事業所モニタ調査」概要
■調査期間:2012年4月
■調査方法:インターネットリサーチ

■サンプル数:約1,800

※サンプルは、従業員規模別・業種別の
 各セグメントで均等割付を行っています。

■回答者:勤務先で情報システム部門に所属、またはITハードウェア・ソフトウェアの導入に関わっている方
■調査項目:スマートフォン・タブレット型端末導入状況、企業の情報化投資動向に関する事業所調査。


ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社

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