一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、企業や団体等の組織内におけるコンピュータソフトウェアの不正コピーを防止するため、ソフトウェア管理者養成講座の開催、ソフトウェア管理チェックセットの企業への送付など、「組織内不正コピー防止キャンペーン」を実施中だ。

ACCSでは、これまでも、ソフトウェア管理の普及・啓発活動を継続的に進めてきた。その結果、ソフトウェア管理の重要性について多くの組織において認識されるようになった。しかし、ACCSの不正コピー情報受付窓口には依然として企業や教育機関等における不正コピーに関する情報が寄せられている。

また、ACCS会員企業からの報告によると、2011年度にACCSの不正コピー情報受付窓口に寄せられた情報をもとに会員企業と不正コピーが発覚した企業との間で和解が成立した案件数は51件で、和解金の合計総額は約3億6400万円と、依然として組織内における不正コピーは完全に撲滅されていない。

そこで、組織内不正コピーの防止、ソフトウェア管理の普及を目的として、下記の通りキャンペーンを実施するに至った。

■キャンペーン内容
(1)ソフトウェア管理者養成講座の開催(7月27日に大阪で、10月30日に東京で開催)
違法コピーの防止のためには組織でソフトウェア管理の実施が不可欠だ。そのため、ソフトウェア管理の実施方法につき、ソフトウェア管理担当者を対象としたセミナーを東京、大阪の2カ所で開催する。

(2)ソフトウェア管理チェックセット(ダイレクトメール)を企業等に送付
企業においてソフトウェア管理が正しく実施できているかを確認できる資料を企業向けに送付する。

(3)ソフトウェア管理に関するセミナーへの講師派遣
企業、団体において、ソフトウェア管理の実施にセミナーを開催する場合に、当協会職員を講師として派遣する。

(4)ACCS不正コピー情報受付窓口の認知度を上げるためのWeb広告の実施
ACCSが設けている不正コピー情報受付窓口(http://www2.accsjp.or.jp/piracy/)の認知度を上げるため、Web広告の出稿を行う。

■キャンペーン期間
2012年7月1日~2013年3月31日

「組織内不正コピー防止キャンペーン」の実施について
一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)

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ソースネクスト(2012-06-22)
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