「車社会」と言われる生駒で、あえて「できるだけ車を使わず暮らす」を面白がる人間がここにいる。それは環境に優しいとか、節約生活とか丁寧な暮らしとかではなく、ただ歩いて道草するのが好きだからだ。
生駒の街は随分と変わった。
今では圧倒的に多くなった移住者や土地購入者(住まずに大阪在住ということもある)の声がマジョリティとして作用する。その中で変わらない部分もあるけれど、歩く速度でしか見つけることができないとも感じている。
先日クリスマスを前にして、近鉄生駒駅がすでに正月準備をしているのを目の当たりにした。そりゃあハロウィンやクリスマスだからと言って電車に乗るわけでもないし、電車でゆく初詣を視野に入れたものだろう。
それは分かってはいるけれど、文化の本質なんてそっちのけの商戦飾りにウンザリする現代人にとっては、日本の暮らしの中で育んできた文化的な風習を大事にする光景は心を温めてくれるものだ。
この写真を撮影したのは2025年12月19日。
SNSに投稿すると、「まだクリスマス前なのに?」といったコメントもついて、「そうそう、嬉しいのはそこなんだよ」とこちらも共感する。
ちなみに前年の飾りはこうであった。(2024年12月28日撮影)