以下の内容はhttps://ilovephoto.hatenablog.com/より取得しました。


写真にこだわるBooks №5「ライカの生誕の地を訪ねる旅 -WETZLAR & 箱根-」

 写真界におけるカメラ雑誌、業界紙などの急激な写真メディアの衰退、Webメディアの不安定な部分、急速なYouTubeチャンネルの広がりなどを長い目で見ていくと、写真やカメラの情報がこれから先長く残るためには、やはり紙に残すことが大切だと考えて、まったく個人的な作業として“写真にこだわるBooks ”という名称で2024年4月にスタートしましたが、2026年2月に「ライカの生誕の地を訪ねる旅 -WETZLAR & 箱根-」として無事№5を発刊できました。

■ライカの生誕の地を訪ねる旅 -WETZLAR & 箱根-

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 もともと、№5の「ライカの生誕の地を訪ねる旅 -WETZLAR & 箱根-」は、2025年秋発刊を目指していましたが、その時期に「ライカ誕生100年」をライカカメラ社がやるという情報を得て、せっかくなら100年記念のイベントを含めて冊子を構成しようと考えました。写真出版界においては、ライカとつけばどんな本でも売れるという言い伝えがありまして、確かにそのようなこともあったのは事実ですが、世の中それほど甘くはなく、それなりの新しさと切口をもたないと手に取ってもらえないというのが、私自身が長い間カメラ誌の編集をやっていて実感した部分で、今回も制作にあたっては最も留意した部分です。その点において、今回の「ライカの生誕の地を訪ねる旅 -WETZLAR & 箱根-」では、冊子全体の中にカメラのスペックや機構説明を行わずに、違った面からライカを見てみようという視点で誌面づくりを始めました。そこで考えついたのは、ライカの聖地であるドイツ・ウェッツラーを訪ねる旅という、どちらかというと、旅行ガイドブック的なセンスで、しかも読むとライカの専門的知識が得られるというものです。内容は、読んでのお楽しみで、詳しくは書きませんが、古い街並みに残るオスカー・バルナックがUr.ライカで撮影した場所を訪れたり、ライカ御三家のお墓参りができるようにと工夫され、制作途中で写真仲間からの提案も加え、ドイツまで行かなくてもGoooleMap上で仮想旅行ができるようにもなりました。それ以前は、「ウェッツラー&箱根」と示したように日本のライカファンが訪れる場所として、日本のライカの育ての親である“パウル・シュミット”の顕彰碑のある箱根を加えた2部構成として構成していましたが、加えて仮想的な旅行ができる内容にもなっているのです。

 さらに、最新のライツパークでは工場を見学したり、ライカポルトガル工場、ゾルムス時代の工場と、最初期のマックス・ベレークによる設計のエルマックス50㎜F3.5、エルマー35㎜50㎜F3.5、エルマー50㎜F3.5の設計図面、さらにエルンスト・ライツⅡ世が大戦中多くのユダヤ人を救った「ライカ フリーダム トレイン」の話にも触れるなど幅広い形でライカをとらえました。

■ゼンザブロニカの研究

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 「ゼンザブロニカの研究」には2人の男が登場します。1人は創業者の吉野善三郎氏、もう一人はゼンザブロニカD型からSQ型まで設計にかかわった進藤忠男氏です。米穀商から興し、町工場で小間物やライターを作り、中小企業としてカメラを作り上げた物語で、ブロニカがいかに素材にこだわったか、オリンパスズイコーからニッコールレンズの採用、スウェーデン大使館からのクレーム、ニッコールレンズ以外の製作はどこのメーカーで行われたか、吉野善三郎氏とソニー大賀典雄氏の関係、さらにタムロンへの吸収など日本のカメラ技術、産業史としても読み応えあります。

■エプソンR-D1の研究

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 第3号は「エプソンR-D1の研究」と題して、2004年にセイコーエプソンが、同じ長野県のコシナの協力を得て発売したライカMマウントのレンジファインダー式デジタルカメラの、製造から発売までの経緯を、当時の商品企画責任者、設計技術リーダーの方のお話を伺い、技術的なバックグラウンド、さらにはライカカメラ社とのやりとり、世界中のカメラファンの期待などを紹介してます。本機をもってエプソンはデジタルカメラ分野から撤退してますが、20年を経過したいま、幻の次世代機「エプソンR-D10」の全容を始めて公開しました。

「コンタックスAXの研究」

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 第2号は「コンタックスAXの研究」と題して、ヤシカが京セラに買収される前の1982年フォトキナで発表していたボディ内モーターの試作機「コンタックスAF」がその後本格的な一眼レフAF時代をもたらした1985年発売の「ミノルタα7000」以前に、モーターによるカメラシーケンス駆動のパテントを持っていて、1986年には競合各社を抑えて1年早く「京セラ230AF」として発売し、さらにその11年後の1996年にボディ内焦点機構駆動の「コンタックスAX」誕生までを、ヤシカ時代のユニークなカメラ技術、さらにはニッカカメラ買収による労働争議、京セラに吸収合併された後に京セラ稲盛和夫氏がカメラに注いだ情熱などを幅広く、当時の関係者の文章とともに解説しています。

■「ヤシマデジタル750の研究」

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 第1号は「ヤシマデジタル750の研究」と題して、かつてのヤシカの創業社長であった牛山善政氏が、ヤシカを引退した後に作った35㎜フィルム一眼レフカメラの技術と、どのような時代的背景をもって生まれたのか、どのような人間関係があったのかなどに焦点をあててみました。ヤシマデジタル750は、このほかに名前を変えて「オサノンデジタル750」であったり、「RONY EMC」、さらには「タムロンデジタル750」という名の試作機まで存在していました。その存在の解明にあたったレポートです。

 

◎ご覧になりたい方は

 “写真にこだわるBooks ”をご覧になりたい方は、以下の所で頒布してますので、ご購入ください。取り扱いサイトによってわずかに金額は異なり、送料もそれぞれにまかされています。

 

≪取り扱いサイト≫順次追加します。

■通信販売:「メディアジョイ」カメラ

■店頭販売:「レモン社新宿店」 新宿区西新宿1-15-4第2セイコービル3F 電話:03-5909-2333

■店頭販売:「HASEGAWA」 福岡県北九州市 八幡東区尾倉1丁目8-26

 電話:093-662-4636

■ミュージアムショップ: NISHIMURA CAMERA MUSEUM

 大分県国東市安岐町下原209 (西村義典)

 (入館と広大な駐車場:無料) 電話:0978-67-0073 (ミュージアム見学と購入は4~5日ほど前までに要予約)、大分空港近く

 

ミノルタベクティスS-1の交換レンズをソニーαで使ってみました Ver.2

 ずいぶん長いタイトルになりましたが、フィルムAPS一眼レフカメラのミノルタベクティスの交換レンズを、最新のミラーレス一眼のソニーαで使ってみたというレポートです。用意したレンズは、ミノルタVレンズ22~80㎜F4-5.6、Vマクロレンズ50㎜F3.5、Vアポレンズ80~240㎜F4.5-5.6、Vレフレックスレンズ400㎜F8の4本ですが、ミノルタの流れを汲むソニーαで使ってみるといっても、基本的にフィルムとデジタルでは画面サイズがまったく異なるのです。24×36㎜の35㎜判フルサイズに対し、APSでは24㎜幅のフィルムに対し、1画面1パーフォレーションで、画面をAPS-C(クラシック):25.1×16.7㎜で約1.5倍、APS-H(High Definition)は30.2×16.7㎜で約1.3倍、APS-P(パノラマ):30.2×9.5㎜という使い分けをしていました。このサイズをデジタルの時代にも流用したので、細かくはメーカーによって異なりますが、撮像板のサイズにAPS-CやAPS-Hが使われているのです。

《ミノルタベクティスS-1とソニーαRⅣに、ベクティスVレンズを装着してみました》

 ミノルタからベクティスS-1が発売されたのは1996年。APSで一眼レフを発売したのは、ミノルタ以外にキヤノンとニコンがありますが、両社ともマウントは従来のキヤノンEF、ニコンFマウントだったのです。つまりミノルタだけが新画面サイズに合わせて、まったく新規の完全電子式の交換レンズを用意したのです。そのマウントは、ミノルタαマウントがレンズ駆動にAFカプラー方式を採用していたのに対し、ベクティスマウントは完全電子マウントを採用していたのです。ご存じのようにカメラがミラーレス機時代になるにしたがって、各社ともすべて完全電子マウント方式となり、現在に至っているのはご存じのとおりです。なお、1999年に発売された「Dimage RD3000」にも同じVマウントレンズが採用されていました。

●モンスターアダプター

 ベクティス交換レンズをソニーα7シリーズに使うアダプターは、たまたま交換レンズをレンズを数本入手していたことから、あるといいなと思っていて、KIPONの社長さんに10年以上前に話してみたら、数が少ないのは作るのは難しいですよ!と笑われてしまいました。そのあたりは、十分承知のうえだったのですが、やはりそうかということで、あきらめていましたが、しかしそこが中国パワーのすごいところで、5年ほど前に6万円弱で発売になったのです。写真仲間で新しい物好きな人は即買ったようですが、私としては高価なためあきらめていました。ところが、そのベクティス用「モンスターアダプター」がいつの間にか35,000円ぐらいに値下がったのです。これは、買いだといういうことで焦点工房から購入してみました。

 調べてみるとMonsterAdapter(モンスターアダプター)は、2020年に設立された「深セン魔環光電テクノロジー」社のマウントアダプターブランドで、今回のアダプターは単なる値下げでなく、LA-FE2からLA-VE2へと新しくなったモデルのようですが、旧モデルを手にしたことがないのでそれ以上はわかりません。

 そのような経緯で焦点工房から購入したのですが、マウントアダプターとはいっても工業製品ですから、量産効果で安くなったのか? それとも売れないから安くしたのかなと邪推しながら使ってみましたので、その使用感を報告をしましょう。

《モンスターアダプターとベクティスレンズマウント部》ベクティスVマウント登場は1996年ですが、V400㎜F8レンズのマウント部が金属であることを除き、ボディ、レンズ側マウントがすべて樹脂製というのが先進的です。もちろんボディ側もです。アダプターにレンズを付けた状態では、嵌合はぎゅっとしまり、ガタもなく良い感じです。

《ミノルタSRマウントとベクティスマウントのフランジバック》

 ベクティスマウントのフランジバックは画面サイズで35㎜ライカ判(24×36㎜)と比較するとフィルムカメラAPS(IX240)はかなり短く、それだけボディの厚みは短く作れるはずですが、そもそもフィルムとデジタルを比較するのも難しいですが、ソニーEマウント用にミノルタSR、ベクティスのマウントアダプターを比べると、約7㎜の違いがあります。これは、ミノルタSRマウントのフランジバックが43.71㎜でベクティスS1のフランジバックが36㎜という違いから6.69㎜が長さに違いがでるのです。なお私の場合は、SRマウント用には専用でなく、SRマウント⇒ライカMマウント⇒ソニーEマウント用と2段重ねにしてます。これは専用を買えばベストなのですが、私はライカMマウントを介して複数社のミラーレス機に対応させているからす。

 35㎜フルサイズのマウントアダプターと比べると短く、ハンドリングも良好です。

 

●いつものようにあちらこちらで撮影してみました

 やはりここは定番の英国大使館で行きましょう。ふだんはフルサイズ画面で焦点距離35㎜で撮影していますが、同じ画角を得るには、23㎜となりますのでVレンズ22~80㎜F4-5.6で、22㎜の最広角ズームポジションで撮影しました。

■Vレンズ22~80㎜F4-5.6

 このVレンズの中では標準ズームといえるもので、商品名としては22~80㎜F4-5.6となっていますが、撮影後のExifにでている焦点距離を表記します。つまりこのレンズで22㎜は21㎜とExif表記されています。以下、同様に記していきます。

《いつもの英国大使館正門前》α7RⅣ、Vレンズ22~80㎜F4-5.6、晴天のいつもの時間に同じ場所から、焦点距離21㎜(31㎜相当画角)、S-AF。F5.6・1/800秒、ISOAuto 125、手持ち撮影。画質的にはほとんど問題なく、ピントはスポットAFで屋根直下のエンブレムに合わせました。露出補正はしてませんが、わずかに明るいためかフレアっぽさを感じました。なお、拡大していくと向かって左の建物わきの避雷針にわずかにフリンジの発生を確認できましたが、一般的な使用では問題ないでしょう。AFはやや緩慢な動きですが、30年前、α-7000時代の交換レンズとしては立派なものです。

《夜の新宿ゴジラ通り》α7RⅣ、Vレンズ22~80㎜F4-5.6、こちらの夜景もいつもの場所です。焦点距離21㎜(31㎜相当画角)、S-AF。F5・1/60秒、ISOAuto 800、手持ち撮影。本シリーズの他機種でも同じ場所を撮影していますから、気になる方はご覧いただければおわかりだと思いますが、手前の左右街灯の光の部分に光芒を感じさせます。やはりこれは光学系からくるフレアが発生していると考えてよいのでしょう。またはレンズ設計というよりコーティングの問題かもしれません。

■Vアポレンズ80~240㎜F4.5-5.6

いわゆる望遠の3倍ズームです。その名の通り色消しのAPOレンズが使われているのでしょう。

《オオジュリン?》α9Ⅲ、Vアポレンズ80~240㎜F4.5-5.6、焦点距離241㎜(361㎜相当画角)、C-AF。F5.6・1/1000秒、ISOAuto 250、手持ち撮影。すぐ後ろに葦が生えているところがあり、暖かさに誘われて、チョコチョコと動き回りでてきたのをキャッチ。

《冬の菖蒲畑Ⅰ》α9Ⅲ、Vレンズ80~240㎜F4.5-5.6、焦点距離135㎜(229㎜相当画角)、S-AF。F8・1/250秒、ISOAuto 250、手持ち撮影。6月ごろの季節になると水を貯める花菖蒲畑。冬季は水を抜き、養生させているようです。点在するのが花菖蒲の切り株で、その周辺は水生植物ですが、もふもふと柔らかな毛のように見えます。

《冬の菖蒲畑Ⅱ》α9Ⅲ、Vレンズ80~240㎜F4.5-5.6、焦点距離80㎜(200㎜相当画角)、C-AF、H連写。F10・1/800秒、ISOAuto 250、手持ち撮影。

■Vマクロレンズ50㎜F3.5

 ミノルタα用の50㎜と100㎜のマクロレンズはもともと写りの良さで定評ありましたが、ベクティス用のVマクロも素晴らしい描写を示してくれるだろうとの期待を込めて撮影しました。

《自然のカラーチャート》α9Ⅲ、Vマクロレンズ50㎜F3.5、焦点距離51㎜(76㎜相当画角)、S-AF。F8・1/500秒、ISOAuto 250、手持ち撮影。記憶色として誰でもがイメージできる色を見るための自然のカラーチャートです。1/2倍マクロレンズですが、76㎜相当の画角で近寄れることになります。ホワイトバランスはオートですが、夕方の西日にあてての撮影でしたので、少し赤みを帯びたように見えます。

《モデル、LUNA》α9Ⅲ、Vマクロレンズ50㎜F3.5、焦点距離51㎜(76㎜相当画角)、C-AF。F8・1/80秒、ISOAuto 2000、マクロだということで、そのままモデルさんを撮影しました。C-AFで、モデルさんに適当に動いてもらい追いかけましたが、瞳認識もばっちりでした。

《Vレフレックスレンズ400㎜F8》

 400㎜のミラーレンズ、APS-Cだから600㎜相当画角になるのです。その昔、フィルムカメラ時代にシグマ600㎜、トキナー500㎜のミラーレンズを使ったことありますが、ファインダーをのぞいただけで、手振れがすごくて使いこなせませんでしたが、最新のデジタルカメラボディだと手持ち撮影が可能となるので気楽に、手持ち撮影が楽しめました。なお、このレンズだけはAFがうまく作動しませんでしたので、その多くはマニュアルフォーカスとなりました。AFは、ときどき上手くいくのですが、なぜかジージーとフォーカス動作を繰り返すのです。ミラーレンズのAFはミノルタαの時代にあり、ソニーのαシリーズ機にも引き継がれましたが、いつの間にか消えてしまいました。AFは一眼レフ時代の位相差検出方式と、ミラーレス時代の撮像面を用いたコントラスト検出/位相差検出方式と何か違いがあるのでしょうか、このあたりはユーザーにとってはブラックボックスでありますが、ソニーもその後ミラーレス機のAFミラーレンズのは、販売がなされていませんので、そのあたりに鍵がありそうです。

モンスターアダプターと400㎜F8の不整合について:去る3月1日までパシフィコ横浜で開かれた、CP+2026の焦点工房ブースにて、その開発者が日本に来ていて、その不具合を指摘すると、うまくミラーレンズが作動しない時は、MF・AFボタンを2回押せばリセットされ、AFはうまく使えるということでした。改めて我が家の個体を試したらそうでした。もし同じようなことを感じている方がいればと追記しました。2026/03/02

《遠景の描写》α9Ⅲ、レフレックスレンズ400㎜F8、焦点距離405㎜(607㎜相当画角)、MF。F8・1/1600秒、ISOAuto 250、手持ち撮影。晴天ではありましたが、少しどんよりした天気での撮影でした。三脚に載せて、しっかりピントを合わせればもう少しピリッとした画像が得られるのではないかとも思うのです。

《東京のカラス》α9Ⅲ、レフレックスレンズ400㎜F8、焦点距離405㎜(607㎜相当画角)、C-AF。F8・1/500秒、ISOAuto 250、手持ち撮影。渇水期の水無川にわずかに流れる、JR武蔵野線の湧水を揚水して放流したわずかな水たまりに、カモなどの水鳥はいなく、カラスが餌をついばんでいました。

《ミラーレンズ特有のリング状ボケ》α9Ⅲ、レフレックスレンズ400㎜F8、焦点距離405㎜(607㎜相当画角)、MF。F8・1/500秒、ISOAuto 250、手持ち撮影。ミラーレンズ特有のリング状ボケをあえて作り出してみました。

●30年前のフィルムカメラ用交換レンズが甦る楽しさ

 あくまでも個人的な印象ですが、30年も前の交換レンズが、マウントアダプターを介してAFで使用可能になるのはちょっとした驚きで、楽しみでした。当然、ミラーレス機になり各社とも前交換レンズシステムを使えるようにと、それなりの技術でマウントアダプターをだしていますが、今回はベクティスマウントという希少なレンズが使用可能になったのも驚きでした。それも新出中国企業のリバースエンジニアリングによって可能となったのも注目点です。ソニーは、ミノルタα時代のボディ内モーターAFカプラー方式のマウントアダプターまでだして、過去のミノルタユーザーを繋げましたが、いくら完全電子マウント同士でもAFマウントアダプターをだすほどのことはなくて当然でしょうが、ユーザーにとってはうれしいことです。

 私がもうひとつ感心したのは、モンスターアダプターのマウント面金属加工の仕上げです。写真に示しますが、細かく細い円が同心円状に刻まれているのです。しかも、触ってみると、テフロン的な表面加工が施されているのです。このためでしょうか、ガタもなく、きっちりと固く嵌合できる反面、取外しはすんなりと行えるのです。このあたりの加工は過去に私としては見たことがなく、かなり高度な加工機で作業されているなと思うのです。

《モンスターマウントアダプターの嵌合面》かなり細かなピッチで加工されているために写真ではモアレが発生しています。撮影は、2400万画素のCMOS採用のリコーGRⅢで行っています。

 いずれにしましても、まったく使えなかった交換レンズが30年ぶりによみがえったのですから、うれしい限りです。

リコーGRⅣを使ってみました。

 リコーのコンパクトデジタルカメラであるGRシリーズがGRⅢからGRⅣへとリニューアルされ9月12日に発売されました。私は、ながらくGRⅢを使い続けてきて特に不満はないのですが、やはり新型がでたら気になります。GRシリーズには、すでにソフトフォーカスフィルター付きや40㎜相当画角付き、さらにはモノクロ専用機の発売も予告されるなど、さまざまなバリーエーションがありますが、私のお気に入りのGRは、28㎜相当画角付きの最もスタンダードな機種です。使い方はさまざま、ふだん使いのコンパクト機として、新型はどうなのか、私なりの視点でレポートしてみました。

《リコーGRⅣの外観》すでにGRシリーズを使っている人ならお判りでしょうが、この角度から見てもGRⅢとの違いはわかりません。そもそも、GRシリーズは内容が進化しても外観が変わらなく、旧型を使っていても、古さを感じさせずに同じように使えるのもGRならではのデザイン的な特徴なのです。

《GRⅢからGRⅣになり大きく変わったところ》細かく言えば変わったところはいくつもありますが、内蔵のメモリーが2GBだったのが52GBになり、SDカードからマイクロSDに替わり、バッテリーが大きくなったことです。特に、バッテリーの大型化は容量が増えるのは歓迎で、GRⅢのときは予備を2本持ち歩いていましたが、GRⅣでは1個で私の1日の撮影レベルでは十分カバーしそう。外観寸法・重さは、厳密にいえば違いはありそうですが、見た目と持った感じはほとんど同じとみてよいでしょう。

《GRⅢとGRⅣ》外観的にもっとも異なるのは、背面右側面だ。奥は、GRⅢ、手前はGRⅣですが、ご覧のように手前GRⅣには上下シーソー式の露出補正レバーが新設され、モードダイヤルにはSnというポジションが新設されました。Snはスナップを意味し、セットすればダイヤル操作で距離と深度を調整できるのです。GRⅢではダイヤル押してを左右にスライドさせることで露出補正を行いましたが、GRⅣでは右肩部分に新設されたシーソースイッチを上下操作することで、両機種とも1/3段刻み±5EVの補正ができます。

■さまざまな場面で使ってみました

 撮影するにあたって、私好みのスタイルに仕上げてみました。まずは、ストラップ。これは首から吊り下げて使うために自作したもので、岡山の児島で購入した岡山緞通の組みひもを既存のストラップの部品を取り外し、適度な長さに調整して取付けました。このストラップの良いところは、軽く、柔らかく首筋に違和感がないこと、さらにカメラを両手で持ち、カメラを前面にぐっと引きシャッターを切れば手振れ防止にもなるし、長いところを縛れば簡単に長さ調整でき、胸位置、腹位置に吊り下げて、水平を気を付ければスナップ撮影にバッチリで、お気に入りの自作ストラップです。アクセサリーシューの光学ファインダーは「コシナ フォクトレンダーのミニファインダー」で、炎天下時に活用するのですが、28㎜と35㎜に枠があるので、大まかなフレーミングが行え便利です。

《お気に入りの岡山緞通のストラップと外付けファインダを装着してみました》実は、ふだんGRⅢを使うのは、このような物撮りのときにも便利なのです。撮影場面の照度にもよりますが、手持ち撮影に加え、三脚での使用も多いのです。この場合のライティングは天井のLEDランプと、手持ちではがき大のLEDを適度なところを照明して撮影しています(GRⅢで撮影)

 もうひとつ、GRシリーズは基本の画角に加え、クロップ機能を持っていて、疑似的なズームレンズ組込みコンパクト機のように設定ができますが、GRⅣでは、28・35・50㎜相当画角が選べますので、私のように小さなものを物撮りするときには便利です。使用にあたっては、メニュー画面からいちいち呼び出し設定するのも面倒なので、モード設定ダイヤルのユーザーカスタム設定U1に35㎜、U2に50㎜相当画角を割り振っていますので、ワンタッチで切替えられ便利です。このようなステップズーム的クロップ機能を持った機種としてはライカQシリーズ、フジフイルムGFX100RFがあります。なおGRⅢでは、クロップ撮影と同様に撮影時のアスペクト比を3:2と1:1を選べましたが、GRⅣでは、さらに4:3、16:9のアスペクト比画面が加えられました。その有効性は別として、GRシリーズでは選んだ画面比内だけの画像しか見えないのは、すっきりしていて撮影時に迷いを生じないのがいいです。

《いつもの時間のいつもの露出の英国大使館正面玄関》F5.6・1/800秒、ISO-Auto200。特に目立った点はないですが、シャドーもつぶれず、再現色も普通です。ピントはストラップを首にかけ、つっぱらせて屋根頂点直下のエンブレムにタッチAFでピント合わせしています。

《開進堂のフラワーポッド》F5.6・1/500秒、ISO-Auto200。拡大するとそれぞれがシャープなのは当然ですが、必要以上にシャープがかかっているようなこともなく、色もスタンダードの設定ですが、おとなしい発色です。

《開進堂の側面壁》F5・1/400秒、ISO-Auto100。グレーの色再現とディストーションを見てみました。最近の使用機種は同じ場面を撮影してますので、他機種の色傾向はバックナンバーをご覧ください。

《白いヒマワリ》F5.6・1/1000秒、ISO-Auto200。実焦点距離18.3㎜だから、F5.6に絞られれば、パンフォーカス的に無限遠までピントがきそうな感じはしますが、近接しているからでしょうか、それなりに背景の樹木はボケてます。ということで、遠近感が十分に出ています。

《セルフポートレイト》F2.8・1/160秒、ISO-Auto200。キヤノンミュージアムにて、それぞれのレンズは遠方まで何本あるのでしょうか?

《写真展にて》F2.8・1/30秒、ISO-Auto640。写真展やさまざまな展示会場に行ったとき、写真と解説を同時に写し込んできて、後日ゆっくりと解説文を読むようなことは、私の良くやることですが、レンズの周辺までの解像性能と画素数が大切です。

《写真仲間との写真展撤収時の記念写真》F2.8・1/30秒、ISO-Auto1250。このとき写真を見に来てくれていた女性に預けたら、カメラを構えたとたんにシーソー式露出補正をマイナス側にめいっぱい5EVまで押してしまい、4回ほどやっても画面が真っ暗になって撮れないということで、若い男性に替わってもらったのですが、やはりカメラを持った途端に一気に-5EV補正になり、3度目ぐらいにどうにか撮れたのがこのカット。カバンやケースに入れておくときは電源をOFFにしておくから問題ないけれど、ONのまま構え直したり、ストラップから持上げると露出補正がかかりやすいからシャッター切る前には注意が必要です。この点に関してはGRⅢのほうも簡単に設定はできるけど、設定後は簡単に動かないのが良いのです。このあたりは、簡単に操作できるのは便利だけど、意図せず簡単に動いてしまうのは困りものです。

《マイタケ蕎麦》F2.8・1/30秒、ISO-Auto2000。テーブル上の蕎麦を簡単に撮影。ちょっとした旅に出たようなときは、食事もメモ程度に写しておくのも楽しい。

《食事後のスイーツ》F2.8・1/30秒、ISO-Auto320、+1.3EVの露出補正をかけて、白のクリームが飛ぶぐらいに明るくしてみました。

《散歩の途中で①》F5・1/400秒、ISO-Auto200。西日にススキの穂とほとんど流れのない川の水たまりが、輝いていたので、特別に露出補正はかけていませんが、高輝度部が2個所もあるわりには影響なく、適度に全体が見えるレベルの露出が得られました。

《散歩の途中で②》F4・1/250秒、ISO-Auto200、35㎜相当画角。私の住む地域は、1歩裏道に入ると花き農家が多く、時節柄、クリスマス、正月を前にした出荷直前の花キャベツ(葉牡丹)の畝がきれいだったので縦位置で撮影してみました。

《散歩の途中で④》F4・1/250秒、ISO-Auto200、-0.7EV。背中に太陽を浴び、自分の影を撮影してみました。やはり、実焦点距離18.3㎜とは言え、パンフォーカス的には全面に合わないのが気になります。この場合のアウトフォーカス部分のボケ具合は、被写体が煩雑なためでしょうか、あまりきれいとはいえません。

《新宿ゴジラ通り》F2.8・1/50秒、ISO-Auto400。いつものようにゴジラにピントを合わせての撮影ですが、あえてゴジラの画素等倍拡大は載せていませんが、かなり手前の部分までピントがきています。

《新宿通りの点光源》F2.8・1/50秒、ISO-Auto250、-1.3EV。手前の手すりの丸の部分にアウトフォーカス部の口径食を見てみました。やはり中心部は真円で、周辺は口径食と色収差らしきものが見えます。

《物撮りもこなします》F9・1/30秒、ISO-Auto1250、-1.7EV。たまたま手元にあったゴールドとプラチナ仕様のミノックス。焦点距離が短いので、F9と絞ったので前後までピントが来るかと思いましたが、奥のプラチナボディはボケてしまいました。というわけで、私の自家本、ヤシマデジタル750、コンタックスAX、エプソンR-DIの研究は、すべてGRⅢで撮ってきましたが、特に問題はありません。つまり、GRⅣも同様ですね。

専用ストロボを取付けたGRⅣ》GRⅣには専用ストロボリコーGF-2が別売で用意されました。GN3(ISO100・m)ということですが、フィルム時代には考えられない発光量ですが、ISO感度をAUTOにしておけば、あとは自動で露出は合います。また、USBタイプCコネクター充電というのはうれしいですが、価格は16,400円。なお、GRⅢよりホットシューの接点は4から6へと増えています。なおリコーGF-2をGRⅢに付けるとISO-Autoでは、近接は極端にオーバーとなり、遠方は感度が上がった状態で絞りコントロールすると、いがいと便利に使えますが、GN3(ISO100・m)という従来の基準では計算も難しいので、とりあえず1カット撮影し、絞りをわずかに変えればほとんど問題なく使えます。

リコーGRⅣでGF-2ストロボを使ってみました》F2.8・1/30秒、ISO-Auto1250、-0.3EV。GNも小さくどんな配光をするのかと縦横・近距離とさまざまな場面で使ってみましたが、光もよく回りきれいに写っています。もう少し遠距離だとどうなるかも知りたいです。デジタルならではの小型ストロボです。撮像板調光といったところでしょうか。

■使ってみて

 新型GRⅣとGRⅢはどっちがいいか、などと悠長に使っていたら、GRⅢは製造中止になってしまいました。考えれば当然のことで、新旧をダブって販売していくということは、生産過剰で余剰在庫があるときは別ですが、もともと人気で抽選販売というようなGRシリーズには現実としてあり得ないことなのです。

 そこで大切なのはむしろGRⅣをいかに使っていくかということが大切なのです。今回のレポートにあたって、初期の段階でレンズの挙動に不思議な見え方をする場面をいくつか見つけました。それは私的な使い方なのですが、さまざまな展示会場で場景とともに文字の情報を写すのですが、なぜかGRⅣでは文字の周辺が薄くコメットのように尾を引いて見えたのです。このようなことはGRⅢではなかった現象です。改めてさまざまな場面で、GRⅣとGRⅢの1対1比較を行ったら、GRⅣのほうが絞り開放・絞っても画面周辺までしっかりと解像しているのです。新しくなったGRⅣの18.3㎜F2.8レンズは5群7枚構成で、GRⅢの4群6枚より、1枚増えているのです。この違いは、ボディそのものの薄型化に寄与していると思ったのですが、実は最後部に1枚増やすことにより、薄型化とともに像面の平坦化を狙ったようで、あえて作例には示しませんが、画面左右周辺の解像力はかなり向上しているのが認められました。このほか、GRⅢでは2424万画素であったのが、GRⅣでは2574万画素へと増加していますが、これは画質の向上には関係しないだろうと考えました。

 となると、文字がコメットのように薄く尾を引くのはなぜだろうかと考えると、どうやら手振れ補正機構が3軸から5軸に替わったことに関係ありそうだと考えたのです。3軸の補正というと角度と回転、5軸というとさらにX軸とY軸方向の補正が加わることなのです。コメットのように尾を引いて見えというのは、この運動に関係しているように思うのです。しかも私の撮影法は、カメラを両手で構えてネックストラップを前面にピーンと引っ張ってブレが起きないようにしてシャッターを切るのですが、このような撮影法だとX・Y方向の移動には弱いのではないかと考えが至りました。これは、あくまでも私の推察でしかないですが、しっかりとぶれないように撮影すると良像面積が広く、気軽に撮ると場面によってはコメットのように尾を引くということへの考察なのです。間違っていたらごめんなさいですが、実写の場面ではまったく問題ないことで、あまりにも特殊な例でした。

 結果としてGRⅣは、わずかに小型になり、レンズの画質が向上し、バッテリーの持ちがよくなり、などなど良いことづくめですが、私としては露出補正のシーソー式レバーだけは残念で、納得できません。

■終わりに

 2025年の各社新型カメラを見るとギミック的な要素を持たせたカメラが多い中、根本的な小型化や画質という目立たないところで、進化を見せたのは好感を持てます。その反面、GRⅣの露出補正のスイッチは、フィルム時代の裏蓋が開けやすい、不用意に開いてしまう、裏蓋が開きにくいとは、対極に位置することなど昔の論争を思い出してしまいました。カメラというのは購入した人が、カメラに近づいて慣れていくことも大切ですが、やはり多くの人がそうであれば、何かご一考をと願う次第です。

 最後に、GRⅢはベトナムで製造されていましたが、GRⅣは中国での製造になりました。一般的には中国から他国へというのもよく言われますが、逆に中国へというのも注目するところです。過去の歴史をさかのぼると、各社とも中国でのカメラ製造はそれなりの長い歴史があったわけで、業界スズメとしてはちょっと気になるところでした。

 

YASHICA City200 デジタルカメラを使ってみました

 ヤシカジャパンから新型のデジタルカメラが発売されたと聞き、いわゆる日本のカメラメーカーが発売するデジタルカメラはその実力はわかっていても、海外資本のカメラをレポートする機会は今までなかったのです。たまたま縁あってヤシカジャパンの責任者を知っていたので、「ヤシカ シティ200」という、10倍ズーム付きのコンパクトカメラをお借りすることができたので、気が向くままにレポートしてみました。

《YASHICA City 200のパッケージを開梱した状態》左から、充電用のタイプA⇒C変換コード、クリーニング用マイクロファイバークロス、取扱い説明書、旧ヤシカ時代と同じ「ヤシカ坊や」キーホルダー、袋状のカメラケース、マグネット付レンズキャップ、カメラ用ハンドストラップ、保証書、パッケージ(外・内と2重で構成されてます)など、おしゃれにパッケージされています。ちなみにボディは、白と黒があります。

ヤシカブランドの廉価版フィルムカメラと黒白とカラーネガフィルム》ヤシカジャパンを知ることになったのは、ちょっとしたことからでした。高校・大学と一緒だった仲間から、自分の事務所の隣の会社は私に関係するような仕事をしている人だから紹介するよ、ということで連絡があったのが2023年の秋ごろでした。紹介されたのは、ヤシカブランドのカメラとフィルムを扱っているという日本人のマネージャーKさんでした。Kさんはもともとはアパレル系出身だそうですが、そのセンスと営業力はなかなかなもので、たった1人で大手量販店は言うまでもなく、ファッショングッズ系のお店にまで販路を広げているのです。あれから、1年以上経った先日、Kさんから連絡があり、今度新入社員を採用したから、挨拶に来たいと連絡をいただいたのです。ちょうど、私も日本のコンパクトデジタルカメラが、ご時世とはいえ大きく値上がりしていくのを見て、かつての普及コンパクトデジタルカメラは日本企業の商品アイテムから消えてしまっていましたので、純粋な中国製コンパクトデジタルカメラの実力は大いに興味があるところでした。早速、このタイミングは渡りに船というわけで、Kさんお勧めの1台を拝借してレポートしました。なおヤシカは、かつては日本企業でしたが、京セラがヤシカを吸収合併した後には、2007年ヤシカブランドを香港資本に売り渡しています。ヤシカブランドとして2014年のフォトキナではシンガポールの企業がスマートフォン、アクションカメラ、ストロボ、光学フィルターなどの商品を扱っていて、その後は香港資本が日本でもデジタルカメラを販売したことは確認していましたが、今回のフィルム販売に始まるヤシカジャパンとは別会社のようです。前置きが長くなりましたが進めましょう。

《各部の機能》左:丸い小さなマグネットが4個埋め込まれたレンズキャップは樹脂製なので、軽く脱着ができのは好ましい。右:バッテリーはNP-40で、日本の一部企業も使っているようですが、容量が3.7V、1250mAhと仕様は異なるので注意が必要です。また、写真ではわかりにくいですが、バッテリーの右手前にマイクロSDカードが入るようになっているのは、昨今この種のカメラの定石通りの配置といえます。

《背面液晶のトップメニュー画面》撮影モードは、自動、プログラム、シャッター優先、シーン選択、マクロ、ビデオ撮影が選択できる。画面は4:3と16:9が選べる。解像度は13MPのCMOSということですが、どのような形式かはわからないので、価格comで13MP・CMOSをキーワードにして検索すると、コダックブランドの中国製のコンパクトなどがたくさんでてきますので、なるほどなと思うわけです。上の孔がメッシュ状に開いた部分は、動画用のマイクロフォン。アクセサリーシューはホットシュータイプですから外付けストロボも使えますね。

《レンズは光学の4.9~49㎜F2-3.1の10倍ズーム》背面液晶モニターは、前に向ければ、自撮りもできます。画面に見えるグリッドラインは、白・黄・赤ライン、なしと切替えられます。YASHICA銘の上には、LED連続光によるAF補助光とフラッシュが内蔵されています

●いつもの英国大使館の前で

 簡単にレポートといっても、やはりここから始めるのが、大切です。晴天の、いつもの時間に撮りました。撮影にあたっては、フィルターが、①スタンダード、②ナチュラル、③ビビッド、④ネガティブ、⑤レトロ、⑥ハイコントラスト、⑦モノクロ、⑧ハイコントラストB&W、⑨ウオームトーン、⑩コールドトーン、⑪レッドトーン、⑫グリーントーン、⑬ブルートーン、⑭イエロートーン、⑮アンティーク(CCD)、などと15種もありますが混乱を避けるために、基本としてスタンダードで以下撮影します。

《いつもの英国大使館正面玄関》焦点距離:5㎜(35㎜判36㎜相当画角)、F2・1/320秒、ISO100。通常は、絞りF5.6に設定しますが、焦点距離が短いので、あえてプログラムAEのままの撮影です。画面左の棒の脇にパープルフリンジがでていて、正面下部の路面を見ると歪曲収差が見えますが、光学的もしくはソフト的に解決することもできますが、細かいことを言わなければ、よく写っているといえるでしょう。撮影後のファイルは4224×3168ピクセルとなっており、撮像素子サイズは公示されていませんが、13MBのCMOSセンサーというのがスペックですが、その通りといえます。

《正面玄関屋根中央直下のエンブレムをズームアップしてみました》焦点距離:4.9㎜(35㎜判320㎜相当画角)、F3.1・1/400秒、ISO-Auto100。光学10倍ズームの最望遠側という感じで撮影しましたが、実際はハイブリッドズームという名のデジタルズームが働いていて何㎜相当画角になっているか不明です。画質的には、クロップ画面ですので、画質としてはあまり大きくはできなく、データ量としては画素補完されているようで、基準画素数の4224×3168ピクセルのファイルとしてできあがっています。

■さまざまな場面で撮影してみました

 私の使用レポートは、特に締め切りがあるわけではないので、じっくりと自分の生活の中のさまざまな場面で撮影していくようにしています。

《Jカメラポップアップショップで、PCT合同の皆さん》焦点距離:5㎜(35㎜判36㎜相当画角)、F2・1/20秒、ISO-Auto200。シティー200にメディアを詰めて最初のカットがこの場面で、ファイル№が“FILE0001と0002”からの1枚です。単純に構えて、3人に向けただけですが、顔認識(追跡)機能がついていて、ある程度追随するのです。定常光のみの撮影ですが、必要十分な感じで撮れています(2025/11/05)

オールドレンズフェスタにて焦点距離:30㎜(35㎜判219㎜相当画角)、F2.6・1/50秒、ISO-Auto400。毎年開かれるオールドレンズフェスタの会場では、カメラ、レンズの販売のほか、写真展も開かれていますが、もうひとつ、5分間500円で撮れるだけのモデル撮影が可能なことです。撮影にあたっては、ポートレイト用に美肌モードもありますが、通常のままで撮影しました。このとき、初期設定のままでしたので、すごくシャッタータイムラグを感じましたが、このカメラには、リアルタイムフォーカスと1コマ撮りに加え、3・5・7コマの連写機能もあるので、このあたりをうまく使いこなせば、もう少し狙い目通りの撮影ができるかもしれません。(2025/11/05)

《ライカスクリューマウントレンズの世界写真展会場にて・Ⅰ》焦点距離:5㎜(35㎜判36㎜相当画角)、F2・1/20秒、ISO-Auto1600。3人の頭上から写真作品に向けてトップライトが当たっているので、ひたいの部分が飛んでますが、いつもこんな感じです。

坂崎幸之助さん、ライカスクリューマウントレンズの世界写真展会場にて・Ⅱ》焦点距離:5㎜(35㎜判36㎜相当画角)、F2・1/20秒、ISO-Auto400。同じ写真展会場ですがひたいの部分は飛んでいません。撮られる人がどこに立つかによって変わりますね。(JCIIクラブ25にて、2025/11/05

《村上開進堂の壁面》焦点距離:5㎜(35㎜判36㎜相当画角)、F2・1/500秒、ISO-Auto100。直線性とグレーの色再現性を見るための場面です。写真にこだわるシリーズの前の機種にさかのぼると、微妙な違いが見えてきます。

真如苑の側道》焦点距離:5㎜(35㎜判36㎜相当画角)、F2・1/250秒、ISO-Auto100。ビルの側面で歪曲特性を、左の樹木で暗部の描写特性を見ています

《消火栓》焦点距離:5㎜(35㎜判36㎜相当画角)、F2・1/30秒、ISO-Auto100。撮影モードはスタンダードですが、かなり鮮やかに発色する傾向があります。

パレスチナの窮状を訴えるデモ、渋谷駅頭にて》焦点距離:5㎜(35㎜判36㎜相当画角)、F2・1/30秒、ISO-Auto100。少なくとも、このような場面での鮮やかな色再現は好ましい感じがしますが、ビル屋上の採用担当者の皆さんにという看板は、左右色が違うのでしょうね(2025/11/05)

《針の孔から見た新小岩写真展にて》焦点距離:5㎜(35㎜判36㎜相当画角)、F2・1/10秒、ISO-Auto3200。このように縦に並んでいると、手前の人物にピントを合わせるのも難しく、どうにか中央のSさんに合わせたのですが、結果は良かったです(2025/11/01)

《いつもの新宿歌舞伎町ゴジラ通り》焦点距離:5㎜(35㎜判36㎜相当画角)、F2・1/20秒、ISO-Auto400。奥のゴジラは適度な感じで写っていましたが、いつものようにゴジラの等倍掲載は避けました(2025/11/01)

秩父神社、左甚五郎手彫りの龍》焦点距離:5㎜(35㎜判36㎜相当画角)、F2.6・1/200秒、ISO-Auto200。このカットは、前回のシグマ20~200㎜ズームでも作例として載せましたが、何となくこちらのほうが少しだけ立体的に見えますが、35㎜判フルサイズと焦点距離の違いからくるものと考えられます(2025/11/05)

ペンタックスファンを見つけました》焦点距離:5㎜(35㎜判36㎜相当画角)、F2・1/125秒、ISO-Auto100。描写は文句なしですが、やはり左右の線に沿ったパープルフリンジの出現が気になります(2025/11/05)

ズーミング画角比較・Ⅰ》焦点距離:5㎜(35㎜判36㎜相当画角)、F2・1/125秒、ISO-Auto100。本機で最も広角側が焦点距離5㎜で35㎜判36㎜相当画角となります。西日のあたる頃、最広角で無限遠の風景を狙ってみました。そのターゲットは中央に見える高層ビル街ですが、画素等倍で見るときびしい画像となります

ズーミング画角比較・Ⅱ》焦点距離:49㎜(35㎜判361㎜相当画角)、F3.1・1/160秒、ISO-Auto100。本機のズームインディケーターには中央に区分があります。使い始めは、とにかくワイド側とテレ端を写していましたが、英国大使館のエンブレムに見るように、どう見ても画素補完された画像であり、ズーム倍率が高すぎる感じがしたので、その中央区分のところで撮影したのが、上のカットです。Exifでも、10倍程度の361㎜という35㎜判換算データがでていますので、この線までが光学ズームの域なのでしょう。手持ち撮影なので、画質的には十分とは言えませんが、まずまずです。

ズーミング画角比較・Ⅲ》焦点距離:49㎜(35㎜判361㎜相当画角)、F3.1・1/160秒、ISO-Auto100。Exifでは、上記掲載の写真と同じですが、ハイブリッドズームと名付けられた、デジタルズームによりさらに高倍率な画像が得られていますが、画質的な厳しさは否めません。無限遠風景を狙うには、コントラスト検出方式のAFでは、高倍率時の風景などはなかなかピントが定まりませんが、有限の距離、しかも明確な近距離ならストレスなく写真が撮れます。使い方ですね。

●使ってみて

 ヤシカシティ200は、量販店で4万円を切る価格で販売されています。そこにポイントバックのような部分を活かせば、近頃高くなってきた日本企業のコンパクトカメラよりはかなり安価に入手できるのは魅力となるでしょう。

 本機には手振れ補正機能、Wi-Fi機能、4k動画機能などとさまざまな高スペックといえるコンパクトデジタルカメラの機能がフルに搭載されていますが、私個人としてはすべては使いこなせませんでしたが、これらをいかに考え、使いこなすかが、ユーザーにも課せられてきます。また、技術の違いなのか、設計思想の違いなのか判りませんが、例えば電源スイッチは、しっかりと1秒ほど押さなくては起動しません。起動が早いのも良いのですが、簡単に電源SWがカバンの中でONとなってしまうということはなくなります。フィルムカメラの時代にも裏蓋が簡単に開くとフィルム交換がやりやすいという考えがある反面、安全面からは簡単に開かないほうが良いという考えがありましたが、便利さと不便さは常に表裏一体の関係にもあるわけです。押せば必ずきれいに写るスマホがあるなかで、どうすれば自分なりの納得できる写真が撮れるか、など考えてカメラ設定を試行錯誤するのも良いと思うし、パープルフリンジが気になるなら、入門機としてモノクロ用カメラとして使うのも一考だと思うのです。いかがでしょうか。

 なお、このシティ200で撮影した画像データは13MPとされ、ファイルを開くと4224×3168ピクセルであり、一般的なプリント出力に必要な300dpiだとA3ノビにはデータ不足にはなりますが、A3で200dpi出力だとどうにかという感じです。市中の写真プリントを見てますとプロラボ出力でも、データ不足を感じさせるのも散見しますので、インクジェットプリンターならなるべくトリミングしなければ、A3ぐらいまでは何とか見れ、さらにA4なら問題なくいけるでしょう。いずれにしても、プリンターのデータ補完能力にもよりますが、 まずまずの大型出力も得られます。(*^▽^*)

シグマ20~200㎜F3.5-6.3DGを使ってみました

 私の知る限りスチル用高倍率ズームの先行機種は、1992年発売のタムロンAF28~200㎜F3.8-5.6だったと記憶してます。あれから33年経ったいま、各社から高倍率ズームは当たり前のように発売されていますが、わがスポンサー氏は最近シグマの高倍率ズームがお気に入りで、5月には「シグマ16~300mmF3.5-6.7DC OSコンテンポラリー」を購入したのに、この9月には「シグマ20~200㎜F3.5-6.3DGコンテンポラリー」を購入しました。発売から、実使用でスポンサー氏が海外撮影に行くまでの限られた時間に撮影して、レポートを仕上げるというのが私の役割で、お互いの役割分担なのです。ということでシグマ20~200㎜F3.5-6.3DGの使用レポートです。

シグマ20~200㎜F3.5-6.3DGはソニーα9Ⅲボディで使ってみました

《超広角20㎜時と200㎜時の鏡胴の伸び》マウント基準面から、20㎜で117㎜、200㎜で187㎜の長さがある。実際は、フードが加わるのでもう少し長くなる。右:ズームリングのロック機構とAF・MFの切替えSW。ズーミングは回転方式で、複雑なカム機構のおかげでしょうかやや硬めですが、鏡胴の自然落下はありませんでした。

《レンズ前面の銘板》今までのシグマレンズもそうだったのかもしれませんが、レンズ前面の銘板の文字は黒地の中に黒い文字でプリントされていて、近接時の文字の映り込みを避けるためでしょうが、心憎い配慮です。

●さまざまな場面で撮影しました

 いつものように、実写してみました。なお今回はカメラでなく、レンズ単体の使用記となりますので、定例の英国大使館正面玄関のカットはありません。

《早朝窓の外は晴天》焦点距離:20㎜、F8・1/250秒、ISO-Auto250、-0.7EV。使用ボディはソニーα9Ⅲですが、20㎜最広角でもディストーションはあまり感じません。このボディでは、そのままでレンズ歪曲補正がONとなるようです。同じソニーのα7RⅣだとレンズ補正で歪曲はOFFとなっていて、最新のα7RⅤやα1Ⅱなどの最新機種では自動でONになるようですが、使うボディによってはOFFになっているのもあるようですから、歪曲が気になる人はあらかじめチェックが必要です。なおLマウントアライアンスのボディではレンズ補正ONが基準です(鳥取皆生温泉

《上田正治写真美術館から見た大山》焦点距離:32㎜、F8・1/640秒、ISO-Auto250。美術館入口の塀を入れて撮りましたが、直線性が良いのがわかります。これで3回目の訪問ですが、ここまで青空だったのは初です。(鳥取伯耆町) 注)11月26日~30日までJCIIクラブ25で開かれる「かもめの会写真展」には、シグマ20~200㎜レンズを使った伯耆富士(大山)のバリエーションをA3ノビに引伸ばしてお見せします。ここ数年の間で新しいレンズで写真展に出展するのは初です。

《塩谷定好写真記念館を望む》焦点距離:20㎜、F7.1・1/125秒、ISO-Auto250。VPKによるフード外し、デフォルメした海の写真など、芸術写真、モダンフォトグラフィーとして新興写真の写真家として近年注目を集めている塩谷定好写真記念館が最近再開されたと聞き訪れました。廻船問屋の家に生まれた塩谷は、自宅を写真館として改造しました。かつてこの自宅前は海だったということで、道は狭いですが、その感じを写すのには20㎜の画角はちょうどよかったのです(鳥取琴浦町

《洋上の風力発電焦点距離:200㎜、F8・1/1000秒、ISO-Auto250。鳥取をドライブしていると洋上で風力発電している風景を見かけます。荒波の向こうをゆっくりと回る風車を200㎜の望遠側で引張って狙ってみました。この大きさからでも、はるかかなたの風車を見ると微細な描写がうかがえます。

《魔女の花子》焦点距離:200㎜、F6.3・1/2500秒、ISO-Auto640、+1EV。最望遠の200㎜で撮影しましたが、近接撮影であったので、背後の路面と植栽のボケ具合を見るとムラなく描写されています(鳥取境港市 水木しげるロード

《白いダリヤ》焦点距離:20㎜、F8・1/1000秒、ISO-Auto250。関東地方にしては久しぶりの青空でした。空の青さに加え、花が白いからでしょうか、背後の樹木のつぶれが気になります。これはボディ側の問題でしょうが(群馬・安中市

《白いヒマワリにミツバチ》焦点距離:200㎜、F8・1/250秒、ISO-Auto250。200㎜側の最短65㎝でマクロ的にミツバチを狙ってみました(群馬・安中市

《銀杏並木》焦点距離:200㎜、F6.3・1/250秒、ISO-Auto250、+0.7EV。イチョウの葉がが黄葉していると聞き訪れましたが東京の神宮よりは木が若いので、遠くから200㎜の圧縮効果を期待して撮りました。銀杏の実も落ちてましたが、小ぶりでした(埼玉・秩父市ミューズパーク)

《左甚五郎の彫った竜》焦点距離:140㎜、F6.3・1/160秒、ISO-Auto400。2年ほど前に改修してましたので、色鮮やかです(埼玉・秩父神社

《陸・海・空 自衛官募集》焦点距離:23㎜、F8・1/400秒、ISO-Auto、-0.7EV。独特なデザインと、色褪せた感じが良かったのですが、レベルを補正したら普通になりました。テープが残った部分もなかなか雰囲気ありました(埼玉・秩父市番場通り)

●高倍率ズームレンズは夢だった

 かつて、最初の高倍率ズームレンズが発売されたときに、“高倍率ズームは夢だった”タイトルというタイトルで記事を書いたことがあります。今回の20~200㎜ズームは、33年前と異なり、フィルムでなく、デジタル専用のレンズとして設計されています。今回はご近所でなくて、あえて旅行に帯同しました。そのメリット、さらに画質の向上は、素晴らしいものがありましたが、あと5年もすれば手振れ補正が入り、より望遠側に伸び、小型・軽量化されるのでしょうか。

 個人的にはぜひそうあって欲しいと思うのです。そんな要求を出すと、無茶言うな、技術がわかっていないと、いわれるかもしれませんが、スチルで高画質でここまで来たのですからより要求は高くなるの当然で、それに応えるのが開発技術者であると思うのです。既存の技術の上に企画したのではそのようなことはできないのです。

 ミラーレス一眼になって、さまざまなメリットがでてきました。しかし、その一方で、いわゆる準標準的な画角でパンケーキレンズはできていないし、名前はパンケーキでも焦点距離が超広角であったりと、まだまだです。これらを打ち破る技術開発は望めないのでしょうか、おおいに期待したいのです。

 さて今回は、レンズだけに言及するつもりでしたが、使ったボディに少し気になる部分がでてきました。ソニーα9Ⅲは、フルサイズで2400万画素のボディなのですが、島根県である名所を撮ろうと現地に出向いたら、望遠200㎜ではまったく足りないのです。そこでAPS-Cモードにすれば300㎜画角になるのではと思ったのですが、でも画素数が増えるのでなく、デジタルズーム的にクロップ撮影をするだけですので、画質的には変わらないのです。つまり、同じソニーならα7Rシリーズを使えば6100万画素となるわけで、トリミングしてもそれなりの画素数が期待できます。悔やんでも後の祭りということになりました。

江島大橋焦点距離:200㎜、F6.3・1/250秒、ISO-Auto320。α9Ⅲ(2400万画素)。200㎜でこのくらいですから視覚的にこの被写体を見つけるのは大変です(島根県

《トリミング後の江島大橋トリミングしてやっとこの大きさだから、高画素機ならと思うわけです

 もうひとつ、気になるのはグローバルシャッター機能のついたα9Ⅲですが、「写真にこだわる」レポート時にも書きましたが、何となくシャドーがつぶれ気味というかダイナミックレンジが狭いのではないかというのを再度実感しました。これに関しては、某ISO規格担当者から、そんなのでダイナミックレンジが測れるかと強い叱責を受けましたが、改めてその思いを強くしました。

 そして、わがスポンサー氏からは、近々フルサイズで1億画素機がでるはずだから、それを買えばだいたい完成の域に達するので、楽しみだと連絡を受けました。トリミングを前提としなければ、2400万画素でもA3ノビクラスは十分にカバーするでしょうが、1億画素となればレンズの焦点距離変化に加え、さらにクロップを前提とした新しい撮影法が生まれてくるのではないかと想像する次第です。

●終わりに

《レンズケース》シグマといえば、かつては、重々しい頑丈で立派なレンズケースが付属していましたが、今回からは右のような黒い袋が付属していました。布地には新しいシグマのロゴマークが黒光沢でプリントされています。必要以上の過大ケースも困りましたが、携帯性も良く、これで十分なのでしょう。昨今の時代に食品などは、小さい梱包になったり、量が減って、さらに値上げという状況ですが、レンズやカメラはそのような対応はできませんから、本体はあるレベルを保ちながら、パッケージや外装を簡略化して、コストダウンというのは当然のことですね。  (^^♪




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