330Mbpsを超える通信速度を達成したWiMAX2。平均でも300Mbps以上と高速だ
メールから始まって、iモードなどのインターネット接続、そして着メロや着うた、動画配信と情報量が拡大し続けてきた携帯電話のコンテンツだが、その拡大にあわせて通信速度も高速になってきた。すでに数十Mbpsという速度をサービスが登場しているが、UQコミュニケーションズは、330Mbpsを超える、光ファイバー回線並の速度を無線で実現するWiMAX2のデモンストレーションをCEATECの会場で行っていたのだ。
右が基地局で左が受信装置。受信機はチップ化すれば携帯端末サイズになるとのこと

WiMAX2特徴は、光ファイバーに匹敵するほどの超高速大容量通信、時速350kmでも高速通信が可能、WiMAX(802.16e)と互換性を持つためサービス開始当初から広いエリアで使えるなど。デモンストレーションは、帯域幅が40MHz TDD(WiMAXは10MHz TDD)、MIMOがダウンロードで4×4(WiMAXは2×2)でシステム最大速度が330Mbps程度となっていた。この回線を16チャンネル分のフルハイビジョン動画データに加え3D動画データを配信させ、高速伝送速度を見せるものだったのだ。全17チャンネルもの動画を見ていたが、そのどれもがストレスなく、スムーズに流れていて、WiMAX2の威力を感じさせるデモであった。
300Mbps以上の速度をデモできるように4台のモニターを設置

速度をモニタリングしているディスプレイを見ていると、平均でも300Mbps以上、最高速で330Mbps以上が確認できた。規格として標準化が完了するのが2010年末の予定で、2011年末にはWiMAXフォーラムでの機器認証が開始されるため、提供開始は2012年以降の予定だ。


UQ WiMAX

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