こんにちは、しろいるかです
2024年10月、渥美半島と鳥羽を周遊する旅をしてきました!

- 旅の全行程
- 修善寺温泉街
- さくだ(そば)
- 道の駅 伊豆月ヶ瀬
- おちあいろう
- ラウンジ
- 部屋:菫
- 大浴場:天狗の湯
- 大浴場:月の湯
- 文化財ツアー
- 夕食
- 夜のおちあいろう
- 朝のおちあいろう
- 貸切風呂:星の湯
- 朝食
- つり橋
- 宿泊の感想
- 東京ラスクファクトリー
- 大瀬崎
- 沼津港
旅の全行程
【一日目】
修善寺温泉街散策
宿泊:おちあいろう
【二日目】
大瀬崎~沼津観光
修善寺温泉街
伊豆半島は温泉地がたくさんありますが、修善寺温泉はその中でも最も歴史ある温泉街と言われています。
東京からのアクセスもお手軽で、特急一本で来られるのも魅力ですね。今回私たちは熱海で車を借り、1時間ほど運転して到着しましたが。

温泉街はそれなりに発達していて、街歩きも楽しめる温泉街です。

温泉街の中心地。桂川のほとりに建つ円形の建物が温泉街のシンボル、独鈷の湯です。
以前は入浴することもできたそうですが、今は見学のみ。

そして中心に鎮座するこの寺院こそが、地名の由来にもなった修禅寺です。
読み方はどちらも「しゅぜんじ」で同じなのですが、漢字は違うのですね。

良い雰囲気の門ですね!

境内に入ると緑が美しい。この時は10月も中盤でしたがまだ全く紅葉の兆しはなく…
紅葉したら綺麗だろうなー。

修禅寺から少し離れ、温泉街の奥の方に向かっていきます。
途中、良い感じのカフェがありました。

koto(コト)という名前のカフェでした。コーヒーの焙煎体験ができるみたい。
気になりつつ、普通にホットコーヒーとグルナディーヌ(ざくろシロップ入り)を頼みました。しっかりとしたハンドドリップで淹れられておりおいしかったです。

鎌倉二代将軍は北条氏に実権を握られ、修善寺にて誅殺されてしまったと伝えられています。

桂川に沿って、竹林の小径という散歩道があります。途中の赤い橋はフォトスポット。

ここも紅葉してたら絶景でしょうね。

小径の雰囲気はとてもよく、京都の嵐山を思い浮かべるような竹林が美しいです。

竹林の小径を抜けて温泉街の少し先へ。たぶんこの辺まで歩く人はあまりいないと思いますが、松屋商店という酒屋さんまで来ました。ランチ営業もやっているみたいです。

引き返し、温泉街の高台へ。ここには源範頼の墓があります。
範頼は頼朝の弟であったにも関わらず謀反の疑いを掛けられ修善寺に幽閉、その後殺されてしまうという、これまた悲しい運命をたどった人ですね…。
源家は義経といい、悲しいエピソードが多い…
さくだ(そば)
修善寺はそばが有名ですが、さくだというお店が人気のようなので行ってみます。

温泉街の奥まった場所。有名な高級旅館、あさばがある通りにお店はあります。

え… これ!?
まさかの空き地の一角に掘っ立て小屋のような感じで営業してます。
外観はかなりクセ強ですね。博多の屋台みたいな感じです。
事前情報がないとこれは入れない!

カウンター6席ほどなので、時間帯によっては待つと思います。
メニューは600円の3品コースのみ。少し前はワンコインだったそうです。
まずはわさびを貰い、すりながら蕎麦を待ちます。

擦ったわさびを乗せてもらい、まずはもりそばの形でいただきます。
お蕎麦にはつゆはつけず、塩とわさびのみ。十割蕎麦なので、蕎麦の風味を楽しむ感じです。

続いて、かけそば。こちらは一品揚げ物が付いてきます。
揚げたてのじゃがいも天ぷらとそばがマッチしておいしい!

最後は食べ終わった汁に天かすと柚子を入れてもらい、蕎麦湯みたいな感じで飲み干します。
普通の蕎麦屋さんのつもりで行くとちょっと違うかもだけど、蕎麦自体は美味しいし安いし、なにより体験として楽しいですね!ちょっと個性的な店主さんも愛嬌があり、体験をより深いものにしてくれる感じです。
人気なのがわかるわ…
道の駅 伊豆月ヶ瀬
修善寺から南に向かう途中で寄った道の駅。

お土産物がたっぷりあって見ていて楽しかったです。

道の駅の裏手にあるこの橋の迫力が凄かった!
おちあいろう
さて、いよいよ本日の宿、おちあいろうに到着です。

もともとは落合楼と呼ばれていた明治7年創業の老舗温泉宿。何度かの経営者の交代を経たのち、令和元年から有名ホテルや結婚式場等を手掛ける会社が大規模リニューアルを施し、「おちあいろう」としてオープンしています。

立派な門構えなどからも立派な旅館なことがうかがえますね。

アプローチを抜けると玄関が見えてきました。

赤い特徴的な暖簾が、緑に映えますね!

この玄関、すごい良いです。
こういうセンスが欲しい。
建物に入る前に既に惹きこまれちゃう

玄関の先。窓ガラスなどは当時のままな、レトロな通路を抜けていきます。

この通路もまたおしゃれですね。
ラウンジ

むき出しの天井の梁、マントルピースが特徴的なラウンジでチェックインです。

ようかんとお茶をいただきながら。このようかんが美味しくて、これはアタリ宿を確信する。

ラウンジは後程紹介しますが、アルコール類等のドリンクに加えてアイスやプリン、小菓子などが置いてあり、24時間利用可能です。
部屋:菫
おちあいろうは全部で16室の小規模旅館。今回泊まるのは、その中でも最小サイズの菫のお部屋です。

菫のお部屋の特徴はこのガラス窓だと思います。

館内の随所に使われているこの枠が白いガラス窓。レトロモダンな雰囲気を醸し出してすてきです。磨かれたテーブルとのリフレクションも最高ですね。
絵になるねー

お部屋としてはシンプルな和風旅館のつくり。こじんまりとした和室と、広縁で構成されています。

全体的にはきっちりリニューアルされているのですが、床の間の上の方の棚の絵とかを残しているのが粋ですね。

広縁の先には水回りがまとまっています。

トイレや洗面所などですね。

こちらの旅館、全てのお部屋に源泉かけ流しのお風呂がついています。部屋によって内風呂だったり露天だったりするのですが、菫のお部屋は内風呂です。
サイズ的には一般的な家のお風呂って感じでしょうか。景観はないですが、大浴場まで行かなくてもお部屋で気軽にお風呂に入れるのはいいですね。
大浴場:天狗の湯
さて、こちらのお宿は言うまでも無く温泉旅館なのですが、ウリはサウナにあります。
リニューアルの際の目玉として男女別大浴場に特徴的なサウナを新設しているんですね。全国のホテルや旅館でサウナをてがけるTTNEがプロデュースしたそうです。
TTNEプロデュースのサウナはハズレがない

湯上りスペース的な場所。もう一つのお風呂と共用ですね。

ビールサーバーがありますね。ただあまりビールのまないので、むしろ牛乳があるのが嬉しいです。こちらも時間問わず自由にいただけます。

まずは天狗の湯から。もう一つのお風呂とは男女入れ替えなのでちゃんと両方入れます。

こちらはなんと洞窟風呂の趣です。脱衣所の扉を開けたらいきなりこの光景が飛び込んでくるのは驚きますね。

洞窟を抜けるとサウナが見えてきます。

洞窟と外の露天風呂は繋がっていて、一つの大きな浴槽になっています。

奥のサウナ。いわゆるフィンランドサウナで、セルフロウリュも可能なつくりです。

中を温泉がちょろちょろと流れており、温泉でロウリュするのが面白い。
外の景色も見られるし、特色はありつつも大事なところをしっかり押さえた良いサウナです。
出てすぐの場所に水風呂もあって動線も完璧
大浴場:月の湯

さて、もうひとつの大浴場です。

こちらはうってかわってシンプルなつくり。リニューアル前の浴槽をうまく使っているのかな。
おちあいろうではすべての浴槽はかけ流しのようですが、こちらは浴槽のサイズに対して源泉の投入量が相当あり、お湯の鮮度が特によかったです。フチ全面からオーバーフローしており、見た目にもたまらないですね。

浴場のサイズ感的には先ほどの天狗の湯より小さ目です。通路を通ってサウナへ。

天狗の湯にもありましたが、贅沢にパックのお水が大量においてます。

さて、サウナなんですが、なんだこれは!

池に浮かぶ茶室をイメージしたサウナだそうで、その見た目も特徴的なんですが、なんと水風呂がこの建物の周りの池のようになっている部分なんです。

そして、サウナの中はサウナストーブをかこむように円形に座る場所が配置されてます。

セルフロウリュも可能です。これはなかなかすごいです。
天狗の湯は洞窟風呂のインパクトの方が強かったですが、こっちの月の湯はサウナのインパクトが強いですね。
入っていて気持ちいいのはこっちかも。広いし

サウナのあとはととのい椅子へ。この椅子、高さが低くややクセがあって座りにくいです笑
ただいざ座ってしまえばめっちゃいいですね。バスタオル使い放題なので、タオルを敷いて座るのがおすすめです。

湯上りにおいしい牛乳もいただいて最高ですね!
昨今特徴的なサウナがそこかしこに生まれている中、サウナ目当てに行くぞ!というほどの衝撃的なサウナではないですが、良い温泉旅館がサウナにも力入れてる、と思うと満足できると思います。
文化財ツアー
夕食の前に建物の案内をしてもらえるツアーに参加してみました。

こちらの建物は1933年から何年間にもわたり建築されたそうで、現在の価格に直すと建築費用は50億から100億にものぼるらしい。もちろん登録有形文化財にも指定されています。

こちらの宴会場はまさに見どころの一つ。素晴らしい雰囲気です。

当時は眠雲閣とも呼ばれていたのでしょうか。

釣り下がるランプシェードも当時のものなのかな。

この床の間の柱は紫檀で、なんと一階部分から突き抜けて一本の柱なんだそうです。

そして、もう一つのみどころがこの階段。交差する不思議なつくりになっており、これは給仕さんとお客さんの動線を分けるためなんだとか。
夕食
さて、お風呂にも入り文化財も堪能した後は夕食です。

ごはんは朝夜ともに御食事処でいただきます。半個室のような形で区切られています。

落ち着いたライティングの部屋ですね。

お献立表。

一品目の蒸し牡蠣。浜名湖の海苔とあわせていただきます。
これ、めっちゃ美味しいわ…!

続いていろいろ盛り合わせ。金目鯛の寿司、茶わん蒸し、ローストビーフですね。
これまたどれもいけます。お酒に合う感じかもしれない。
ちなみにこちらのお宿、ラウンジだけでなくお食事中のお酒もインクルーシブで、好きに頼むことができます。

レンコン饅頭。お出汁が染み渡るー。

お造りがめっちゃ新鮮なんです。鰹がうますぎる。
高知に行かなくても満足しそうな美味しさ。

かますとお野菜の天ぷら。衣が薄くてサクサクで上品な天ぷらです。

からすみたっぷりのそば。そばつゆではなくからすみが出汁の代わりなんですね。これもいいわ…。

黒毛和牛サーロイン。いうまでも無く美味しいやつ。

最後は土鍋ご飯なんですが、これまたすごい。クレソンと鳥そぼろの炊き込みご飯です。クレソンの緑が鮮やか。

この炊き込みご飯、焚き加減が絶妙でこれまた良い感じ。

最後のデザートもしっかり美味しく、ご馳走様でした。
全体的にどの料理も美味しい
牡蠣や鰹の海鮮系がめっちゃ新鮮でびっくり 山なのに

余った土鍋ご飯はおにぎり化してお夜食になりました。
お夜食におにぎりをいただけるところってたまに見かけますが、まぁおにぎりにしてもらったし食べるか…みたいなテンションになりがち。
ただここでは、やったおにぎりにしてもらった!って感じです。
夜のおちあいろう
夕食後は館内探検を。

外の暖簾は夜はライトアップされており、これまた良いですね…!

温泉街がある感じではないのであくまで玄関までですが、夜もわざわざ出てきて見る価値ありです!

館内は全体的に薄暗いんですがこれがまた良いんですよね。

ラウンジ周辺のフリースペース。奥がフロントです。

夜のラウンジは落ち着きます。

マントルピースの下では暖炉の火がともっています。薪火ではないけど雰囲気作りに一役買ってますね。

ラウンジのノンアルコールたち。

アルコールたち。こっちは自分で注ぐのではなく、係の人にお願いする感じです。

小菓子たち。

美味しいカップアイスです。伊豆周辺のローカルのものなのかな。初めて見かけました。

ミルクプリンも。ご丁寧にカラメルソースもありました。これもつい食べちゃう。お酒をあまり飲まない人にも嬉しいラウンジです。

談話室。うってかわって洋風ですね。

この窓枠、おしゃれすぎない…?

プレイルーム。ビリヤード台等のほか、珍しいものではレトロゲームの筐体もおいていました。

夜もついつい探検したくなってしまう、魅力ある建物ですね。
朝のおちあいろう
とはいえ、朝も朝で探検したくなっちゃうんです。

大広間の回廊。朝日が差し込んできます。

薄暗い館内に日が差し込むと、コントラストが美しい。

この階段も朝はまた違った表情です。

夜行った談話室の建物、よくよくみたら外観もめっちゃ洋風だった!

基本は和風なんだけど、和洋折衷らしさが随所にあります。

こういう場所とか。

この中庭を囲む一角が良すぎる。
陽が差し込む時間帯が特にいいね

館内にも暖簾みっけ!
貸切風呂:星の湯
さて、貸切風呂があるのを忘れてました。チェックイン時に予約し、フロントで鍵を受け取って入りに行くスタイルです。

貸切風呂へは少しだけ外を通ります。

天狗、月ときてこっちは星の湯なんですね。

これだけで大浴場になりそうな大きなお風呂です。

天狗の湯も月の湯も凝った造りなので、星の湯のこういういかにも温泉旅館な露天風呂もいいですね。

貸切風呂をあがり戻る際に本館を眺めると、改めてすごい建物だなと思います。
朝食

朝食は同じお食事処でしたが、案内された場所が違い、こっちは完全個室です。

デザインが素敵な天井のランプ。

朝はシンプルながら美味しい、上質な旅館の朝食という感じです。

最後にフルーツをいただいて…

珈琲でごちそうさまです。
つり橋
チェックアウト前に、まだ探検していない場所があったので行ってみる。

プレイルームから奥に行くと、外に出ることができ、透明度がめちゃ高い川の間近まで迫れます。

つり橋もあったり。ただこの先は荒廃していて残念ながら行けません。
つり橋まではほぼ完ぺきに整えられ、リニューアルされているので次はこの先に手を付けていく感じなのかな。

川の間近にはテントサウナもありました。ところで対岸にある建物はいったい…?

実はこの対岸の建物ももともとは落合楼だったのです。既に骨組みだけになっていますが双方を繋ぐ橋も見えますね。
落合楼には少し複雑な歴史があり、明治からはじまった落合楼は川を挟んで対岸に別館をつくりました。その後、経営が変わる際に本館は「落合楼村上」、対岸の別館は「眠雲閣落合」と名前を変え、それぞれ別経営に分離。
一時期は双方が落合楼と名乗る状態になり、少々いざこざがあったみたいです。
眠雲閣落合は廃業してしまいましたが、落合楼村上は経営者がかわり「おちあいろう」になり営業はこんにちまで継続しているわけです。
眠雲閣落合はずっと廃墟だったようですが、ついに取り壊しが始まったみたい。景観も回復しますし、これで吊り橋を渡った先の活用にも今後展開がありそうな予感がしますね。
無事整理されたのは良いことだね
宿泊の感想
おちあいろう、さすがの評判通り良い旅館でした。
サウナが来訪のきっかけになりましたが、結果としてサウナはおちあいろうを構成する要素の一つであり、文化財の建物、美味しい料理、良質の温泉とそれぞれが組み合わさりおちあいろうを構成しているのだなと感じました。
とくに建物は素晴らしく、昔らしさを残しながらモダンなリニューアルが加えられていました。もとが立派な建物だったこともあり、建築好きはきっと満足すると思います。
ちなみに定期的に一休などでタイムセールをやっており、タイムセール中と通常時の価格差が結構あります。泊まるときは気長にタイムセールを待つのが良いかもですね。
東京ラスクファクトリー
おちあいろうをチェックアウトし、車で数分の距離にある東京ラスクファクトリーへ。

ラスク用のこのバゲットを購入できるのですが、これが焼き立てでめっちゃ美味しい。
焼き上がり時間を確認していくのがおすすめです。

でかキノコオブジェも良い感じ。
大瀬崎
伊豆半島の根本にある大瀬崎という場所へ行ってみます。

ここにたどり着くには山を周り込んで行くしかなく、秘密の海岸のような場所です。
しかし意外にも賑わっており、どうやらスキューバダイビングのメッカなんだそう。

民宿がぎっしり建ち並んでいます。

海岸をすすみ、神社へ。

境内の奥にある神池を目指します。

お天気がちょっと悪くなっちゃったので景観いまいちですが、晴れていたら神秘的そうな神池。大瀬崎は富士山を眺めるビュースポットでもあり、天気がいい日にまた訪れてみたいな。
沼津港
大瀬崎から北上し、沼津へ。

沼津にある沼津魚がし寿司で遅いランチをいただきました。

寿司も美味しかったけどこのでっかいアジフライが特に良かった。

沼津港周辺は観光スポットで、色々見どころがあります。

なんといってもこの巨大水門、びゅうおはスゴイです。
一度見たら忘れられない、このインパクトある外観。

地震を検知して自動で門が閉まり、津波を防ぐ巨大水門なんですね。
この上が展望台になっていて登ることができます。

丁度水門の真上部分ですね。

ここも晴れてれば富士山がきっと…!

そのほか、港周辺にはおしゃれなお店もチラホラ。

おしゃれな一角には深海魚水族館もあります。かわいいメンダコに惹かれましたが時間が足りず、次回の宿題となりました。
おちあいろう、さすがの良い旅館だった
サウナはあくまでフックで、本体は建物だったね
サウナがいい宿に泊まった記憶