「足るを知る者は富む」
— 『老子』
Blessed:めぐまれている と感じるとき、
それは人生のなかで満ち足りていて、幸運や恩恵を実感している瞬間。
この感情は、他者との比較ではなく、自分の存在や環境、出会いなど
に対して心からの感謝が湧いてくるようなときに現れます。
意味と語源
「めぐまれている(恵まれている)」は、日本語の「恵む」から来ており、
自然や人から良いものを与えられることを意味します。
英語の「Blessed」も、「bless(祝福する)」の過去分詞で、
宗教的・精神的な意味合いを含むことが多い言葉。
両者には、「運命や他者からの好意で今がある」という共通の
ニュアンスがあります。
この感情が湧く状況
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家族や友人の支えを感じたとき
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自然の美しさや穏やかな時間に触れたとき
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健康であることに気づいたとき
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努力が実を結び、感謝の言葉をもらったとき
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ふとした瞬間に「こんなに良い環境にいる自分」に気づいたとき
「めぐまれている」という感情は、感謝と共に静かな幸福感
をもたらします。日常の中で意識しなければ見逃してしまうほど
繊細な感情かもしれませんが、実は人生を豊かにする重要な鍵ですね。
プルチックの感情の輪との相関
プルチックの感情の輪でいえば、「喜び(Joy)」の派生感情のひとつに
位置づけられます。特に「感謝(Gratitude)」や「愛情(Love)」に
近い感情であり、内面的な平和や穏やかさが伴います。
以前のブログで
北鎌倉浄智寺の「寶所在近」についてご紹介しました。
「あなたの寶(たから)はすでに近くにあるよ」という教え、
これも「恵まれている」を表していますね。
この感情を人生に活かすヒント
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毎日の終わりに「今日の恵み」を3つ書き出してみる(感謝ジャーナル)
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苦しいときこそ、小さな幸運に目を向ける習慣を持つ
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他人と比較するのではなく、自分自身の「十分さ」を見つめる
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恩恵を受けたと感じたときは、感謝の気持ちを言葉で伝える
先日ご一緒したある中小企業のトップの方は、
お会いしたころは「優秀な社員がいない・・・」と
言い続けていた方でした。
数か月間ご一緒しながらEQワークなども入るうち、
先日は「よくみたら、うちには個性的なおもしろい社員がいる」
と見方が変わっていたことが印象的です。
実は、ご家庭では奥様との関係性もよくなったとか。
何だか、イメージができます。
関係性が変わることで、成果につながるものです。
「めぐまれている」という感情には、心を落ち着かせ、
人生の土台をしっかり支えてくれる静かな力があります。
日々の中にある小さな恵みに気づくことで、心はより豊かになっていく。
暑い夏も、「感謝」の気持ちを忘れずに、進みたいものです。

皆さんの「恵まれている」はどんなことですか?