日系メーカーで実施を継続している
EQ(感情知性)xDirvesity&Inclusion(多様性)プログラムは5年目を
迎え、毎年多くの管理職の皆さんと現場課題に向き合っています。
毎回のセッション後には「プログラムフォローレター」を作成して
出しており、ちょうどセッション後の振り返りとセッション中にいただいた
質問回答するコーナーとなっています。
限られた時間の中では応えられなかった質問などにまとめてお応えすることで、
互いの現場課題を解決し、共有するのにとてもよい機会になっています。
今日はこのフォローレターの質問と回答の紹介です。
■このプログラムのお陰で、組織内に”個を生かす”雰囲気が固まってきています。
ですが、今度は多様性がありすぎて意見がまとまりません。
どうしたらよいでしょうか?
→いや、なんとも嬉しい変化ですね。
このプログラムをスタートした頃は、「意見がなかなか出てこない」
が悩みだったのですから。
多様性を推進して「個を生かす」ために3つのポイントを紹介しました。
①ビジョン(ありたい姿、目的)を明確にして共有する
組織が何を目指し、何を目的にしているのか、誰もが
「これ、何をしようとしている?」と聞かれたら答えられるように
頻度高く共有します。私はよく私自身が忘れないように、ミーティングの際に
何度も「何のためにこれをやっているか」を伝えるようにしています。
【その他の重要な視点】
・「ありたい姿」の共有といっても、会社の目指すことを知ることにとどまり
自分ゴトが難しいという声もよく聞きます。ぜひ「ありたい姿」が達成
された際のメリットを書きだすことをお勧めします。特に自分としての
メリットを書きだすことで自分ゴトとして捉えていくことができます。
②全員の意見を出す
メンバー全員が意見を出すことはとても重要です。もちろん異なる意見は
大賛成で受け入れ、とにかく感じていることを出してもらうようにします。
ここに時間がさけない、誰かをいないところで決めてしまうと納得性は
得られず信頼関係は継続しません。
【その他の重要な視点】
・全員が意見を出すには、言いたいことを言える環境をつくっておく必要
があります。心理的安全性の高い組織作りが必要です。
・意見を出すには、その前提に「意見をもつ」ことが重要です。まずは
一つひとつのテーマについて、それぞれ自分の意見をしっかりともつ
こと、そして意見を発信する訓練が段階的に必要な場合もあります。
③決め方を決めておく
多様な意見が出る組織であればあるからこそ、その中でどのように
意志決定するかは決めておくと健康的です。
私は異なる「決め方」を採用した違うチームで働いたことがあります。
一つは、皆がいいたい意見を出し、リーダーはどちらかといえば聞き役になり、
最終の意思決定はリーダーがする。
もう一方は、リーダーも意見出しからプロセスに一緒に入り、合意形成も
一緒になって決めていく。
どちらが正しかったということはなく、どちらもそのプロセスをチームが
理解していることで大きな混乱は記憶していません。
また、どちらか一方の「決め方」に固執するのではなく、
「今回の○○の件については、リーダー(私)が決めます」や、
「この案件については、皆で決めることが重要」として、テーマ毎に
意志決定の仕方をアナウンスする場合もあります。
【その他の重要な視点】
・「多様性を戦略として採用し、多様性を大事にする人が集まる組織である」
ことを理解し共感している人が集まっていることが前提です。
ある意味、「多様性が大事」という価値観の同質性が必要になります。
・「あえて違う意見」を求める必要もあります。合議で進めそうな時でも、
異なる意見を持っている人は言い出せない可能性もあるのです。
「異なる視点」をあえてリーダーから求め、意思決定に盛り込む、
最終判断の参考にする姿勢が必要です。
いかがでしょうか。
フォローレターで上記を返答したところ、プログラムの受講生(管理職)から
早速ビジョン、意見出し、決め方についてメンバーと話し、このようなことを
話すことでチームの結束が高まることを感じたと話がありました。
多様性がありすぎと感じるくらい、多様な意見は出ているということだと
思います。多様な意見を出せるという状態と、もう一歩進んで
多様な意見を成果(意思決定)に繋げるということには段階に違いが
ありそうですね。
これが進むと、「個を生かす」が「個を活かす」*になるのかもしれません。
過去記事:生かすと活かす ご参照ください→
今後も、フォローレターなどで紹介した現場ならではの質問、
どんどんご紹介していきます!

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