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2025年新作映画ベスト10

 皆様。あけましておめでとうございます。いーちゃんです。2025年こそはブログの更新を頑張ろうと思っていたのですが、まぁ全然ダメでした。申し訳ありません。映画自体はきちんと見てはいて、今年は新作を138本見ました。映画館で見たのは旧作含めて134本で、旧作は41本見て、全体で179本見ました。史上最多です。6月くらいまでは例年より少なかったのに、後半で盛り返した感じですね。この記事では、そんな私が今年見た映画の中から選んだベスト10を発表します。また、部門別のベストは後日、また違う記事で発表します。それでは、いってみよう!

 

10位『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』

 『ミッション:インポッシブル』シリーズの最終作が10位。正直、かなり歪な映画で、ツッコミどころは山のようにあるし、シリーズ最高傑作というわけでもない(ちなみに私は『ゴースト・プロトコル』がいちばん好き)。しかし、後半の2大見せ場が本当に素晴らしく、正真正銘「映画館で見るため」に作られていた。「映画館で見る映画」が死につつある現在、あくまでも映画館で見る体験を観客に届けることに命を懸けているトム・クルーズに敬意を表して。

 

9位『ハウス・オブ・ダイナマイト』

 キャスリン・ビグローの映画が9位。出所不明のミサイルがアメリカに着弾するまでの18分間、3つの立場の人々が直面する究極の選択を描く。核抑止論は世界の常識となってしまっているが、その結果、我々はいつ世界が滅亡してもおかしくない状況の中に生きている。この事実を突きつける。リアリティの程度は分からないのだが、極限状態の緊張感が凄まじく、終わり方が絶望的なこともあり、見て、どっと疲れた。

 

8位『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦

 打って変わって香港が送り出した、少年ジャンプの精神を体現したかのような本作が8位。谷垣健治が監督したアクションはシチュエーションごとに練られていて大変面白いし、外連もたっぷりで、普通に考えれば「バッカじゃねぇの?」と思える設定も余すことなく出してくる。そして何より出てくる奴らが皆濃くて魅力的。”好き”なものしかない映画だった。

 

7位『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』

 アリ・アッバシ監督のトランプ評伝映画が7位。歴史上最低の人間の1人である彼が彼になった所以を描く。アメリカの資本主義社会が生んだ「勝ちぁいいんだよ」精神の男が行き着く先に今の我々は生きている。最低な終わり方ではあるのだが、とにかく面白い。最低な人間が最低なことをやっているとドン引きしつつも見てしまう。この男がアメリカ大統領の世界に我々は生きているのだ、という絶望を込めて。

 

6位『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』

 「チェンソーマン」の劇場版が6位。いや素晴らしかったね。これこそが俺が見たかった『チェンソーマン』だ!と言いたくなる快作。TVシリーズで不評だった演出を刷新し、「映画」であることに自覚的になり、臆面もないパロディをやってみせる。終盤の怒涛のアクションに賛否があるようだけど、私はあのグチャグチャ感が作品が持つ混沌さを体現しているように思えたので、断固支持派。最後にはしんみりもさせてくれたので、「レゼ篇」の映像化として大正解である。

 

5位『罪人たち』

 ライアン・クーグラー監督×マイケル・B・ジョーダン主演の最新作が5位。もちろんIMAXで見ました。だいぶ変な映画ではあるし、音楽の知識も大してないくせに入れていいのかと迷ったのだけど、とても面白かったので入れてしまった。映像テクニックが素晴らしくて、音楽が歴史を越えて受け継がれていることを映画的な手法で描いている。特に「I lied to You」がかかるところはヤバかった。

 

4位『アイム・スティル・ヒア』

 ウォルター・サレスの新作が4位。ブラジルの軍事独裁政権下で起きた悲劇と、それに立ち向かう家族を描く。非常に重厚な出来の映画で、映像の演出が全シーン良かった。そして、きな臭くなってきている昨今の日本にリンクする箇所も多々あり、色々と気を引き締めた1作。民主主義が独裁によって害されると、真っ先に被害に遭うのは国民なのだ。

 

3位『スーパーマン

 今の世界で『スーパーマン』を作る意義。ジェームズ・ガンによるDCユニバースが3位。排外主義と露悪が世界を席巻している今、敢えて「正論」を語らなければならないという使命感に心を打たれる。もうスーパーマンだけでは世界は救えない。つまりはそれは、アメリカの時代の終焉を意味すると思う。ただ、それ故に、ヒーローは勿論、善意を持った人々が力を結集する必要があるのだ。

 

2位『羅小黒戦記Ⅱ ぼくらが望む未来』

 傑作アニメーション映画『羅小黒戦記』の続編が2位。1作目の超絶クオリティをさらに進化させ、尚且つ、続編に必要なことを全てこなしてみせた傑作。日本の漫画・アニメが培ってきたものを昇華させたアクション、現代的なテーマが小黒の成長にもつながっている構成、そして航空機の救出アクションの素晴らしさ、全てがハイレベル。上澄みとはいえ、中国がこれほどのものを送り出してきたという事実に、日本のアニメファンとしては戦慄している。中国アニメーションは『ナタ 魔童の大暴れ』が世界歴代5位の興収を叩き出しており、いくら北米で『鬼滅』と『チェンソーマン』がヒットしたとはいえ、日本のアニメーション界も油断してると足をすくわれると思う。

 

1位『ワン・バトル・アフター・アナザー』

 ポール・トーマス・アンダーソンの新作が堂々1位。162分ずっと面白いとか反則である。基本的にコメディで風刺劇で、右も左も対話することを忘れ、お互いに極論で殴り合っているだけのなかで、純粋に娘を救い出すことのみを目指して右往左往するディカプリオを描いている。編集が滑らかですいすい見られるかと思ったらスマホの充電する場所を探してオロオロする天丼ギャグやったり、そうかと思ったら終盤のカーチェイスみたいな素晴らしい瞬間もある。前向きな終わり方含め、心の底から映画館で見てよかったと思える映画であった。

 

 以上がベスト10です。次点は『ロスト・バス』『サブスタンス』『教皇選挙』でした。後は『ふつうの子ども』『ひゃくえむ』『ウェポンズ』『F1/エフワン』『敵』『聖なるイチジクの種』『ノスフェラトゥ』『Flow』『アイ・ライク・ムービーズ』あたりが入れるか迷いました。

 

 ここ数年ずっとそうなのですが、「映画館で見る映画」という文化はどんどん衰退しているような気がしていて。ハリウッドではワーナーブラザーズがNETFLIXに買収され、日本ではワーナージャパンが撤退。ハリウッド映画はどんどん映画館で見られなくなっていく状況が出来上がりつつあります。この状況に結構焦りを感じている身として、今後、どのように事態が進行していくのか。もう絶望的な状況のような気もするのですが、我々にできるのは映画館になるだけ足を運ぶ、というこれくらいだと思うのであります。2026年もいい映画に出会えますように。それでは。




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