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2025年2月【1/2】岐阜「千歳楼」泊 江戸時代創業、明治期の建物が残る老舗旅館宿泊記と、世にも奇妙な養老天命反転地体験記!

こんにちは、しろいるかです
2025年2月、養老と下呂温泉を中心に岐阜を観光しました!

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】

養老天命反転地
宿泊:千歳楼

【二日目】
養老の滝
宿泊:下呂温泉 湯之島館

【三日目】
下呂温泉散策~郡上八幡~味仙 今池本店

 

養老へ

名古屋駅から1時間弱ほど車を走らせると養老です。愛知ではなく岐阜県になります。

養老といえば養老の滝!居酒屋チェーンの語源にもなった有名なやつです。今回養老に行ったのは滝もそうですが、気になる観光地があったのです…。

 

養老天命反転地

養老公園の中にあるこの仰々しい名前の場所。

養老公園ホームページより抜粋)

養老天命反転地は、世界的に活躍したアーティスト荒川修作氏とそのパートナーで詩人のマドリン・ギンズ氏の30数年以上に及ぶ構想を実現したテーマパークです。約18,000㎡に及ぶ広大な敷地には、水平、垂直な線は極力排除され、人工的な地平線が数多く配置されるなど、至る所に人間の平衡感覚や遠近感を混乱させる仕掛けが施されています。ここでは、皆様が身体を使い、バランスをとりながら、私たちの身体の持つさまざまな可能性を見つけることができます。1995年に開園以来、25年以上経つ現在も国内外から年間約10万人が訪れています。予想もつかない”不思議”と出会える空間をぜひお楽しみください!

 

これを見てもさっぱりイメージが付きませんし写真などを見てもやっぱりよくわかりません。気になって仕方ないのです。

気になる…

 

ということで行ってみました。

 

養老公園自体は無料ですが、こちらは有料エリアです。中に入ると、謎オブジェがチラホラ。

 

岩山の上に水が出る手押しポンプ?が置いてある。この岩山、なんと登れます。

 

空間がねじ曲がったような、創作に出て来るような、色んな時空の何かが混合した建物。極限で似るものの家、という作品だそうです。

 

中に入ることもできます。中は迷路になっており、無秩序に取り込まれた家電とか、家具とか、そういうのが散らばっており、うろうろしていると上下左右不覚に陥る感じです。なんとも文章で表現しづらい。表現力の無さを痛感します…。

内部は凄く面白いです!

カオスを表現した感じ

 

楕円形のフィールド。ここがもっとも大きいメインエリアです。平坦な場所は一切なく、時折みかける建物もナナメっています。

 

基本的には見える場所全てに行くことができる構造ですが、普通に柵とかないので冒険している感がすごいです。

 

死なない為の道があったりする。単なるアートの名前に過ぎないわけではなく、割とマジメに怪我せずにこのフィールドを登るためのルートだったりします。

名前が怖い!”

 

こういう細いルートを通って登って行ったり。案内板なども一切ありません。

 

遠くには名古屋の都心が見える!

 

すり鉢状のフィールドの中に入ると、平衡感覚を失います。誇張ではなく歩いているとふらふらしてくる感じ。面白い!

酔いというか、ちょっと気持ち悪く感じるかも

 

まさかの雪まで降ってきた。なおさら特異さを感じました。

全てを表現しきれませんでしたが、壁に穴が開いており、真っ暗な中先に進む(けど行き止まり)場所があったり、よじ登って頂上に行ったり、アドベンチャーでした。

聞きしに勝る養老天命反転地です。一言でいうなら屋外型の現代アート展示施設なのですが、その奇妙さに関しては他に右に出る場所は無いのではないでしょうか。

すごい場所だった

 

北村商店(養老ういろ)

さて、養老にはいくつか名物があります。宿に入る前に寄って買っていきましょう。

まずは養老ういろ。ういろうって意外と全国にありますよね。

 

昔ながらのお味です。黒糖味がおすすめ。

 

きびようかん本家と養老駅

続いては養老駅前にあるこちらのお店。

昔、一面きび畑だったそうで、そこからきびようかんが名物になったそうです。

つぶつぶ感がとても美味しくこれはいい名物です。このあとお宿のお着き菓子にも出てきたのでそちらで紹介します。

お店のおばちゃんがとても親切にしてくれました。

 

養老駅も実はみどころの一つ。100年以上も前の駅舎で、擬洋風な雰囲気が感じられます。

 

この駅看板、なんとひょうたんで作られているんです!

ひょうたん文字と言って、養老の地ではよく用いられるのだとか。

これはすごい

 

このレトロタイルなベンチもすてき。養老はそこはかとなく明治~大正の香りがあります。

 

千歳楼

さて、お宿は創業400年近い老舗旅館です。

ネット検索だと 千歳楼 〇〇 で不穏な変換候補が並ぶのですが、これは愛知県にある同名の廃業した旅館によるもの…。こういったサジェスト汚染って深刻ですよね。。

 

現在の建物は明治期に建てられたもので、大正、昭和にも一部増築されている三代夢の競演です。この立派な玄関は明治期のものだそう。

 

玄関から向かって左側すべて明治期のものみたいですね。一階がお食事処、二階が大広間になっています。

 

この玄関、最高すぎます!

べんがら色の壁と、金色に輝く千歳楼の文字奥に続く急な階段…。

良いわ…

 

ンパヤジ

ーローユビ・トスリーツ

ンポーク

扱取

 

昔からの旅館であることが伺えます。戦前は外国人も多く泊まっていたのでしょうか。

 

中に入ると驚くほど現代的なラウンジです。数年前にリニューアルしたみたいでとても居心地の良い場所になっています。

 

ラウンジで、先ほど紹介したきびようかんをお着き菓子としていただきます。

ほんのりした甘さとつぶつぶした食感。これは美味しい!

 

さらににゃんこまでいる!

 

癒される…。

 

ラウンジから奥は客室です。

修繕はされていますが、当時のままっぽいデザイン。

 

今回は最もお安いプランで、お部屋にトイレのないお部屋です。建物の一番奥でした。

 

水回りはこれまたレトロ。

 

トイレがすんごいんです。大理石!?

ゴリゴリの洋風。これも当時のデザインなのかな。ちなみにちゃんと男女別にあり、綺麗なので安心です。

ローマ風呂とかもかつていろんな旅館にあったみたいだし、当時の流行りなのかもね

 

お部屋は8畳ぐらい?宿の裏側に面しており景観はないので、泊まるなら少しお値段はあがりますが表側のお部屋の方がよいと思います。

 

大広間

ふだん大広間は使っていないようなのですが、お願いすれば見学させてもらえます。

立派な広間。明治期から使われているそうな。

 

文豪も数多く泊まっているそうで、書もたくさん残されています。

 

学が無く凄さがわからないのですが、宴会に出られた書家の方に書いてもらったであろう、千歳楼の文字。

 

詳しくはない私でも名前がわかる、山岡鉄舟三条実美有栖川宮などの書が残されているそうです。

 

朝は陽の光が入り、これまた格別です。よくみたらひょうたんが吊るしてあるところも養老らしさがあります。

 

お風呂(薬草風呂)

養老は、薬草で有名な伊吹山にも近く、江戸時代は薬湯風呂を入れていたそうです。

いつしか途絶えたのですが、2021年にクラウドファンディングで復活。

温泉ではないですが、薬湯風呂に入れます。

リニューアルされたばかりなので綺麗です。

 

それほど大きくはないですが男女別にある湯舟。

窓をあけて半露天のようにすることもできます。

 

薬湯はかなり強力で、お湯がうっすら黄色く濁るほど。香りも良かったです。

 

夕食

夕食はお食事処へ。御食事処といってもレストラン的な場所ではなく、宴会場ほど広くはない和室に各テーブルを置いている感じの場所。

まずは先付一式。お献立表がないので忘れがちなのですが、どの品もしっかり作られている印象です。

 

続いてお椀。器がすてきです。

 

餡掛けの…なんだったか…。ただこれ、すごく美味しかった記憶があります。

 

鮎。パリッと焼き加減が絶妙でした。

 

メインはこちらのお鍋で、飛騨牛のしゃぶしゃぶです。銀色のお鍋ってなんだか珍しい。

 

取っ手の部分にひょうたんモチーフが!

もしかしたら昔から使っているお鍋なのかなー。

 

飛騨牛はかなりたっぷりでした。あと肉質めっちゃいい。

 

お野菜一式もとても新鮮です。

ごましゃぶとぽんずにつけて食べるのですが、ものすごく満足できました。

 

最後はデザート。わらびもちっぽい何かだったような。

お食事はとても美味しかったです。飛騨牛しゃぶしゃぶじゃなくて、普通の会席料理のお献立も食べてみたい!

お肉の質だけじゃない、おいしい料理だった

 

夜もいい雰囲気です。和風建築って夜になると妖しい雰囲気が出ますよね。

 

玄関の扉、夜は閉まっているので、この姿が見られるのは夜だけ。

このひし形の紋様が特徴的ですてきですよね。

 

朝食

朝食も朝と同じ場所で。

朝は鮮度のいいお野菜を使ったサラダに、たっぷりのなめこ汁、そのほか冷ややっこや焼鮭、たまごなどなど。

これだけでも十分な感じだけど、なんとこれだけではなかった。

 

飛騨牛朴葉みそ焼き!!

 

これが良すぎる。ご飯泥棒すぎる。

 

朝から大満足すぎます。ごはん何杯食べたか。

昼ご飯不要なレベル

 

食後にはラウンジで薬草茶もいただけました。これも伊吹山の薬草だそうです。

 

朝方、お天気が少し悪かったのですが、そんな天気でも風情ありますね。

 

雪がちらつく景色を玄関ごしに見る。

 

養老の滝

さて、チェックアウトのころにはお天気も良くなりました。

宿から歩いて15分ぐらいという、養老の滝へ行ってみます!

 

この辺り、昔は賑わっていたんだろうな。立派なお茶屋さんが建ち並んでいます。

 

お天気も良くてうれしい。

 

ここから先は結構雪がありそう…。たまたま大雪の日と重なっていたのです。

 

養老神社前の立派な杉の木たち。

 

一気に一面銀世界です。この一帯だけ雪雲があったみたい。

 

階段を少し登って、養老の滝に到着です!

 

理想的な滝のフォルムです。滝の水を汲んでひょうたんに入れていたらお酒に変わった、という伝承で有名ですね。

 

滝からもう少し登ると駐車場があり、名古屋を一望できました。

車で来る場合はこの駐車場から階段を下りて滝に行く感じになるみたいです。

 

ひょうたんらんぷ館

養老といえばこれだけひょうたんが推されているのを見ると、やっぱり見るしかない。

入館料100円というひょうたんらんぷ館です。

先ほどのお茶屋さんが並ぶ通りにあります。

 

一室だけの小さなミュージアムですが、技術と手間がものすごくかかってそうなひょうたんランプが所せましと並びます。

 

日本初のサイダーらしい、養老サイダーをモチーフにしたランプ。

 

一瞬時計に見えるけど動かない時計ひょうたん笑

 

これすごいです。裏側にも穴をあけて、漏れて壁に反射する光で滝を表現した、滝登りの鯉です。

裏も使うという発想が凄い

ひょうたんらんぷ館、思った以上に凄くて楽しかったです。

 

安田ひょうたん店

ひょうたんランプを見ていたら自分でも作りたくなって、ひょうたんを売っているお店へ。パーキングの案内看板がひょうたん文字なところがさすがです。

養老公園の近くにあるお店。

 

ひょうたんがたくさん!

ひょうたんランプ以外にもひょうたんを使った壁掛けとか、スプーンとか、小物入れとか、ひょうたんの使用方法の限界を探る感じです。

 

未加工のひょうたんを買って、自宅でひょうたんランプを作りました!

アイスピックで穴をあけて、100均で売ってるランプを中に入れるだけです。うまくできたかな…?

 

養老天命反転地に惹かれてやってきた養老の地

千歳楼は良い旅館だったし、養老はひょうたんも滝もあって楽しめたね

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