菊芋が植っていた場所を休ませる、というか今年は土づくりエリアにすべく昨年引いて引いて引きまくったセイタカアワダチソウを埋めました。
基本的に、この土地に生えてきた草をこの土地の土に戻すという方針です。
セイタカアワダチソウを土に還す
夏前に引いて、土の上に積んでおいたセイタカアワダチソウは、だいぶ朽ちかけています。ただし、セイタカアワダチソウの茎は繊維が固く、全体として木質化したような状態です。

これを芋を掘った時の穴、もとい溝をもう少し深く掘り起こして、そこに放り込んでゆきます。次いで、年末頃に引いたセイタカアワダチソウや猫じゃらし、あとは地上部を刈り取ったチガヤなども次々に放り込みます。

ミネラル源としてのセイタカアワダチソウの種
ちなみに秋〜晩秋にかけて、開花し種を作るセイタカアワダチソウは、一株で2万〜5万個くらいの種をつけるため、繁殖力が高く厄介者扱いする視点の情報を多く見かけます。

しかし花芽がつく前に葉や茎を草木染めの材料にしたり、蕾の頃に摘み取って入浴剤にしたり、開花を見計らってドライフラワーにしたりと暮らしの中で利用すれば、種を作る個体を減らせます。
ですが、そもそも興味がなかったり、そういった手間ひまの暮らしは面倒で、レディ・メイド(既製品)をお金で購入して生活したい人も少なくないでしょう。
そのライフスタイルを否定はしませんが、草刈りなどの実作業に関わらずに漠然と遠くから眺めて、その生物なりに生きているものを「厄介者」とするのはいただけないな、と個人的には感じます。
そんな種付きセイタカアワダチソウもどんどん放り込みます。

そんなことをしたら、そのあたり一帯がセイタカアワダチソウだらけになってしまうのでは?と懸念される方もおられるかも知れません。
が、セイタカアワダチソウの種は発芽に光を必要とする(好光性種子)ため、光の届かないところへ埋めてやることでむしろ優秀なミネラル源になります。
種とはつまり、次世代を生み出すあれこれが凝縮されたものですから。
これはきっとめちゃくちゃ良い土になるだろうな、と想像するだけでワクワクします。
緩やかに、しかし確実に土に還すための工夫
朽ちかけの茎、比較的最近引いた草、その上に、夏前に引いたセイタカアワダチソウの茎のうち、より土に近いところにあったほぼ朽ちているものをばら撒いておきます。

こやつらにはすでにセイタカアワダチソウをせっせと分解してくれる微生物がわんさか付いているはず。
好気性の生き物でしょうから、あまり深いところへは入れずに、比較的地表に近いあたりで、新しめのセイタカアワダチソウを分解するために活躍してもらいます。
最後に掘り起こした土をかけて放置します。
特に、米糠を撒くとか、納豆菌をかけるなどはしていません。
最近、家庭生ごみコンポスト作りで、「ずぐに居なくなった!」という盛り上がり方も見かけますが、効率化のワザとして都会的な現代人が好みそうです。
私は特に急いでいませんし、緩やかに土に返ってくれれば良いと思っています。
これも「奈良時間」というものでしょうか。
何はともあれ、良き土になりますように。
寒おこしついでに
ちなみに今日の来訪者はモズとイソヒヨドリでした。

どちらも虫を食べてくれる種ですね。
以降には甲虫の画像が登場しますので、苦手な方はご注意ください。
このセイタカアワダチソウを埋めるにあたって、元々菊芋が植っていたところを、寒起こしがてら、しっかりと掘りほぐしています。
すると取りこぼしていた小さめの菊芋もいくらか出てきました。

加えて冬眠中と思しき赤茶色の甲虫も幾らか出てきました。
これってコガネムシじゃないの?

横からも撮影してみましたが、絶妙にピントがズレてしまいました。

モズさん、イソヒヨドリさんへ
やわらかい幼虫の方がお好みかも知れないけれど、コガネムシもどうぞ好きなだけお持ちくださいませ。とりあえず、そこら辺へポイしておきましたのでね。