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往馬大社の火祭り【本祭】- 生駒谷の伝統行事 -

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奈良県の無形民俗文化財にも指定される、生駒市の伝統行事『往馬大社の火祭り』当日。前夜に引き続き、天気が少し心配だったものの、火祭りの本祭が始まる頃には多くの人が集まっていました。

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本祭は往馬大社の御神体である生駒山におわす神さまを、本殿から我々の里にお迎えする神輿渡御から始まります。

本殿より真っ直ぐに降る急階段

本殿へと続く急階段(下りてくる神輿は緩やかな傾斜の道から運ばれます)

豊作に感謝する

神輿に乗った神さまが里に降りてこられる様子が『神輿渡御(みこしとぎょ)』に表現され、その後、神饌(神さまに捧げる飲食物)を供える『御供上げ(ごくあげ)』、大松明にススキの御串(ごむし)を突き立てる『おはな立て』が行われます。

おはな立ての土台となる大松明と御串を運び出すところ

神饌は豊作の感謝を、ススキの穂は豊かに実った稲穂を表現しており、田畑を耕し山を大切にすることで、この生駒谷が豊かに暮らしてきた地であることがよく解ります。

 
 
 
 
 
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往馬大社のinstagramでは火祭り準備の進捗も発信されており、神饌(しんせん)や御串(ごむし)の準備をする様子なども垣間見ることができます。

この御串(ごむし)の準備も地域住民と共に行われ、このために沢山のススキが刈り取られ干されて、ふわっふわの御串(ごむし)に仕上がります。道端に揺れる植物も、このような形で資源として活用されるのだと思うとワクワクします。

舞の奉納

管弦楽座の笛太鼓と共に巫女の浪速神楽が奉納され、続いて火祭りの伝統的な民俗行事として知られる弁髄舞が行われます。

今回あまり良い位置を確保できず身長的にも不利なため、人と人の隙間から垣間見ることしかできませんでしたが、巫女が持つ扇や刀が見え隠れしたり、鈴の音や発声が聞こえるなど厳粛な空気を感じ取ることができました。

火取り

本祭最後のクライマックスには神の火を人の火へと移します。

高座前の階段

松明を担いで高座前の七段の階段を駆け下り、御旅所を駆け抜けながら4本の御串にも火を移して走り去る「火取り」という行事が、火祭りのクライマックスにして最大の見所と言えるでしょう。

南北に分かれて競う

火祭りハイライト

生駒市の公式YouTubeチャンネルでも、火祭りの一連のシーンのハイライト映像が公開されています。7年前のものですが、地元の人間が自慢に思える素敵な仕上がりですので、ぜひご覧いただけると嬉しいです。

youtu.be

地域住民と場との関わり

神社という場所は現代の方にとって、様々な意味合いを持つでしょう。

例えば、初詣をはじめとした行事の際に赴く場所、季節お花を愛でる場所、御朱印巡りのスポット、ご利益を期待する場所など、もしかすると観光的な意味合いの方が色濃くなりつつあるかも知れません。

私にとって往馬大社は家族で初詣した記憶のある唯一の場所であり、子供時代に通った地域の私塾の慣わしで何度も足を運んだ場所でもあります。

 

この記事は往馬大社の火祭りを「観光」の視点で紹介したかった訳でも、生駒市の方に地域行事として押し付けたい訳でもありません。

 

ただ、これを読んでくださった方にくらいは、各人自身の馴染みのある場所にこそ眼を向けるきっかけになれば良いなとは思っています。

身近な場を大事にすれば愛着が湧いて理解が深まり、結果、暮らしの場が活気づいたり、犯罪が起こりにくくなったりして、暮らしやすい街になるものです。それは損得勘定や税金で作る社会の仕組みとは違った要素で出来上がる環境でしょう。

 

今の世の中に必要なのは、そういった数値では評価し得ない、もしかすると人によってはちょっと面倒くさいと感じるかも知れないことではないでしょうか。

これからの時代の色とカタチ

様々な物事が機械化・自動化され、AIの社会進出もあり、そうした時代に人間は一体何をすれば良いのだろう。

そんな風に考えた時に、「忙しい」という合言葉でおざなりになっていたことや、薄れていた自身が暮らす地域との関わりを、それぞれの場所で見直すことから始めてみると良いのかなという考えが過りました。

 

繋がりすぎた時代よりこの先、日本人だけでなく、世界中で、自分の故郷や暮らしの場に眼を向ける風潮が高まってゆく、ある意味で回帰するような現象が広がってゆくのではないか、そんな気がしています。

 
 
 
 
 
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祭りが閉幕した後、火取りで使用された松明の一部を実際に松明を抱えて走った方から受け取り、神饌の一部を配布いただいて、あらためてそんな気分になりました。

それが私にとっての地元、今年の往馬大社の火祭りでした。




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