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【現役セキスペ解説】国内サイバー攻撃最新事例から学ぶ、情シスが今すぐ見直すべきランサムウェア対策

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筆者名:城咲子(じょう せきこ)

情報システム部でセキュリティを担当している城咲子です。セキュリティに関する情報や日常の出来事(グチやボヤキ笑)などを発信していきます。(情報処理安全確保支援士/登録セキスペ/CISSP)

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  • 最小権限の原則
  • 測定できなければ管理できない!
  • 失敗する可能性のあるものは、いずれ失敗する。

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🚨 国内ランサムウェア攻撃の現状と情シス担当者の危機感

私は情報システム部のセキュリティ担当として、日々国内で発生するサイバー攻撃のニュースにアンテナを張っています。特に、ここ数年でランサムウェアによる被害は、その規模も深刻度も増す一方です。

金銭を要求されるだけでなく、業務の完全停止機密情報の漏洩を伴う二重脅迫(ダブルエクストーション)が主流となり、企業の存続そのものを脅かす事態となっています。

直近の事例、例えば大手企業におけるデータセンターのシステム障害事例などからも、攻撃者が企業の最も重要なインフラを狙い、巧みに侵入経路を見つけてくることが読み取れます。これらの事例は、私たちが「属人性の徹底排除、チームとして行動すべし」という信条のもと、組織全体でセキュリティ対策を再点検する必要があることを痛感させます。

🔪 セキュリティ専門家(CISSP/CCSP)が指摘する侵入経路の共通点

ランサムウェア攻撃の被害報告を詳細に分析すると、いくつかの共通する侵入経路や脆弱性が浮き彫りになります。

1. 脆弱なリモートアクセス環境(VPN装置、リモートデスクトップ)

多くの事例で、旧式あるいはパッチ適用が不十分なVPN装置などのリモートアクセス環境が狙われています。

  • 予備用の旧式VPN装置を緊急時に使用した結果、その脆弱性を攻撃者に突かれた事例が報告されています(経験談として、テレワーク急増時に「動けばいい」と一時的な対応をした結果、恒久的なリスクとして残ってしまったケースを私は知っています)。
  • 脆弱性情報が公開されていても、すぐに対応しない「パッチ適用遅延」が命取りになります。

2. 公開されているサーバーやシステムの脆弱性

外部に公開しているウェブサーバー、メールサーバー、ファイル転送システムなどに存在する既知の脆弱性が放置されているケースです。

これらの脆弱性は、攻撃者にとって「開いている裏口」に等しく、侵入後のラテラルムーブメント(横展開)を許す起点となります。

🏢 情シス部門が今すぐ実行すべき具体的な対策

情報システム部、特にセキュリティを担う私たちが、これらの事例から学び、行動に移すべき対策を、私の専門性に基づき具体的なアクションプランとして提案します。

アクションプラン1:「旧式・予備システム」の棚卸しと廃棄・最新化

攻撃者は、普段使われないシステムや予備のシステムこそが、パッチ適用が遅れ、設定が甘くなりがちだと知っています。

  • 全資産の可視化: IT資産管理台帳を精査し、インターネットに接続する全ての機器(特にVPNやリモートアクセス関連)を洗い出します。
  • 脆弱性診断の徹底: 旧式OS、サポート切れのソフトウェア、予備機についても脆弱性診断をかけ、リスクが高いものは直ちに廃棄または最新版への移行を計画します。
  • 教訓: 自分が動くのではなくルールを変えて人と組織を動かすという私の信念の通り、「使っていない古いシステムは即時シャットダウン・廃棄」という運用ルールを徹底させることが重要です。

アクションプラン2:インシデントレスポンス(IR)体制の強化

ランサムウェア感染は「防ぎきる」のが困難な時代です。「やられた後」の対応が被害の大きさを決定づけます。

  • バックアップ戦略の見直し(3-2-1ルール):
    • 3つのコピーを持つ。
    • 2種類の異なるメディアに保存する。
    • 1つはオフラインまたは地理的に離れた場所に隔離(イミュータブルバックアップの検討)。
  • IR訓練の定期実施: 感染時の初動対応、ネットワーク隔離手順、経営層への報告ルートなどを具体的に定めたマニュアルに基づき、机上訓練ではなく実機を用いた訓練を年に複数回実施します。これは情シス部門は経営の片腕としての役割を果たす上で、事業継続性を担保するために不可欠なプロセスです。

アクションプラン3:クラウドセキュリティの強化(CCSPの視点から)

クラウドの利用が進む今、IaaS/SaaS環境のセキュリティ設定不備が新たな侵入経路になりつつあります。

  • CSPM(Cloud Security Posture Management)の導入: クラウド環境の設定ミスやコンプライアンス違反を自動で検出し、継続的に監視します。
  • クラウド上のリモートアクセスの最小権限化: セキュアアクセスサービスエッジ(SASE)などの新しいアーキテクチャへの移行を検討し、ゼロトラストの原則に基づいたアクセス制御を適用します。

✅ まとめ:セキュリティは「継続的な改善」そのものである

サイバー攻撃は進化し続けます。特定の事例を教訓とするだけでなく、常に最新の脅威動向を学び、組織のセキュリティポリシーと技術的な対策を継続的に改善していく姿勢が、情報システム部門には求められます。

今回の国内事例を通じて、皆さんの組織のセキュリティ対策を見直すきっかけとなれば幸いです。

✅ 関連記事:あわせて読みたい

今回の記事では、ランサムウェア攻撃の最新事例と、その侵入経路として狙われやすい「VPNの脆弱性」について解説しました。

情報システム部のセキュリティ担当者として、具体的な対策をさらに深掘りするために、以下の記事もあわせてお読みいただくことをお勧めします。

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  3. 【総まとめ】2025年国内サイバー攻撃被害事例|企業が学ぶべき教訓と対策

    • 今回はランサムウェアに焦点を当てましたが、国内では多様なサイバー攻撃が発生しています。この記事で全体像を把握し、より包括的なセキュリティ対策のヒントを得てください。

引用元

  1. 国内・海外のランサムウェア事例15選を紹介!業界別に被害状況を詳しく解説|GMOサイバーセキュリティ by イエラエ
  2. 【最新】ランサムウェア国内事例9選!攻撃傾向と対策を解説|HENNGE One クラウドセキュリティブログ



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