こんにちは、しろいるかです
2021年9月、上高地での登山の旅、最後は秘湯の宿に宿泊です。
(2025.3に再訪したのでその時の記録も追記しています。)
- 旅の全行程
- 槍見館
- 槍見館:ロビー
- 槍見館:客室(土蔵造り離れ 霞)
- 再訪時のお部屋:和モダンタイプ
- 槍見館:貸し切り風呂
- 槍見館:大浴場
- 槍見館:夕食
- 槍見館:夜
- 槍見館:早朝の槍見の湯
- 槍見館:朝食
- 槍見館:感想
- バスを待つ
- 平湯温泉街散策
- 平湯民族館
旅の全行程
本記事は太字部分が対象。
【一日目】
上高地~五千尺キッチン(ランチ)~上高地ハイキング(河童橋→明神→徳澤)
宿泊:徳澤園
【二日目】
登山(徳澤→横尾→涸沢→穂高岳山荘)
宿泊:穂高岳山荘
【三日目】
下山(穂高岳山荘→涸沢→横尾→徳澤→明神→河童橋)
宿泊:五千尺ホテル
【四日目】
上高地ハイキング(河童橋→大正池)~帝国ホテルでお茶
宿泊:ひらゆの森
【五日目】
新穂高ロープウェイ
宿泊:槍見館
【六日目】
平湯温泉街散策(ナガセスッポン養殖場~平湯民族館)
槍見館
槍見館は奥飛騨温泉郷のもっとも奥に位置する、新穂高温泉に属する温泉宿。秘湯を守る会に所属している、秘湯の宿でもあります。
新穂高ロープウェイからは車で5分ほど、平湯温泉バスターミナルからでも車で20分ほどで到着する距離ですが、マイカーじゃなかったので、新穂高ロープウェイ駅から送迎をしてくれてとても助かりました!

笠ヶ岳や焼岳の登山口からも近く、山登りの帰りにもよさそうな立地。

入口を見ただけで分かる、これはいい宿。
既に確信

これぞTHE温泉旅館って感じの佇まいです。
槍見館:ロビー

中に入っても期待通りの雰囲気。

大きい窓からは木漏れ日が差し込んできています。

こちらのお宿、自販機がないんですが、その代わりにこんな粋な売り方がされてました。お金をかごにいれて品物をとる無人販売的な仕組み。
冷たい飲み物は湧水で冷やされていて、温泉水では温泉卵がつくられていましたが、冬になったら温かい飲み物なんかも温泉水であっためられるのかな?
飛騨牛乳があるのがお風呂上りに嬉しい

期待通り、それ以上の温泉宿感にテンションあがりっぱなしです。

囲炉裏もありました。ここがラウンジ的なポジションっぽい。

さっそくお部屋に向かいます。
槍見館:客室(土蔵造り離れ 霞)
槍見館の客室は、大きく分けると二食付き一泊2万弱のお部屋と、3万弱の客室露天付き離れの2タイプ。
今回は旅の最後をしめくくるので、ちょっと奮発して客室露天付きのお部屋に泊まります!

離れとあるけど、お部屋までのアプローチは建物の内部を通じているので離れ感はとくになし。

離れは霧(きり)と霞(かすみ)の2つのお部屋があるのですが、今回は若干値段が上になる、霞(かすみ)のお部屋です。

メゾネットタイプなんですね!まさかの四層構造という贅沢なつくりです。

一番上はベッドルーム。赤でまとめられたインテリアが意外にも和室にマッチしてます。

奥まった場所にはソファーも。ただあんまり使わなかった。

つづいて洗面所。アメニティーは必要最低限。隣にウォシュレットトイレがありました。

続いて和室。ただの和室ではなくて・・・

奥にサンルームのような作りの狭い空間があります。普通の旅館でいう広縁の代わりっぽい感じなんですが、これが落ち着くし、景色もよくて気に入りました。

窓からは宿の前を流れる高原川と、山々をひろく見渡せます。チェアに座りながらぼーっと景色を眺める時間はいいですね。

このご時世なのでお部屋でウェルカムドリンクをいただきました。お茶かと思ったら、まさかのゆずジュースみたいな感じの飲み物で、さっぱりしてて美味しかった。

さて、いよいよ客室露天へ。一番したの層にあります。

一目見た感想は
広っ!!
角部屋のようなテラスに岩風呂露天がついているんですが、これがめっちゃ広い。

大浴場の露天といっても過言ではない。

この広さですが、贅沢にもかけ流しされています。お湯はごく僅かに硫黄が感じられますが無色透明なさらっとしたお湯です。

湯舟の広さもそうですが、景色の良さもかなりのもの。角部屋のようなポジションなので、視界がかなり開けていて風も通りぬけて気持ちいい!
ちなみにテラスの角に椅子がありますが、ここまでいくとロビーの廊下部分から見えてしまうので注意です。

シャワーは屋外ではなく屋内にあるところも、冬場なんか寒くなくていいですね。
この広さと景色、いろんなお宿の客室露天の中でも最高ランクじゃないでしょうか!
ちなみに壁1枚隔てたお隣が同じく離れの霧のお部屋のお風呂になっているみたい。こちらが角部屋になっていて景色を独占しているため、たぶんここまでの景色は無さそう。お値段の差はここかな。個人的には奮発するなら霞のお部屋がおすすめですね。
再訪時のお部屋:和モダンタイプ
2025年3月に再訪した時は一番ベーシックな和モダンタイプのお部屋でした。

洋風も感じられる素敵な設えの椅子です。

ベッドタイプ。お部屋自体は広くないですが、すごく過ごしやすい空間です。

この小部屋がめっちゃ良かった!落ち着きます。
槍見館:貸し切り風呂
こちらのお宿は貸し切り風呂がたくさんあって、お風呂巡りができるところもウリのひとつ。

貸し切り風呂は外に点在しています。

ロビーから外にでて十数段ほどの階段を降りると、貸し切り風呂や大浴場があるエリアです。

いっぱいありますね。右に行くと貸し切り風呂エリア、左にいくと大浴場エリアです。

まずは貸し切り風呂の方へ。予約は不要で、空いていたら札をかけて入るタイプです。

最初に見えてきたのが水車小屋のような施設ですが、これも貸し切り風呂のひとつ。

ほたるの湯だそうです。

中は石造りの湯舟が一つ。かなり温めに温度設定されていました。
照明もかなり控えめなので、長風呂しながら思いふけるのに良さそうです。

つづいて渓流の湯。

こちらは河原に面した露天風呂になっていて、湯舟もジャグジーがついてます。
といってもかけ流しされているので塩素臭などはもちろんありません。

続いて播隆の湯。

たぶんここが一番人気っぽい。3人ぐらい入れる湯舟には適温のお湯がかけ流されていて、目隠しはあるものの適度な解放感が味わえるお風呂です。

ゆったりと入りました。

最後は森の湯。

中に入ってびっくり。ブランコ!?

そしてこれは・・・

滑り台!?
渋い温泉宿って小さい子どもはあんまり楽しめない気がするんですが、こういう設備があるとファミリーで楽しめますね。
ちょっと滑ってみようと思ったけど踏みとどまった
全部で4つの貸し切り風呂。夜通し開いているし、客室数も15ほどしかないため、どこかしら空いていて気兼ねなく入ることができます。客室露天も捨てがたいですが、貸し切り風呂だけでも十分満足できそう。
槍見館:大浴場
さいごに大浴場へ。

大浴場は男女別の内湯と、混浴の露天(槍見の湯)と、女性専用露天(岩見の湯)です。ホームページにはまんてんの湯も紹介されていましたが、今はやってないみたい。
2025.3再訪時にはまんてんの湯も再開してました。こちらは常時男女混浴です。

男女別に入口があり、真ん中で繋がる感じです。こっちは男性側。

こっちが女性側です。

女性側からの視点だとこんな感じ。岩を伝って奥に進むと…。

川を眺めながら入れる空間です。対岸からも丸見えなので、現実的には湯浴み着を着ないと入りづらいかもですね…。

こちらが槍見の湯。結構人いるのかなと思いきや意外にも全然人いなかったため、写真を一枚。一応湯浴み着が使えるんですが、男女着用必須というわけではないので朝7時から9時の女性専用時間に入ることにしました。
混浴風呂は汪泉閣みたいに男女湯浴み着必須だと良いな…。

続いて男女別内湯。

こっちは早朝夫が撮った男性のほう。内湯だけど窓も広くて良いですね!
槍見館:夕食
さて、一通りお風呂巡りをして夕食です!

夕食は個室の食事処へ。これはたぶん特別室だけで、普通のお部屋だと半個室みたいです。

おー、いっぱい並んでる!

お造りを川魚のお刺身盛り合わせか、飛騨牛を含む湯通ししたお肉かを選ぶことができます。

あー、この夕食のスタイルもTHE温泉宿って感じでいいですね!期待を裏切らない感じです。

なんだか悩ましげなフォルムのグラスで自家製果実酒をいただきます。

前菜は山菜中心にさわがにを添えて。

ますの笹寿司も美味しい。

こちらは飛騨名産のすくなかぼちゃの煮揚げ。そのネーミングはこの地方に伝わる鬼神、両面宿儺に由来するらしい。
ジャンプの漫画、呪術廻戦で一気に有名になりましたね。

お造りはお肉と魚、それぞれお願いしてシェアしました。お肉のほうも悪くないんですが、やっぱり川魚の方が良いかな。お魚嫌いじゃなきゃ魚チョイス安定だと思います。

この旅ですでに3度目の岩魚の炉端焼き。
3度目なのに全く飽きない。きっとこちらの岩魚が美味しいからですね!

食べる直前まで囲炉裏前で焼かれていて、ホクホクでした。

続いて角煮のとろろがけ。ダシが利いててうまいー。

メインとなる飛騨牛の陶板焼きを撮り忘れる痛恨のミスを犯しました。美味しすぎて撮るの忘れた…。
ごはんはちゃんと撮ってるのにね

最後はマンゴープリン。手作り感たっぷりで優しい甘さのデザートで〆でした。
(2025.3再訪時の夜ご飯)

料理長が変わってますね!ただ料理の方向性はほぼ同じです。飛騨名物をたくさん食べさせるぞという気概が伝わってきます。

最初のセット。左上にあるのは漬物ステーキです。ごはん泥棒になるやつ。

前菜は二人分が一皿に盛られました。

岩魚も前回と同様、囲炉裏で直前まで焼かれていたものですね!

肉か魚を選ぶところも同じでしたが、肉はローストビーフでした。

そして、魚がなんと岩魚をその場でさばいたもの!まだピクピクしていて、ちょっと可哀想な感じもしますが、そのぶん新鮮さは折り紙付きでした。

鰆の蕪蒸し。前回は角煮でしたね。

飛騨牛陶板焼きはすき焼きに変わりました。生卵とからめて、こちらもご飯泥棒でした!

デザートは苺プリンとフルーツです。
お料理は前回から品数も増えてさらに賑やかになった気がしますね!
槍見館:夜

(2025.3再訪時の写真)夜の玄関も良い雰囲気です。

深夜に客室露天でゆっくりしたり

貸切風呂の様子を見に行ったり。灯りがしっかりついていて夜も安心ですね。
槍見館:早朝の槍見の湯
朝、槍見の湯に入りに行きました。朝7時から9時の間、女性専用時間が設けられています。

女性専用時間の前に夫が入りに行ったようで、薄暗い中の入浴もまた良さそう。

明るくなるまで入ってたらしい。
お湯もいつまでも入ってられそうなやや温めのお湯がガンガンかけ流されていて、岩ゴロゴロのダイナミックな河原沿いにつくられた贅沢な露天風呂です。遠くには槍ヶ岳もちょこっと見えます。槍見の湯だからですね。
間違いなくこちらのお宿のハイライトのお風呂で、一番良かったです。
槍見館:朝食
お風呂も入って、朝食へ。

今日も晴天だー。

朝ごはんもなかなかに豪華です。

朴葉焼き、やっぱり最高ですね。ご飯何倍でもいけちゃいます。

さらにダメ押しのようにご飯にあうおかずの数々。

サラダもしっかり。

これまたご飯にあう味濃いめの鮭。

白ご飯はおひつに用意されてるんですが、おかゆも用意してもらえました。もう朝からお腹いっぱい!

槍見館では毎朝餅つき大会をしているそうで、ついたお餅がふるまわれていたそうです。
昨今のご時世、やはり餅つき大会は行っていないのですが、裏でお餅はついているようで、つきたてのおもちを使ったおしるこがデザートでした!これまた美味しい。
(2025.3再訪時にはお餅も振舞われました!)

槍見館:感想
温泉宿に期待する要素が高レベルで詰まったお宿です。
そうそう、こういうのだよ!って感じ
広くて見晴らしのいい客室露天のある離れは客室露天つきのお部屋に泊まり慣れていても満足できるロケーションだと思います。
欠点らしい欠点も見当たらなかったけど、あえて言うなら階段がやや多いかな?お部屋もメゾネットだったし。
というのも登山後に宿泊した私たちは、階段の上り下りすらつらいほどの筋肉痛になってたのでそう感じたのかもしれません。。
階段の件はともかく、客室数も少なくて静かだし、泊まって良かった。
他にも泊まった、秘湯を守る会所属の宿。
バスを待つ
チェックアウト11時までお風呂堪能して、バスで帰ります。

実は宿のすぐ近くに新穂高の湯という奥飛騨温泉郷の外湯がありました。が、大雨による被害で現在は休止中。もともと冬季休業のようなので来年の復旧に期待ですね。

青く澄んだ川はずっと見てられますね。

11時にチェックアウトすると、バスが12時まで無いのでちょっと時間を持て余します。川を眺めながらのんびりした時間が過ごせてそれはそれでよかったのですが、時間を余すところなく使いたい場合は少し早めにチェックアウトが良いですね。
平湯温泉街散策
平湯温泉に戻ってきました!

平湯温泉街を少し散策。名物のはんたい卵を売っていたお店。
白身半熟、黄身が固めという半熟卵の反対だからはんたい卵らしい。温泉卵全般がそんな気もするけど笑

温泉街の外れにある、ナガセスッポン養殖場。

中に入ると和菓子屋さんかと思うようなディスプレイで、化粧品やサプリだけでなくすっぽんキャンディやクッキーなど豊富な品揃えです。

さらに奥にはスッポンのミュージアム、と相撲の地方巡業の時ののぼりかな?が飾ってあるプチミュージアム。相撲の方がインパクトが強い笑
ちなみに養殖しているというすっぽんは見られません…。残念…。

平湯温泉街にある立派なお宿の門。

平湯神社。フォトジェニックな絵馬かけが鳥居にありました!
平湯民族館

平湯温泉街でたぶん一番の見どころ。移設された古民家が何軒か立ち並び、日帰り露天やレストランもある複合施設。入場料とかはありません。太っ腹。

この茅葺きの感じ。白川郷を思い出します。
白川郷に泊まった。

実は白川郷も車で1時間ちょっとの場所にあるらしい。

内部の見学もできます。

一番奥にお食事処。

旅の最後の食事をいただきます。

奥飛騨は山椒が名産だそうで、たっぷり奥飛騨山椒の入ったつけめんをいただきました。山椒好きにはたまらないお味で美味しかったです。
奥飛騨温泉郷は賑やかじゃないけど、のんびりした空気の流れる場所だった
こういう里山でゆっくりするのは癒されるね
とても楽しい旅でした。
今回の旅の記事。