現代はノートPC全盛時代だが、パソコンの楽しさや醍醐味はパーツを自分で選び組み立てる「自作パソコン」あるといってもいい。

自作パソコンは、プラモデルや工作感覚で、マザーボードと呼ばれるボードにプロセッサー(CPU)やメモリ、グラフィックスカード、HDDなどのパーツを接続して好きなPCケースに納めて組み立てることが楽しいわけだが、その中でも、最大の醍醐味といえば、やはりオーバークロックだろう。

前人未踏の爆速PC」でも紹介しているとおり、オーバークロックの世界は、パソコンを痛めるリスクがあるため、メーカーの保証対象外となる。
つまり、自分で責任を持てない人はチャレンジできない、究極の大人の夢でもある。

一般にオーバークロックはCPUだけで行うと思われているが、ちゃんと安定動作させるには、メモリが非常に重要でもある。メモリは安価で売られている製品も多いが、オーバークロックにチャレンジするには、メモリ選びは大切など、オーバークロッカーのduck氏も指摘している。

今回、注目するのは、そんなオーバークロックに適したメモリモジュール、キングストンの「HyperX T1シリーズ」だ。

なぜ、「HyperX T1シリーズ」は、オーバークロックに強いのか。その秘密をさぐってみよう。

■パソコンを加速!HTXテクノロジーの秘密
パソコンをオーバークロックするときに、なぜ、メモリモジュールが重要になるのだろうか?

オーバークロックの程度や製品にも依存するが、安価なメモリーモジュールを使用した場合、オーバークロックした際の安定性が大きく変わってくる。規格が同じメモリーモジュールでもオーバークロックした際の負荷に耐える性能が違ってくる。

「メモリなんて、みんな同じだから、安い製品でいいや」は、オーバークロックには通用しないのである。じつは、オーバークロックしなくても値段による性能差はあったりするのだが・・・。

夏場によく「熱暴走」という言葉をネットやショップで見かけたことはないだろうか。
オーバークロックしたパソコンのCPUやメモリは、通常の動作時よりも発熱量が大きくなる。その熱をどのように逃がすかが、オーバークロック時の安定性に大きくかかわってくる。つまり、通常の使用時よりメモリの温度も急上昇するため、熱対策をしてないメモリでは「熱暴走」で正常に機能しないケースが発生するというわけだ。

CPUが熱に耐えられても、メモリが耐えられなければ、元も子もなくなるのだ。

「HyperX T1シリーズ」は、独自の熱交換テクノロジー「HyperX Thermal Xchange テクノロジー(HTXテクノロジー)」を採用した新しい大型ヒートスプレッダを備えている。

この大型ヒートスプレッダが、高速動作のためにオーバークロッキングで発生する過剰な熱を発散させるため、オーバークロック時でも安定した動作ができるのだ。

「HyperX T1シリーズ」は、HTXテクノロジーにより、従来の背の低いヒートスプレッダと比べ2倍以上の熱発散を可能にしている。オーバークロックしても安定して動作を維持する秘密は、このHTXテクノロジーにあったわけだ。

「HyperX T1シリーズ」製品情報
キングストン
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