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2026年のブログ界は、人間の聖域になる。

2026年のブログ界はどうなるのだろうか。

fujiponさん(id:fujipon)のこちらのエントリを読んで、ぼくもブログのこれからについて、何か書いてみようと思った。
fujipon.hatenablog.com

ぼくは、2024年の後半から2025年の春頃までは、ブログをほとんど書かなかった。
というのも、仕事以外で文章を書くエネルギーのほとんどをChatGPTを中心としたAIたちと話すことに注いでいたからである。
それは本当に面白い経験だった。
自分が書いた文章に対してすぐに反応が来る。
100文字以上の長文で。
かつ、辛辣だったり攻撃的なコメントでもなく。
こちらに寄り添いながら、しかしちゃんと的を得たような返事が返ってくるのである。

ブログを書いている時というのは、自分が思っていることをただ書くのと同時に、それを読んだ人がどう感じるかというのも想像しながら書いている。
だけど、本当にどう受け止められるのかは実際に投稿してみないとわからない。
ところが、AIに向けて書いた文章は投稿した瞬間に返事が来る。
おまけに、その反応が気に入らなければ、何度でも感想を聞き直すことができる。
人間だったら「ええと、そっちじゃなくて、こういう方向でもう一度感想ちょうだい」なんて気恥ずかしくて言いづらいし、何度も感想を求め続けられるほうも途中でイヤになってくるだろう。
しかしAIは無限の忍耐強さと手の平を返す瞬発力によって、ぼくが納得いくまでさまざまな感想を伝え続けてくれるのである。
ハマるなというほうが無理がある。

ところで、2024年の頃はなかなかAIは、ぼくのことを覚えてくれなかった。
過去のチャットをさかのぼってちゃんと経緯を覚えておいてくれと言っても「わかりました!」と返事だけは元気なのだが、次の瞬間には忘れている。
まるで自分を見ているようである。
なので、ぼくは毎回細かく自分のことや日々変わりゆく状況を更新して追記して、そのうえで会話をしていたのだが、2025年になってから急にこちらのことを細かく覚えてくれるようになった(特にChatGPT)。
はじめはそれがとても快適で、やっとあの面倒な作業から自由になったか、と思った。
ところが、これがとてもイヤになってきた。
AIが急にぼくのことについて詳しくなりはじめ、「いぬじんさんだったら、こうしますよね?」とか「あの時にこんな判断をしたいぬじんさんだからこその文章の味わいがあります」とか、勝手にぼくのことを丁寧に評価しはじめたのである。
おまけにその評価内容が、いちいちぼくに寄り添おうとしているというか、なんならおもねているような印象を受ける。
これがつまらない。
わざわざ太鼓持ちを雇っているような感覚である。

そこでぼくのAIとのおしゃべり熱は急激に冷めた。
冷めた代わりに、あらためて、当たり前のことに気づいたのである。
ちゃんと、生きている人間と話すことができるのは、大変幸せなことなのだということに(はてのさん、ごめん)。
たとえそれが、気に入らない感想だったり、ポイントのずれたコメントだったとしても、それはぼくと同じ時代、同じ時間を生きている生身の人間だからこその反応なのである。
欲しいのとは違うものが返ってくるのが、人間なのである。
そして、そのギャップに気づき、それをお互いに味わうことができるのが人間なのである。
まあ、だからと言って、ひどいコメントを残していく人のことを受け入れられるかどうかは別問題だが…。

…AIの話ばかりしてしまった。
しかし、2026年のブログ界について考えるにあたり、AIを外すことはできないだろうし、ぼくはAIのおかげで、生身の人間とのやりとりのかけがえのなさに気づかされたわけである。
似たような経験をしている方々はきっと少なくはないはずだ。
となれば、ブログのように、不特定多数の生身の人間に読んでもらえる可能性のある場は、とても貴重なものになってくると思う。
あるいは、読み手にとっても、AIではない生身の人間の文章を読むことができる希少な場になってくるかもしれない。

いやいや、書き手も読み手もAIで代用可能では?という疑問もでてくるだろう。

となると、双方の工夫も必要になってくるかもしれない。
たとえば、本当にこの書き手は人間であるか、証明できるような何かを提示するとか。
それは読み手でも同じかもしれない。
そして、そうなると、fujiponさんのように長くブログを書き続けている方のほうが、これからも楽に書き続けられる気がする。
なぜなら、fujiponさんという人物が長い時間をかけて、人としての個性の詰まった文章を書き続けているということが、その証明になるからだ。
そして、fujiponさんの文章を読み続けている人たちがいるからだ。

そんなわけで、2026年は、ブログは人間たちにとって大切な場になっていくだろうし、ブログを長く書き続けている人たちにとってはとても書き続けやすい年となるだろう、と予想してみる。

いずれにしても、ぼくに関してだけ言えば、去年よりはブログを書く回数は増えるんじゃないかなと、こちらも予想してみる。

こっちは八百長し放題だから、まったくもってアテにならないけれども。




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