魚沼産コシヒカリの産地として有名であり、国内有数の豪雪地帯でもある魚沼市は、市内の約8割が森林という自然豊かな地方都市である。そして東京駅から1時間半で来る事ができる、意外にも身近な日本の原風景でもある。
もしアナタが自動二輪の免許を持っているのなら、バイクに乗って行くことをオススメする。魚沼市はライダー交流の聖地を目指し、バイク乗りの呼び込みに力を入れているからだ。
・新潟新ライダーの聖地
ほう、ライダー向けの「朝活カフェ」を市内各地で開催しているのか…。面白そうだが、私が住む長野県から駆けつけたら昼活になってしまう。残念だ。
バイク乗りにとって黄色と黒のツートンといえば、ラーメン二郎の看板やオーストリア=ハンガリー帝国の国旗でもなく「ヤエーステッカー」に決まってる。ゲットして然るべきマストアイテムだろう。
昨年から引き続き「ライダー割」も実施している。バイクで市内の各実施店舗に乗りつけると、割引やプレゼントのサービスを受ける事が出来るのだ。こんなエエとこおまへんで。
だが本日バイクで訪れたのは、バイク割を実施していない店舗。
どさん子 小出17号店だ。
・味噌ラーメンの聖地
やはりこの店はイイ。
昔ながらのオープンキッチンスタイル。齢を重ね太極拳の達人のように流れる動き(ゆっくり)の大将を見ているだけで飽きない。そして調理の音、匂い、熱気。臨場感が違う。
イイ休日の昼下がりだ。
店の隅に鎮座する黒電話。もちろん現役だ。
この店の中だけ、時間がゆっくり過ぎているような感覚になる。
どさん子といえば、誰もが味噌ラーメンを思い浮かべるだろう。当然メニュー表の一番上に記されている。だが注意して見て貰いたい。
店長おすすめ!のマークは別のメニューを指し示しているのだ。能の人間国宝のような動き(ゆっくり)を見せるラーメンマスターの大将が静かに、かつ激しく推奨しているメニューがあるのだ。
それが
味噌カレーラーメンだ!
・常連客の定番メニュー
「味噌にカレーのコクが加わった一品」とメニューには記されているが、それだけではこの味噌カレーラーメンを理解することは決して出来ない。蕎麦屋のカレーには、専門店のカレーとは違う美味さがある事は知られている。それは、味噌ラーメン屋のカレーも同じだ。
そして味噌カレーラーメンを食べるのなら、ライスを頼む事も忘れてはならない。そう、絶対にだ。
ここ魚沼のどさん子はとにかく麺がイイ。
なんというか麺が柔らかいのだ。のびているという意味ではない。麺の肌というか、歯触りというか、とにかく口に入れて噛むまでがなんか柔らかく、それでいてなんかプリプリもしている。なんかクセになるのだ。
そして頃合いを見て、スープをご飯にかける…
もうちょっとかける…
結局スープカレーならぬカレー茶漬けのようにシャバシャバにして、茶碗を口もとへ運び一気にサラサラと流し込むのがサイコーという事になる。とにかく美味い!
ごちそうさまでした。
お冷を飲みながら、しばし考えに耽ける。果たしてこの味噌カレーラーメンという料理は…ラーメンなのか…カレーなのか。
そんな事はどっちだっていい。味噌ラーメンとカレーがドンブリの中で一緒になっているのがイイのだ。まったく、素晴らしい逸品だ。
魚沼に行ったら、是非どさん子へも訪れて食べて貰いたい。その時はライスも忘れずに。
帰路途中の峠道で、5月だというのに未だ雪景色を眺める事ができるのも、豪雪地帯魚沼ならではだろう。
そして雪の中、5月だというのに満開の桜。いったい冬なのか、春なのか。
そんな事はどっちだっていい。雪と桜が同じ風景の中にあるのがイイのだ。まったく、魚沼は素晴らしい。
▼本日の相棒はヤマハNMAX155。メチャ速い~!
