Netflixアニメーション映画
超かぐや姫!
※本稿はネタバレを含みます。ご注意下さい。
意味を超えた衝撃!スタジオコロリド×supercellが描く最先端の "クールジャパン"
Netflixアニメーション映画『超かぐや姫!』とは
日本最古の物語
『かぐや姫』× 豪華ボカロP
新時代の音楽アニメーションプロジェクト、開幕!
『呪術廻戦 第1期』『チェンソーマン』『うる星やつら』など、名だたるアニメーション作品のオープニング映像演出を手掛けてきたアニメーションクリエイター・山下清悟氏。
物語に寄り添ったハイセンスで情緒的な絵作りと、3Dのカメラワークを活かした迫力のアクションを得意とし、世界中のアニメファンに鮮烈な印象を残してきた。
山下清悟氏初の長編監督作品となる『超かぐや姫!』は、"歌" で繋がる少女たちの絆の物語。
夢と希望に満ちた仮想空間〈ツクヨミ〉で、
二人の運命のステージが圧巻の映像クオリティで描かれる。
主題歌を含む劇中歌には、ボーカロイド "初音ミク" による「メルト」のヒットで音楽界に衝撃を与えたryo (supercell)を筆頭に、kz(livetune)、40mP、HoneyWorks、Aqu3ra、yuigotの錚々たる "ボカロP" の面々を迎え、物語を音楽で彩る。
アニメーション制作は、『ペンギン・ハイウェイ』、『泣きたい私は猫をかぶる』など、愛らしいキャラクターと躍動感ある映像演出が魅力の作品を生み出してきた "スタジオコロリド" と、今回がスタジオ初の作品となる、監督・山下清悟氏率いる "スタジオクロマト" のタッグ。
新進気鋭のクリエイターたちが繰り広げる
壮大なライブ・エンターテイメントが今、始まる。
監督:山下清悟
メインテーマ:「Ex-Otogibanashi」月見ヤチヨ(cv.早見沙織)
エンディングテーマ:「ray 超かぐや姫!Version」かぐや(cv.夏吉ゆうこ)、月見ヤチヨ(cv.早見沙織)
劇中歌楽曲提供:
・ryo(supercell)
・yuigot
・Aqu3ra
・HoneyWorks
・40mP
・kz(livetune)
脚本:夏生さえり / 山下清悟
ツクヨミキャラクターデザイン:へちま
現実キャラクターデザイン:永江彰浩
ライブ演出:中山直哉
美術監督:宍戸太一
色彩設計:広瀬いづみ
ツクヨミコンセプトデザイン:
・東みずたまり
・フジモトゴールド(ゴキンジョ)
現実コンセプトデザイン:刈谷仁美
CG監督:町田政彌(スティミュラスイメージ)
CG背景:草間徹也(キューンプラント)
編集:木南涼太
撮影監督:千葉大輔(Folium)
音楽:コーニッシュ
音響監督:三好慶一郎
企画・プロデュース:山本幸治
製作:コロリド・ツインエンジンパートナーズ
アニメーション制作:
・スタジオコロリド
・スタジオクロマト
あらすじ
夢と希望の集まる仮想空間、〈ツクヨミ〉。
少女たちの出会い、
そして別れのためのステージが、幕を開けるーー
今より少しだけ先の未来。
都内の進学校に通う17歳の女子高生・酒寄彩葉は、バイトと学業の両立に励む超絶多忙な日々を送っていた。
日々の癒やしは、インターネット上の仮想空間<ツクヨミ>の管理人兼大人気ライバー(配信者)・月見ヤチヨの配信を見ること。
自分の分身を作り誰もが自由に創作活動を行う<ツクヨミ>で、彩葉はヤチヨの推し活をしつつ、バトルゲームで細々とお小遣い稼ぎをしていた。
そんなある日の帰り道、彩葉は七色に光り輝くゲーミング電柱を見つける。
中から出てきたのは、なんとも可愛らしい赤ちゃん。
放っておけず連れ帰ると、赤ちゃんはみるみるうちに大きくなり、彩葉と同い年ぐらいの女の子に。
「あなた、もしやかぐや姫なの?」
大きくなったかぐや姫はわがまま放題。
かぐやのお願い(わがまま)で彩葉は、ツクヨミでのライバー活動を手伝うことに。
彩葉がプロデューサーとして音楽を作り、かぐやがライバーとして歌うことで、二人は少しずつ打ち解けていく。
かぐやを月へと連れ戻す不吉な影が、すぐそこまで迫っているとも知らずに——
これは、まだ誰も見たことがない「かぐや姫」の物語。
登場人物
かぐや
声 - 夏吉ゆうこ
月からやってきた謎の少女。
楽しいことを求めて、仮想空間〈ツクヨミ〉でライバー(配信者)活動を始めてみることに。
元気いっぱいで破天荒。
彩葉のことが大好き。
酒寄 彩葉(さかより いろは)
声 - 永瀬アンナ
17歳の女子高生。
学校では文武両道の優等生だが、その実、自力で生活費と学費を稼ぐ苦労人。
〈ツクヨミ〉のトップライバーである月見ヤチヨを推している。
音楽経験があり作曲ができるが、とある理由から辞めてしまった。
月見 ヤチヨ(るなみ ヤチヨ)
声 - 早見沙織
仮想空間〈ツクヨミ〉の管理人、兼トップライバー。
歌って踊って分身もできる8000歳(という設定)の、ミステリアスなAI。
誰もが自由に創作活動をする〈ツクヨミ〉の空間が大好きで、今日もみんなの活動をそっと見守っている。
帝 アキラ(みかど アキラ)
声 - 入野自由
人気プロゲーマーグループ「ブラックオニキス」のリーダー。
実力派のカリスマプレイヤーで公称は "俺様キャラ"。
派手な演出を好み、観客を楽しませることに全力を注ぐ。
駒沢 雷(こまざわ らい)
声 - 内田雄馬
人気プロゲーマーグループ「ブラックオニキス」のメンバー。
乃依の兄。
冷静で口数が少ないがノリは良い。
歌が得意。
駒沢 乃依(こまざわ のい)
声 - 松岡禎丞
人気プロゲーマーグループ「ブラックオニキス」のメンバー。
雷の弟。
男性アバターで可愛らしい服装をするのが好き。
基本怠惰だが、(やる気があるときの)ファンサは旺盛。
綾紬 芦花(あやつむぎ ろか)
声 - 青山吉能
彩葉の友達。
美容系インフルエンサーをしている。
限界でも平静を装う彩葉を気にかけている。
目を引く美人で繊細な性格。
諌山 真実(いさやま まみ)
声 - 小原好美
彩葉の友達。
グルメ系インフルエンサーをしている。
帝アキラのファン。
マイペースで食べるのが好きなしっかり者。
FUSHI(フシ)
声 - 釘宮理恵
ヤチヨの相棒として〈ツクヨミ〉の案内を共に担う、ふわふわのウミウシ。
なぜかかぐやと犬DOGEを敵視している。
忠犬オタ公(ちゅうけんオタこう)
声 - ファイルーズあい
仮想空間〈ツクヨミ〉のライバー。
「NEWS TSUKUYOMI!!」という〈ツクヨミ〉内の最新トピックを紹介する番組を配信している。
乙事照 琴(おっこてる こと)
声 - 花江夏樹
仮想空間〈ツクヨミ〉のライバー。
たぐいまれなトーク力と元プロゲーマーの経歴を活かし、〈ツクヨミ〉内のあらゆるイベントで実況解説を担当している。
犬DOGE(いぬドウジ)
声 - 庄司更紗
かぐやが携帯ゲームキットを買って作ったオリジナルの犬。
〈ツクヨミ〉の中では連れて歩けるので、かぐやと共に走り回っている。
この感動の正体は、日本のクリエイターたちがこれまで繋いできたバトンの証
よくわからないけど、面白かった。
初見でこういう感覚になれる作品は、あまりにも数少ない。
だが、そういう作品は例外なく名作だった。
その代表格が、宮崎駿監督作品『もののけ姫』である。
言いたいことはぼんやりと、朧げながらわかるけど、いまいち核心が掴みきれない。
よくわからないとは、そういう意味だ。
久しく忘れかけていた感覚だったが、再び体験できる日が来ようとは。
『超かぐや姫!』。
タイトルをみれば、「竹取物語」がベースであることは容易に想像がつく。
そして設定、物語共におおよそ想像の通り。
異界から来た主人公が貧しい人を富ませた後に再び異界へ去っていくという構成は、まさに「竹取物語」そのものである。
ひと言で現代版「竹取物語」と言ってしまえば、それまでだ。
だが、何かが違う。
現代版なのだから違うのは当たり前と思われるかもしれないが、根本的な部分が "よくわからない"。
つまり、言いたいことはぼんやりと、朧げながらわかるけど、いまいち核心が掴みきれないのである。
本作が一番描きたかったことは何だったのだろう。
単なる若者群像劇?
それとも友情物語?
と見せかけて、なんだかんだ言って結局最後は百合展開をみせたかったのか?
いやいや、何かが違う。
本作には、 "今" が詰まっていた。
それも、最先端の "今" が。
映像、音楽はもちろん、ネット文化、仮想空間、登場人物たちの言葉遣い、そしてひょっとしたら生き方そのものに至るまで、すべてが時代の最先端を描いている。
なるほど、頭の固いおじさんがいくら頭で考えたところで、本作は理解できない。
いや、もしかしたらそもそも頭で考えるような作品ではないのかもしれない。
ベースは「竹取物語」であるから、もちろん物語自体は非常にわかりやすいものだった。
誰もが知る御伽話。
しかし御伽話というのは、往々にして人間社会の不条理が描かれているものである。
子供ながらに感じていた理不尽。
そんな不満や矛盾を、最先端の文化を以て全力でぶつけてくる。
それは、まるで「竹取物語」の最先端の解釈のようではある。
だが、『超かぐや姫!』の本質はそこではない気がする。
「竹取物語」の最先端の解釈という理解は、あくまでも結果論にすぎない。
では、本作が本当に描きたかったのは何なのだろう。
感じたのは、すべては繋がっているということ。
過去があるから、"今" がある。
すべての過去は "今" に繋がっている。
そんな "今" ですら、一瞬で過去になる。
時代は今、激しく移り変わっている。
流行り廃りとは別の、文化の根幹が根底から覆されるような変革。
昔を懐かしんでいるような連中には、到底理解できない文化で "今" は成り立っている。
この国の文化の最先端を目一杯詰め込んだ「竹取物語」。
それを、もはやこの国の代名詞的な文化となったアニメーションで描く。
だからもちろんアニメーション映画としての完成度も非常に高い。
劇中、ドラマチックな展開やエモーショナルなLIVEシーンはたしかに存在する。
特にバトルシーンとLIVEがシンクロしたシーンは、音楽・ゲーム・アニメを融合させたクールジャパンそのものである。
だがそれらを一つひとつ取り出して、いちいちフォーカスすることは、本作においては野暮でしかない。
あるのは、ただ圧倒的な "今" という現象。
断片的なシーンの良し悪しを語ることすら時代遅れと感じるような圧倒的な描写の "今"。
そんな時代の最先端を、現存する日本最古の物語である「竹取物語」を媒介にして描く。
このアンバランスさにこそ、温故知新を大切にする、この国の文化そのものが込められているのではないだろうか。
ちなみに本作を制作したのは、スタジオコロリド。
あの『ペンギン・ハイウェイ』や『泣きたい私は猫をかぶる』を制作したスタジオコロリドである。
フィルモグラフィーを調べてみたら、劇場アニメは全部観ていて、全部が好きだったあのスタジオコロリドだ。
アニメーション映画『ペンギン・ハイウェイ』
アニメーション映画『泣きたい私は猫をかぶる』
アニメーション映画『雨を告げる漂流団地』
アニメーション映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』
短編アニメーション映画『陽なたのアオシグレ』
短編アニメーション映画『台風のノルダ』
短編アニメーション映画『寫眞館』
おまけに劇中歌楽曲提供者の中に、supercellのryoの名も。
あの名曲「君の知らない物語」「さよならメモリーズ」を世に送り出したsupercellもまた、大好きなアーティストである。
君の知らない物語
さよならメモリーズ
エンディングで流れたBUMP OF CHICKENの2014年の楽曲「ray」アレンジver.も最高だったが、ryoが自ら新規リミックスしたという2007年の楽曲「メルト」は、サプライズもあって超最高だった。
なるほど、あのエモーショナルなLIVEシーンの理由はここにあったのか。
この国のクリエイターがこれまで築き上げてきたクールジャパンと、それを支えたすべてのファンの「好き」が、最先端の技術と、日本最古の物語を媒介にして、正体不明の爆発を起こしている。
そこに意味なんか必要ない。
意味なんて、後からついてくればいい。
ただひとつ、たしかに言える。
これが日本の最新文化。
これが最先端のクールジャパン。
これが世界に誇る、日本のクリエイターの実力だ。
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