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2025年11月【3/3】北関東「明賀屋本館」泊 ボロさと秘湯感は紙一重?スープ入り焼きそばの美味さに唸る塩原温泉の旅。

こんにちは、しろいるかです
2025年11月、北関東の温泉に行きました。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】

高崎駅ぎょうざの満州 老神温泉東明館
宿泊:穴吹湯 東秀館

【二日目】

老神温泉街散策~吹割の滝~道の駅尾瀬かたしな~丸沼湖畔亭
宿泊:奥日光ゆの森

【三日目】

奥日光温泉街散策~日塩もみじライン
宿泊:明賀屋本館

【四日目】

塩原温泉街散策~こばや(スープ入り焼そば)~スパゲティ専科はらっぱ本店

この旅の初日の記事

 

日塩もみじラインの紅葉がすごい!

日光から那須方面へ。

高速を使って宇都宮を経由して向かう方法もありますが、紅葉の季節であれば、この日塩もみじラインを使うのがおすすめです。

紅葉シーズン以外はおそらくほぼ交通量はなさそうです。山頂付近のドライブインは閉業してしまっており、他には商店などは那須側までいかないと無いのでちょっとさみしいです。

けど、この景色を見て、通ってよかったと思えます!

 

一面の紅葉。ちょうど最盛期だったようです。

これはすごい

 

大きな駐車場は無いですが、山頂付近の廃業したドライブインの駐車場に停めることができ、多くの人が紅葉に魅入っていました。

 

明賀屋本館

那須側に出ると、そこはもう那須塩原温泉。今回泊まるのは温泉街から少し離れた場所にある明賀屋本館です。

こちらの周辺も紅葉が見事でした。

秘湯の風情ですが、実は温泉街まで車で5分の距離にあります。

外観は写真だとちょっと盛れてるかも…

 

木造ではないですが、かなり古い建物です。

 

ロビー付近には売店があります。昭和の時代に忘れ去られたようなものが色々売っていました。

 

こちらの旅館、言葉を選ばずに言えばちょっとボロいです。

温泉で有名な宿ですから宿泊客はちゃんといますし、そこそこ人気のある宿であるとは思うのですが…。

あと、漂う空気感がなんとなく暗いです。(照明のせいかも)

 

建物的に古いとかはまぁ仕方ないのですが、設備更新とメンテがあまり行き届いてない感じですね。

 

お部屋は二間あって広いです。メインの和室。

 

日が差し込むとなんだか安心する笑

もうひと間。こちらは大人数で泊まるときには活躍しそうですが、二人だと持て余してしまった。

ウォシュレット付きのトイレはお部屋に付いていました。

 

男女別の内湯

さて、明賀屋本館の温泉に関して言えば期待を裏切りません。

まずは男女別内湯。地階にあります。

 

シンプルに浴槽が2つ。熱湯と温湯になっていますが、どうやら源泉は微妙に違うようです。鉄分と塩分がかなり含有されており、緑~土色に濁ったいいお湯です。

もちろんドバドバとかけ流されていて鮮度も十分。塩原温泉街の宿では無色透明らしく、この素晴らしいお湯は明賀屋本館だけの独自源泉なのがポイントですね。

これはいいお湯だ…!

 

道中の怖さとロケーションが半端ない河岸露天風呂

ここからはメインイベントともいえる河岸露天風呂へ。

混浴と女性用に分かれており、混浴の方は朝の1時間だけ女性専用になります。

こちらは日帰り入浴を受け付けていないため、入浴するには宿泊するしかないんですね。

河岸露天風呂への道のりは、とにかく誇張抜きですごいです。

地階の扉を抜けて外に出ると、バックヤードのような場所に出ます。

 

ここから急な階段を下りていくのですが…

 

手始めに現れる景色がこれ。廃墟…?

ここまでだとふつう道間違えたと思うよね

 

廃墟を抜け、ギシギシした木製通路を進んでいきます。板が抜けそうでちょっと怖い。

 

さらに廃墟を抜けていきます。どうやら昔の自炊棟だったらしい。

 

昼間はなんとか大丈夫なのですが、夜が怖すぎる笑

 

河岸露天風呂は、自炊棟の地階に作られているような感じです。そのため、普通に建物の中を抜けていくんですね。

 

露天風呂の目の前を通る川はめっちゃ綺麗です。廃墟とのコントラストが凄い。

 

脱衣所の手前で、きちんと混浴と女性専用と分かれます。

こちらは混浴のほうの脱衣所からお風呂を眺めた景色。川の水が青い!肉眼でもこの色に見えます。透明度が高いのはもちろんですが、温泉成分が混じってそうです。

 

こちらが全景。手前に二つの浴槽(温度は同じ)と、奥に岩に囲まれた浴槽(ぬるめ)があります。

目の前には清流が静かに流れており、手すりもなにもない解放感が味わえます。

 

手すりどころか段差すらないです笑

湯舟に浸かって一気にあふれたお湯は、豪快に川に流れ込んで行きます。

 

泉質はとにかく素晴らしいです。内湯とたぶん同じかな?

緑色に濁ったお湯がこんこんとかけ流されています。ふちに付いた堆積物を見てもその濃厚さは一目瞭然。

 

目の前の青い川を眺めながら温泉に浸かる…。これほどのロケーションで、これほどの泉質のお湯が味わえる露天風呂はそうそうないです。

 

ちょっと火照ってきたら、こちらのぬる湯へ。交互浴も楽しめます。

これはめっちゃいいね。お湯も景色も最高

日帰りがおらず、ほぼ独占できて静かなのもいい…

 

ちなみに女性専用のお風呂とは扉一枚を隔てています。階段を降りて来る時にギシギシ音がしてわかるので、夫婦やカップルで来た場合、男性が混浴の方を確認して、誰も居なければ一緒に浸かり、誰か降りて来る音がしたら女性専用の方へ移動する…みたいな感じで、無理なく混浴を楽しむこともできそうです。

 

ちなみに女性専用の方は浴槽がひとつだけ。川を眺める分には良いのですが、問題は自炊棟の廃墟が背後に迫っていまして…混浴の方はうまく隠してあって気にならないのですが…。

また、これは混浴、女性用ともになのですが、廃墟は霊感的な怖さではなく、単純にいま地震が来たらどうなるんだろう…みたいな怖さがあり、これだけ素晴らしい景観、泉質なのに完全にリラックスして入ることができませんでした。。

古いとかボロい宿はよくあるけど、この露天風呂に関してはちょっとレベルが違う…

 

ふつうに美味しかった夕食

夕食は全員食事処でいただきます。太古館という別館へ。

本館は昭和中期ぐらい?のコンクリ造りの建物ですが、太古館の内部は木造ですね。100年ほど前の建物だそうで、設計は有名なフランク・ロイド・ライトの弟子である、鈴木愿一郎という方だそうです。

数年前までは客室としても泊まれたようですが、現在は食堂として使われるのみ。

 

昔の大広間が食事会場になっているみたい。

 

古き良き?温泉宿スタイルです。最近こういうスタイルめったにみなくなりましたね…。

お願いすればイスも用意してもらえるみたい。

 

お膳に乗ったお料理たち。献立表はありませんでした。

連休中だったからかお料理はグレードアッププランのみの選択です。

 

お料理には正直なところ期待していませんでしたが、普通に美味しかったです。小鉢や煮物類がしっかりと作られていました。

 

前菜一式。これはさすがに業務用のものも混じってそう。

 

陶板焼きの牛肉。とちぎ和牛だったかな。

野菜も含めてとても美味しかったです。

 

イワナの塩焼き。あとで持ってきてくれます。

 

お刺身はふつうでした。

 

最後にデザート。このプチケーキはよくブッフェでみかけるやつですね笑

量も十分で、お腹いっぱいです。温泉旅館的な一気だしのプレゼンテーションですが、献立表作って、あつあつの状態で一品ずつ出すタイプだったら普通に良い感じになりそうなお料理でした。

 

朝食も良かった

朝についても同じく太古館にて。

渡り廊下を通って太古館に向かいます。

 

朝食もふつうに美味しく、ちゃんとしていました。

 

ときめく外観の太古館が惜しい。有効活用してほしい…!

ごはんの会場になっている太古館。外から外観をいろいろ見学しました。

右側が本館。左側が太古館です。洋風建築ぽさがありますね。

 

近づいてみると、フランク・ロイド・ライト建築でよく見かける煉瓦風タイルが用いられているのがわかります。

 

玄関のアプローチもいかにもな感じで素敵です。メンテが行き届いておらず荒廃しているのがほんとうに惜しい…。

 

この玄関の感じ。特徴的なシルエットにタイル使い、赤絨毯とクラシカルさ満点です。

 

こんな素敵な建物が徐々に荒廃し、使われなくなっているのが残念です。。まだ宿泊できる時代に泊まってみたかったな。

 

宿泊の感想

うーん、非常に惜しい…!というのが率直な感想です。。

泉質、河岸露天風呂のロケーションは素晴らしく、料理もちゃんとしていて、太古館という古き良き建物もある。しかし、建物のメンテが行き届いておらず、それらのポテンシャルが出せていない感じです。

個人的にはGoogleMapsで集まっている評価コメントが全般的に的を得ているなぁという感じでした。泊まってみて、この中のどの評価が近いと感じるかは自分のものさし次第という感じですね!

宿泊のお値段は施設状況に相応なので、温泉が良ければ他は気にしないなら全然アリだと思います。秘湯としても有名ですが日帰りでは入れないこともあり、温泉好きなら一度は泊まってみるのも良いと思います。

 

結構楽しい塩原温泉

宿をチェックアウトし、塩原温泉街に出てみました。坂もあり歩くにはつらいですが、車だと5分もかからず到着します。

駐車場は県営・市営のものがいくつかありますが、塩原もの語り館の駐車場か、塩原温泉交流広場駐車場が温泉街の中心に近くおすすめです。

もの語り館の駐車場はキャパがやや少ないので注意です。

塩原温泉街は箒川(ほうきがわ)に沿って形成された細長い温泉街。箒側は場所によって幅や雰囲気がかなり変わります。

 

ここは湯っ歩という有料の足湯施設。ぐるっと一周できる円形の足湯のようで、有料の足湯施設って全国でも珍しいですね。今回はスルーしちゃいました。

 

塩原温泉街のシンボル?ともいえるホテルニュー塩原

昭和レトロホテルの代表格のような存在でしたが、バブル崩壊後経営不振に陥り、現在は大江戸温泉物語グループの旅館となっています。

 

なんといっても目立つのはこの箒川を横断する空中通路。

昔はレインボー色に塗装されていたそうです。今は電車みたいですね笑

 

外観はいわずもがな、館内もレトロ色が強かったそうですが、リノベが施され割と今風になっているそうです。レトロ時代に泊まってみたかったかもしれない…。

 

さて、先ほどのニュー塩原を除くと、実はそれほど大型旅館のない温泉街です。個人商店がメインストリートの両側に並んでいます。

 

こちらの妙雲寺塩原温泉街の一角にある古刹。

 

ちいさな参道を抜けると雰囲気ががらっと変わります。

 

本堂は築300年近いそうで、市の文化財にもなっています。花の寺として有名だそうで、時期になるとぼたん祭りも開催されるらしい。

 

温泉街の一番の見どころはこの紅の吊り橋

紅葉シーズンはまさにあたり一帯が紅に染まる、箒川に架かる吊り橋です。

 

この周辺は特に紅葉が綺麗です。

 

吊り橋を渡る手前からのこの景色。最高ですね!

 

箒川の広々した景色も相まってすてきな場所でした。

 

スープ入り焼きそば こばや食堂

那須塩原名物はいくつかありますが…おすすめしたいのはスープ入り焼きそば

スープに入った焼きそばです。ゲテモノ系か?と疑いたくなるのですが…

お店はメインストリート沿いにあります。

 

何店舗かスープ入り焼きそばを出しているお店がありますが、もっとも有名で人気なのがこちらのこばや食堂さん。朝11時の開店時点では既に列が形成されていました。

 

店内はふつうの町中華的な感じ。小上がりとカウンター席があります。

 

さて、こちらがスープ入り焼きそば。

しょうゆベースのラーメンスープに、やや薄味の焼きそばが入ってます。具材はキャベツと豚肉のみのシンプルさです。

 

これが…予想を裏切りめっっちゃ美味しい!

少しこんがりとした香ばしいソースの香りと風味がそそる麺、懐かしいしょうゆベースのスープ。味もそこまで濃くなく、途中で酢を入れて味変するとこれまた美味しい。

是非食べてほしい名物です。なんなら東京にお店出してほしい。

ちなみに、こばや食堂の名前を冠したスープ入り焼きそばセットがお土産物屋さんに売っているのですが、そちらは見た目は近いものの実際に作ってみると何かが物足りない…。お店で食べるものとは別物でした。ぜひ現地で味わってみてください!

名物系でこれほど良かったのは珍しい

名物にうまいものなし?そんな風説を覆す味

 

温泉街の甘味(とて焼き・温泉まんじゅう

こばや食堂でお昼を食べたのち、温泉街で甘いものを探します。

松泉堂本店栗入りの温泉まんじゅう

 

今井屋製菓温泉まんぢう!

 

榮太郎くるみもなか!

どれもバラで食べられ、食べ歩きにもお土産にもぴったりの品々です。これだけ和菓子屋さんが並ぶ温泉街は賑やかでいいですね。

 

これは温泉街名物のとて焼き。どら焼きの皮を使ったクレープ的な甘味です。

SUZUの森cafeという喫茶店に入っていただきました。

 

昔、温泉街を走っていたトテ馬車にはラッパ型のクラクションがついており、それを模したものなんだとか。

 

豚汁

温泉街を出て帰路につこうとしたところ、温泉街中心地から少しだけ離れた場所に七ツ岩吊橋という名所を見かけ寄ってみることに。紅の吊り橋からは徒歩20分くらいかかる場所です。

駐車場で、ふるまいが行われていて…

 

なんと豚汁をいただけました。寒かったので嬉しい!具もたっぷりで美味しかったです。

 

吊橋は立派なものでした。

 

塩原温泉はなかなかに良い場所でした。泉質の良い宿もあたりにはたくさんあるみたいなので、また来てみたいですね。

 

群馬でスパゲティで〆

車を借りた高崎に戻ってきました。

あたりはすっかり夜。高崎パスタで夜ご飯です。

 

スパゲティー専科 はらっぱの本店でいただきます。チーズたっぷりのトマトスープパスタが絶品でした。同じく高崎パスタの名店、シャンゴも良かったですが、こちらも良いお店ですね!

 

那須塩原温泉を満喫した

お宿がなかなか個性的だった。お湯は間違いなしだね!

日光・奥日光周辺の旅の記憶




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