【元記事:BSドキュメンタリー「最後のレッスン〜キューブラー・ロス かく死せり」:d:id:manpukuya:20060410:ekr】
終末期医療のパイオニアである、エリザベス・キューブラー・ロスの足跡と最期を紹介するドキュメンタリー。
死に際した人をモノではなく人間として扱い、安らかな最期を迎えられるよう、医療行為の意識改革を進めた人。代表作は『死ぬ瞬間』()。
- 作者:エリザベス キューブラー・ロス
- 発売日: 2001/01/01
- メディア: 文庫
この本では、死期が近づいたことを自覚した人がたどるという「死への五段階」が紹介されている。最近はよく聞く気がするけれど、ここでもメモメモ。
- 死への五段階
- 「否認」
- 「怒り」
- 「取引」
- 「抑鬱」
- 「受容」
今ではキューブラー・ロスの考え方は一般化してきていて、ホスピスなどのケアも充実しつつある。
でも60年代から終末期医療のことを考え始めた人には、先駆者としてのストレスがあったのかもしれない。彼女は70年代以降、大霊界の丹波哲郎のようになってしまった。人は死ぬと死後の世界へ行くことを前提とし、「人としてのステージが上がる」のような話をし始めたという。医学どころか科学そのものから離れていってしまった。
しかしある分野のパイオニアなればこそ、このような変化も今ふり返れば仕方がないことのように思えた。
ドキュメンタリーとしては、残念ながらちょっと伝わるものが薄い印象。終末期医療のパイオニアを紹介し、同時に彼女自身の終末期を追った、という以上のものになっていない感じ。企画段階ではよさげに思えたのが、いざ作ってみるとウーンちょっと、となったのかもしれないとも考えた。
以下のスケジュールで再放送される由。いずれもBS1。
- 4月15日(土)午後0:10〜1:00
- 4月17日(月)午後6:10〜7:00