今回は英検準1級に合格するための学習法を紹介します。英検準1級に合格するとどんなメリットがあるかという点については様々な媒体で触れられているので、皆さんもよくご存知かと思いますので、今回は「英検準1級に合格するための学習法」に焦点を絞って話を進めます。
1.語彙
先ずは大学受験用英単語帳をマスターしよう!
お勧め教材:システム英単語、リープ、ターゲット1900など
英検準1級の語彙レベルはざっくり大学受験トップレベルと同等です。ですから大学受験用の単語帳に載っている単語は90%以上覚えておきましょう。
以下は単語帳学習の注意事項です。
①スピードと頻度を重視する。
②赤シートではなく全部隠して確かめる。
③最初は見出しの意味を1つ覚える。
④必ず発音して音も覚える。
2.多読、背景知識、リスニング
お勧め教材:文単準1級
『文単』シリーズは過去に英検の当該級で出題された英文を素材にして作られています。従って『文単準1級』は英検準1級レベルの英文に慣れるのに最適なのです。
特に中学生など背景知識が不十分な人が準1級を受ける場合、英語そのものではなく「ビジネス」「国際政治」「環境問題」「テクノロジー」などそこで扱われている「話題についていけない」というケースも多々見られます。そういった場合、文単を利用してそこに出てくる語彙のみならず、テーマとなっている分野の背景知識を増やすのにも文単は最適です。
また、ただ読んで理解するだけでなく、その音源を聞き、自ら音読することでリスニングやひいてはスピーキングにも大きな効果が生まれます。なお音読についてはこちらの記事を参考にして下さい。
ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com
3.解釈
英検準1級レベルになると単語が分かっていても文構造が取れずに内容が正しく理解出来ないといったレベルの英文が頻出します。ですから「知ってる単語を繋げてなんとなくざっくりとした意味をつかむ」といった「芸当」が通用しなくなります。
そこで必要になってくるのが「英文解釈」の訓練です。「英文解釈」の中心にあるのは「構文把握」です。「主語はなにか?」「述語動詞はなにか?」「文型はなにか?」「ある節の役割はなにか?」そういったことを「文法に則り正確に掴んでいく作業」が「構文把握」です。
この知識を得るために必要な知識を学ぶためにお勧めしている教材が以下になります。
お勧め教材:中級
①『英文解釈教室入門編』
②『基礎からの英文解釈クラシック』
お勧め教材:上級編
・『英文解釈クラシック』
いずれの教材もただ読むだけでなく、演習問題をきちんとノートに自力で解答し、解説をじっくりと読んで理解することが大切です。
4.ライティング 文法
ライティングで大切なのはもちろん「型をマスターする」こともありますが、それ以上に大切なことが「文法的に正しい英文を書く」ことです。いくら定型パターンをマスターしたとしてもそれを構成する英文が文法的にデタラメであれば高い評価は得られませんし、ひどい場合は伝えようと考えていた内容が全く伝わらないということにもなりかねません。
という訳で大切なのが「文法的に正しい英文を書く」ということになります。では、お勧めの教材と学習法を紹介します。
お勧め教材:総合英語
「総合英語」の例文を日本語→英語に直せるようにする。
「総合英語」本には以下のようなものがあります。多くの高校では入学時に1冊配布されるかと思いますが、中学生でまだ持っていないという人は書店で気に入ったものを選んでください。
『ジーニアス総合英語』
『エバーグリーン』
『総合英語be』
『コーパス・クラウン総合英語』
『ブレークスルー総合英語』
などがいわゆる「総合英語」本です。
5.ライティング 型
ある程度正しい英文は書けるという人は次のステップとしてライティングの「型」を練習しましょう。そこでお勧めしているのは次の書籍です。
お勧め教材:『自由英作文の合格教室』
こちら英検はもちろん、150〜300 words という長めの英作文が課される大学入試やTEAP 、TOEFL、IELTS等のライティング対策としてももちろん有効です。
6.リスニング 耳を鍛える
リスニングも対策というよりは先ずは「耳を鍛える」ことが何より大切です。ですから『文単』の音源を使って毎日ネイティブ音源を聞くことがスポーツ先週にとっての筋トレやランニングと同じ効果をもたらします。
さらにそれに加えて「プロの役者やナレーターではない人」が話している動画も聞くことをお勧めします。プロの発音はきれいすぎて、聞き取りやすすぎるという側面があるので普段から「素人の発音」を聞いていると英検などのときにめちゃくちゃ聞き取りやすく感じるということがあります。
お勧め教材(サイト):Engvid
このサイトは完全無料でどこまでも課金せずに講義が視聴出来ます。1本の動画は10分程度のものが多いので最後まで見るのもそんなに苦にならないと思います。
視聴の際の注意事項
①字幕はオンにする。
②ただし常に字幕を追うことはせずに聞き取れなかったときの確認用に字幕を使う。
③分からない表現は流さず、辞書で意味を確認する
7.リスニング 問題に慣れる
もちろん「耳を鍛える」=「英語が聞こえる状態を作る」ことが先決ですが「問題に対する慣れ」も同様に重要です。例えば英検準1級に合格している人が(これは長文読解でも同じですが)流れて来た英語を全て理解しているわけではありません。つまり流れて来た英語の理解度が80%程度でも問題に正解できる人と正解できない人がいるのも事実です。
では、その違いは何か?それはずばり何に「着目」して聴いているか?ということです。注目すべきは枝葉末節ではなく、その対話なり、ストーリーなりの結論をつかもうとして流れてくる音に耳を傾けることが大切なのです。
この練習を過去問を通じて何度も行いましょう。そして問題を解いた後は必ずスクリプト(=リスニングで読まれた英文の原稿)を文字で確認し、何が聞こえなかったのか?どこが理解できなかったのか?を明確にしておきましょう。これをやらずに問題をどんどん解いても実はそんなに力はつかないものです。
8.二次試験(=スピーキング)
二次試験であるスピーキングをの要素は実は・・・
①リスニング(=相手の質問を正しく理解すること)
②ライティング(=自分の言いたいことを正しい英文にすること)
で構成されています。特に英検の二次試験はいわゆる「コミュニケーション能力」的なものはさほど必要ではないので、二次試験対策ということでひたすらオンライン英会話を繰返す、というよりはリスニングやライティングの力をつけることがより大切になってきます。
もちろん二次試験本番でがちがちに緊張して沈黙は続くようなことがあってはなりませんが、それも「キチンと聞けてきちんと書ける」自信があればそうならないものです。
いかがでしたでしょうか?中高生にとって英検準1級は英語学習の重要な到達点であり、大きな目標の一つです。日々コツコツとルーティーンワークを重ねて余裕をもって英検準1級に合格できるようにしていきましょう。
See you soon!