6月になり、続々と塾生たちの中間テストが返却されています。吉田塾ではテストが返却された後は必ず授業時に問題と答案を持って来てもらい、授業中に直し方の指導を行います。
「え、テスト直しに指導なんて必要なんですか?」と思った方もいるかもしれませんが、これが要るんですよ!
昨日もある高校生に中間テストの直しを指示しました。その子は吉田塾歴が2年ほどになるので大丈夫だろうなと思って見ていたら・・・
「やってはいけないテスト直し」をやっていて「まてまて!」となりました。では「やってはいけないテスト直し」とは一体どんなものでしょうか?
「やってはいけないテスト直し」
1.間違えた問題の正解を写す(だけ)
2.間違えた問題を解き直して〇つけする。間違えた問題については正解を写す(だけ)
3.間違えた問題の正解を写し、正解の解説を書く(だけ)
1と2はいかにもまずそうですが、3は何がいけないのでしょうか?具体的に考えてみましょう。
問 次の英文の( )内に入れるの適切な選択肢を選びなさい。
When I came home yesterday, my mother ( ) dinner.
① cooked ② was cooking ③ cooks ④ is cooking
この問題でA君は①を選び間違えたとします。正解は②です。この場合「やってはいけないテスト直し」1~3だと次のようになります。
1.間違えた問題の正解を写す(だけ)
ノートに書かれた文字 → ②
2.間違えた問題を解き直して〇つけする。間違えた問題については正解を写す(だけ)
ノートに書かれた文字 → ① ②
3.間違えた問題の正解を写し、正解の解説を書く(だけ)
ノートに書かれた文字 → ② be動詞の過去形+doingで過去進行形
おそらく大半の生徒の「テスト直し」は上記1~3のいずれかだと思います。これではせっかく時間を取って「テスト直し」をしても効果は薄いのです。では「力のつくテスト直し」とはどういうものでしょうか?
「力のつくテスト直し」
4.間違えた問題について
Step1 自分の選んだ選択肢を書き、それがなぜいけないのかその根拠を書く。
Step2 正解選択肢を書き、それがなぜ正解なのかその根拠を書く。その際に辞書や教科書、文法書などを駆使して調べる。
Step3 自分で調べても分からない or 納得がいかないという問題に関しては放置せずに必ず先生に質問する。
先ほどの問題にこれを当てはめると・・・
4.間違えた問題について
Step1 自分の選んだ選択肢を書き、それがなぜいけないのかその根拠を書く。
ノートに書かれた文字 → cooked と過去形にすると過去の習慣や事実を表すことになり、文の意味も「私が昨日家に帰ったときに母は夕食を作った」と帰ってきた瞬間夕食を作り始め作り終わったことになってしまう。
Step2 正解選択肢を書き、それがなぜ正解なのかその根拠を書く。その際に辞書や教科書、文法書などを駆使して調べる。
ノートに書かれた文字 → was cooking と過去進行形にすることで、過去のある瞬間の動作を表すことになり、文の意味も「私が昨日家に帰ったときに母は夕食を作っているところだった」となり意味の通る英文となる。
実際にはここまできちんと言葉で説明できなくてもよい(=箇条書きでも良い)ので自分が納得できる解説を考え、それを言語化してノートに書くようにしましょう!
いかがでしたでしょうか?定期テストは教師にとっては成績をつけるための資料なのですが、一方で生徒に取っては「実力をつける良い機会」です。しっかりと活用して次の期末テストでは納得のいく結果を残せるように工夫してみましょう。
See you next time!