Kindleで書籍 スティーブ・ジョブズのPopuler Highlightsを表示


サービスにもよるが電子書籍のメリットの1つに、マルチデバイスで読めることがある。具体的には購入した電子書籍を専用の端末やパソコン、スマートフォンなど、多くのデバイスで読めることだ。

例えばいつでもどこでも読みたい書籍があった場合、紙の書籍なら常に持ち歩く必要があるが電子書籍ならそのサービスを使えるデバイスさえあれば書籍自体を持ち歩く必要がないのだ。

■読んでいる位置を自動同期
電子書籍は、複数の端末で読書ができるというメリットだけでなく、サービスによっては読んでいる位置(しおり)も共有できる。Amazon Kindleの場合、「Wispersync」と呼ばれる仕組みで、読んだ位置をインターネット経由で端末間で共有することが可能だ。つまり、朝にスマートフォンで読んだ書籍を、昼にPCを使って読み進め、PCでしおりを付けたら、帰宅後にタブレットで続きを読むといった芸当が可能になる。

■付箋などを共有できる
また、紙の本を読んでいるときに重要だと思った部分に付箋を貼ったり、蛍光ペンでチェックすることがあるが、こうしたことを共有することができる。Kindleでは「Popular Highlights」という機能がそれに該当し、同じタイトルの本を読んでいる人同士がどの部分を重要としているのかわかるようになっている。

■ブラウザだけでどこでも読める
AmazonはKindle Cloud Readerというサービスを始めており、Webブラウザさえあれば端末を持っていなくてもどこでも書籍を読める。この機能はオフラインでも使えるようになっており、書籍取得の際にネットが使えれば、その後はネットに接続されていなくても読み進めることができる。

■読書関連サービスにも注目すべし
電子書籍のサービスでは書籍が何冊読めるかなどの対応書籍数や価格も重要だが、書籍を”読む”機能がどの程度あって、どう機能しているかも注目すべきだろう。

今回紹介した機能は、Amazon Kindleで利用できるサービスだ。Kindleは2007年にサービスが始まった古参サービスだが、すべてのサービスが開始直後から始まったわけでは無い。また今まで行ってきたサービスの拡張がこれで終わったわけでも無いだろう。現時点ではAmazon Kindleのサービスが最も進んでいるがKindleのサービスをさらに充実させるためにも今後、他社のサービスもより充実してくることに期待したい。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。


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