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2024年新作TVアニメベスト10

 みなさま。こんばんは。いーちゃんです。今回は2024年の新作TVアニメのベスト10です。感想を全く上げていないのにアレですけど、実は昨年は42本TVアニメを完走しました。その中より、私が良かったなぁと思った作品を10本紹介します。そして2023年のベストを全く上げていないことに今気づいたので、それもついでに挙げます。

 

10位「物語シリーズ オフ&モンスターシーズン」

 「物語シリーズ」の最新シリーズが10位。近年、シャフトは勢いが落ちてきていて心配になっていたのですけど、やっぱり「物語シリーズ」ですから。本気を出してくれましたよ。「化物語」から登場しつつも、未だに「物語」が終わっていなかった千石撫子の物語を総括した「撫子ドロー」に始まり、新房昭之が超久々に絵コンテを切った「あせろらボナペルティ」、そして忍とスーサイドマスターの縁を描いた「しのぶマスタード」と、各キャラの物語を深堀する内容で大満足。やはりシャフトの象徴性の高いカットと文字カット的な画作りと会話と洒落と屁理屈で構成されている本シリーズの相性の良さを再確認。

 

9位「僕の心のヤバいやつ 2期」

 OPの制作がWIT STUDIOで、監督が荒木哲郎であったり、本編もかなり気合が入っていたりするなど、ここに本腰を入れてきたな、と感じられる続編であった。原作既読なのだけど、1期からあった光と影の演出にあったように、本作は市川が山田という光に出会い、自身を肯定していく物語。それは山田にも当てはまる。もう毎回俺はあの2人を応援してましたよ本当に。

 

8位「負けヒロインが多すぎる!」

 原作ものでは今年最大のヒット作。ラノベでは久々に「素晴らしいアニメ化がされる⇒原作バカ売れ」の流れを見た。近年は漫画でも何でも、「既に人気の高い作品を超絶クオリティでアニメ化して話題席捲⇒原作バカ売れ」の流れが顕著だったけど、本作は放送前は完全ノーマークだった。「アニメ化」として理想的な結果を出したと思う。

 「負けヒロイン」という、ラブコメで数多生み出されてきたヒロイン達のその後を描く、という、既存のジャンルに対して批評的な角度から作品を作るガガガ文庫らしい作品。とはいえ、内容的には既存のラブコメのヒロインルートみたいな話ではあるのだが、「負けヒロイン」であり、主人公の温水含め、ヒロイン達は「本来は中心にいない脇役」キャラなのがポイント。彼女たちとの掛け合いが非常に計算された画作りと生き生きとした演出で描かれており、毎回本当に楽しかった。

 

7位「ガールズバンドクライ」

 最初に情報を聞いたときは耳を疑った。東映アニメーションが3DCGでガールズバンドアニメをやる?正気か?『ポッピンQ』の悲劇を忘れたのか?いくらPが「ラブライブ!」だからって流行りに安易に乗りすぎだろ!「バンドリ」にはなれねーんだよと思った。しかし見てみたらこれが大変素晴らしくてすいませんね本当にという気持ちになった。

 決して分かりやすいカタルシスがある作品ではないのだけど、独りだった存在が己を曲げずに社会に中指立てて共に生きていける存在と出会う物語だった。ここを全く曲げないところがカタルシス。仁菜がとにかく愚直でまっすぐで、思いの丈を歌にのせていく様にはこちらもつい感情を揺さぶられた。話の構造的には花田十輝作品としては「よりもい」がいちばん近い(カタルシスの違いはあるが)。中指が小指になってるのもいくつも意味が重なってる。白眉は10話と11話。

 また、3DCGの表現にも目を見張るものがあった。3DCGは人間以外のものを描くのに適していたのだが、本作では真っ向からキャラを描いてみせていて、従来のセルルックの常識を覆す出来であった。東映アニメーションがこれを送り出してきたことは大きな意義を持つ気がする。

 

6位「小市民シリーズ」

 「氷菓」の米澤穂信先生のもう1つの代表作をアニメ化。これがまた素晴らしかった。「氷菓」のIFの物語だと思っていて、小鳩は奉太郎のもう1つの可能性。調子に乗った過去を反省して「小市民」として生きることを誓っている。「氷菓」が奉太郎の思春期の成長を描いたのに対し、本作は全能感を恥じた後、如何にそれから距離をとるか、を描いていたように思う。

 アニメーションの出来も「氷菓」と対照的。京都アニメーションが盛りに盛った演出を施した「氷菓」と比べ、本作は徹底的なまでに削ぎ落す。しかし、シネスコ、ロング・フィックスの画面、謎解きの際の場面転換など、非常に計算された演出を行っていると思う。ロジカルに謎を解いていく構成もお見事という他ない。ちょっと過小評価されすぎな感じがある。

 

5位「ダンダダン」

 ひたすらに素晴らしい。空想特撮オマージュのOPに、1話1カット目から迸る湯浅政明のDNA(見た直後から「ピ・・・ピンポン」!!と大興奮)。あの原作をアニメ化するにあたって最&高のものを出してきた。日常の芝居、アクション、そして感動ポイントの演出が非常にメリハリが効いており、それもクオリティが高い。日常では構図をしっかりと作ってキャラに芝居をさせ、カッティングでテンポよく見せる。アクションはダイナミックに動くが特に素晴らしく、構成がきちんとしているからだと思うが、あれだけ凄いことをやっているのにとても見やすい。これらがきちんとできているから、毎回純粋にアニメーションを楽しむことができた。正直、もう1ランク上でも良かったのだけど、あまりにも途中で終わったのでこの順位にした。

 

4位「ダンジョン飯

 これもひたすらに素晴らしい。TRIGGERが作ると聞いたときは驚いたのだけど、いい意味で味を(表面上は)抑えて、上質な作品を作っていたと思う。しかしそれでも滲み出てしまうものはあったが・・・。とにかくちゃんと料理が美味そうというのがとてもポイント高い。静と動の塩梅が大変素晴らしく、静である芝居については料理の手さばきを丁寧にアニメ化し、動の部分ではTRIGGERらしさを発揮して非常に見応えのあるものを作っていた。また、ダンジョンの中で進むくせに世界観も奥行きが深く、ライオスのチームは多種多様な人種がおり、それが作品の豊かさにつながっているなと思った。

 

3位「葬送のフリーレン」

 2023年の秋アニメではあるけれど、最終話は24年だったのでここに入れた。もう毎回100点を叩き出していたマッドハウスの本気が生んだ化け物。アクションと日常芝居が非常に高いレベルで安定しており、近年増えた「クオリティの高いアニメ」とは一線を画する。ストーリー構成もしっかりしており、人と出会うこと、関わること、その記憶を紡いでいくことをきちんと描いていたと思う。2期も大いに期待しています。

 

2位「ONE PIECE FAN LETTER」

 もう20年以上「ONE PIECE」を追っていて、もはや人生の一部と化している身としては、本作は激賞するしかない。本作の登場人物のように、私も麦わら一味の活躍をはたから見て、応援してきたのだ。それが一体となった冒険を最高レベルのアニメーションで語る。30分でありながら流れるようなカッティングと芝居で、かなりの密度の物語を見せ切る。各カットの構築力が半端じゃなかった。もうずっと泣いてました。

 

1位「響け!ユーフォニアム3」

 2015年から始まった同シリーズの9年の集大成。亡くなった方も含めた、全てのスタッフが作り上げた特別な傑作。『アンサンブル・コンテスト』を見たときに感じた「悪い予感」は的中したのだが、それが久美子にとっての成長であり、麗奈の「悔しい」を感じ取れなかった彼女の物語のゴールになった構成には脱帽。この12話により、本作は正真正銘の「傑作」と成ったと思う。9年という歳月が無ければできないであろう演出や脚本であり、このシリーズを追っていてよかったと心の底から思えた。

 

 以上が、2024年のベスト10です。他には、「義妹生活」「逃げ上手の若君」「T.P.ぼん」「BLEACH 千年血戦篇 相剋譚」がベスト級。特に「義妹生活」は演出が非常に凝っていた作品で、今年1の拾い物だったと思う。

 

 さて、おまけとして、2023年のベスト10も載せます。以下になります。

 

2023年ベスト10

1位「スキップとローファー」

2位「PLUTO

3位「ヴィンランド・サガ

4位「推しの子」

5位「アンデッドガール・マーダーファルス」

6位「もういっぽん!

7位「BLEACH 千年血戦篇 訣別譚」

8位「呪術廻戦 懐玉/渋谷事変」

9位「スコット・ピルグリム テイクス・オフ」

10位「Helck」

 

 1位、2位、3位は原作既読の身として、原作を素晴らしい形でアニメにしてくれたことに感謝。4位は純粋に動画公房凄いなという話。5位は変則ミステリとして楽しめた。6位は今年いちばんの拾い物。10位は頑張っていたので入れました。面白かったし。

 

 以上になります。2025年も面白いアニメに出会えることを願って。それでは。




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