知らなきゃ教えちゃうけど、戦国武将の上杉謙信てメチャ強い。
▲ビーストモードの上杉謙信
新潟の人なんだけど、隣の長野にも銅像があるくらいメチャ強い。
なんたって生涯戦績61勝2敗8分勝率97%というハイアベレージを、歯向かう敵を叩きながら叩き出した「戦国最強じゃね?」と噂される男。
▲穏やかな上杉謙信
さらに敵が山国なので塩が手に入らないと困っていれば、相手が宿敵だろうと高血圧だろうとお構いなしに日本海産の天然塩を送ってあげるという、調味料を貸してくれる近所のおばさんばりに優しいナイスガイ。
「越後の龍」「軍神」「毘沙門天の化身」「馬上飲酒の常習犯」「ハイスピード出家」など数々の異名を持ち、戦国時代から令和になった今もなおその偉業が後世に伝わる傑物。
▲神社の祭神として祀られている春日山神社
そんな地元じゃ負け知らずの人気を誇る英雄の名前を、畏れ多くもちょいと拝借し『謙信そば』などと称して提供する駅そばがあるというではないか!
大丈夫なのか?謙信公に怒られないのか?通算62勝目の相手となってしまわないのか?
向かった先は上越市北部の港町直江津(なおえつ)の玄関口、JR直江津駅の北口。
駅から出てすぐ右側にその店、そば処「直江津庵」はあった。
▲立ち食いではなく座って食べるタイプ
人気店らしく、ひっきりなしに客が出入りしている。駅を利用ついでに立ち寄った人だけではなく、わざわざ足を運んで食べに来ている常連もいる感じ。
▲残念ながら11月30日から値上ってる
自販機で食券を購入するスタイルだ。
「かき揚げそば」「えび天そば」「にしんそば」など一般的なメニューと並び…
ありましたー!謙信そば(540円)‼
さっそく食券を握りしめ、逸る気持ちを抑えつつ店員さんへオーダー。セルフの水を持って席に着き、腕組みをして後は野となれ山となれ。静かに謙信そばが来るのを待つのみ…ムム⁉
迫りくる蹄の音、謙信よ、お前なのか?
来ましたー!謙信そばの陣容はご覧の通り、も~チョ~豪華‼
「する天(するめの天ぷら)」「生たまご」「海苔」がどっさり乗っていて540円ポッキリ。社長、安い、安い~(夢グループ)
だが問題は味だろう。
フ~フ~…モグモグ…美味しい~!
いかげそ天も入ってる~!ワ~!
だがもう一つの問題「一体どこに謙信の要素があるのか」について、丼に顔を突っ込みながら仮説を立ててみた。
▲ホームスタジアム春日山城の本丸跡
ひょっとして上杉謙信は、この直江津名物のスルメを肴に夜な夜なお酒を飲み飲み、領土拡大や戦略戦術、配下のモチベーション向上や風通しのよい職場づくりに腐心していたのではないだろうか…
この生たまご、いわゆる月見については
▲本丸から眺める城下町
自国を照らす月を眺めながらお酒を飲み飲み、領国経営や住民の安心安全な生活、サービス向上とクレーム処理に心を砕いていたのではないだろうか…
磯の香りがする海苔については
▲隣国の群馬や長野を望む
「謙信、お前も来いよ」「あ…ごめん、その日おれ戦(いくさ)だわ…」「またかよ、ほんとノリが悪いヤツだな」なんてノリについての友達の一言に傷心しつつ、馬上でお酒飲み飲み戦場に向かっていたのではないだろうか…
▲謙信公の後ろ姿
決まりだ…誰がなんと言おうとこれぞ謙信そばだ。もう、そうに決まってる。いいじゃん、それで!
というわけで、戦国最強武将の偉業と大変さを嚙みしめる事ができる直江津庵の謙信そば。冬の鈍色の日本海を見に行ったついでに食べてみてはいかが?