ART OF LIFE / X JAPAN (1993年)
収録曲が1曲だけで再生時間が約30分?
iTunesのプレイリストは音楽人生の履歴書
お気に入りの音楽の管理は、もっぱらiTunesで行っている。
その時その時に聴きたい曲の音源を手に入れては、手当たり次第にiTunesに入れまくった。
おかげで今では数千という曲が入っている。
言うなれば、iTunesのプレイリストは我が音楽人生の履歴書のようなものだ。
何か面白い曲がないかとiTunes内を漁っていたら、こんな曲が記憶されていた。
1曲の再生時間がなんと約30分。
Xの『ART OF LIFE』だ。
『ART OF LIFE / X JAPAN』とは
『ART OF LIFE』は、ロックバンドX JAPANが1993年8月25日にリリースしたスタジオ・アルバムであり、収録曲のタイトルである。
当初は3rdアルバム「Jealousy」に収録し、2枚組として発表する予定であった。
だが、レコーディング中にYOSHIKIが倒れたことや、ヴォーカル・レコーディングの難航、ソニーの上場問題が絡んだ時間的制約から『ART OF LIFE』の収録は見送られることになる。
しかし後にミニ・アルバムとしてリリースされた。
そのような事情もあり、制作を開始してからアルバムが世間に発表されるまでに3年7か月を要した。
元々は『Say Anything』の第2章という位置づけであり、同曲終盤でのYOSHIKIの語りのあとに本作に繋がるという設定となっている。
『Say Anything』がアルバムの最後のトラックに収録されているのは、前述の通り「Jealousy」が本作と2枚組でのリリースを念頭に置いていたためである。
再生時間が約30分という長編作であり、ロックをベースにクラシック音楽的要素、ピアノ・ソロなどで構成されている。
歌詞は全て英語であり、YOSHIKIの半生をモチーフとした内容となっている。
ジャケット・カバーで使われている頭部X線写真もYOSHIKI自身のものである。
初動売上で30万枚以上、最終的な累計売上は60万枚を超えるヒット作となった。
なお、日本における正式な収録曲が1曲のみのCDアルバム(音楽作品)の売上としては歴代1位である。
LIVEでの演奏
再生時間が約30分ということは、演奏時間も約30分ということになる。
そんな規格外の超大作がLIVEで演奏されたことがある。
『ART OF LIFE』発売前の1991年12月8日にNHKホールで行われた「X with オーケストラ」で、YOSHIKIがソロコーナーで演奏したものが初演となる。
この時は中盤のピアノ・ソロ部分のみの演奏であった。
その後1992年7月30日に行われた「YOSHIKI TALK LIVE at 日本武道館」で、YOSHIKIがピアノ協奏曲形式としてオーケストラと共演したものが初のフル演奏となった。
X JAPANとしては1993年東京ドームの「日本直撃カウントダウンX JAPAN Returns」2daysで演奏している。
この公演ではYOSHIKIの演奏の提案に当初はメンバーが反対していたものの、後になって逆に演奏意欲が沸いてしまい、ほとんど唐突に演奏が決定したという。
楽曲のあまりの長さ故に、メンバー全員が自分たちの楽曲であるにもかかわらず、ライヴの直前まで必死にコピーをしていた。
ピアノ・ソロはYOSHIKIのみの演奏のため、一番大変なのは言いだした自分だったと後にYOSHIKI自身も語っている。
この曲に限ってはToshlですら恒例の観客への煽りも無く歌唱のみに集中しているほか、他のメンバーも長時間にわたる高速の演奏に集中せねばならないため、「珍しくXのメンバーが動いていない」という印象をYOSHIKIは語っている。
どこをとっても規格外の『ART OF LIFE』であった。
X(X JAPAN)の思い出
未だにX JAPANとは呼びたくない。
XはやはりXだ。
デビュー当時はその出立ちから、なんとなくイロモノバンドの印象があった。
まだビジュアル系という言葉が浸透していなかった時代だったから致し方ないことなのかもしれない。
しかしなんといっても楽曲がメチャクチャ格好良かった。
X時代の楽曲はどれをとっても本当に素晴らしい。
名曲『Silent Jealousy』のギターリフはもはや神でしかない。
これほど格好良いバンドは世間が放っておかない。
あっという間にスターダムへとのし上がっていった。
一流アーティストの仲間入りを果たしたXが、人気絶頂の時に満を持して発売したのが『ART OF LIFE』だった。
もちろん初回盤で持っている。
iTunesに読み込んで以来、一切開封していないからほぼ新品状態だ。
Xファンは皆熱狂的だから、もしかしたら高額取引きされているんじゃないか?
ワクワクしながらとりあえずAmazonをチェックしてみたのだが……
……。
特装品でもない限り、もう出品すらされていない。
まぁ、こちらとしてははなから売る気もないんだけれども。
若干哀しくなったがそこそこ笑えたから良しとしよう。
Xを語り出したらまだまだ長くなる。
hideちゃんやTAIJIのこと。
語りたいことは山ほどある。
名曲も山ほどある。
これから少しずつ書いていこう。
だからそれはまた別の機会で。
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