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『夕凪の街 桜の国』(こうの史代・ISBN:4575297445)

【元記事:『夕凪の街 桜の国』(こうの史代・):d:id:manpukuya:20041112:y

核つながりで紹介。このすばらしいマンガについてはじっくり触れたいと思うのだが、こういう機会がないと結局紹介せずじまいになってしまいそうだ。もうあちこちでさんざんほめられているマンガだが、ここでもほめさせて下さい。

原爆を題材にした、こうの史代の作品。枠線以外は定規を使わず、スクリーントーンも使わない。ふかしたじゃがいものような、ほこほこした味わいの絵。しかし内容はあくまで重く、核の惨禍が現在に至るまで尾を引いていることが丁寧に示される。

マンガ表現としてはとてもコンテクストが高いのが特徴で、読み直すたびに細かい隠喩やつながりに気づく。そしてより印象深くなっていく。

100ページ程度の薄さに対して840円は割高に思えるかもしれないけれど、そこで買うのをためらっている人にはまあいいから、悪いようにはしないからと言いたい。




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