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現在完了形を「状態動詞」「動作動詞」という概念抜きで言教えようとするからおかしなことになる。

 毎週土曜日の夜はELVU(=エルヴァ)中3生向け集団授業です。池袋の吉田塾で私がライヴ授業をして、それをひばりが丘のELVUの教室受講したり、在宅で受講したり、残念ながら何らかの授業でライヴで受けられなかった人はアーカイヴで録画視聴しています。

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 先週末は時制の第2回で「現在完了形」について講義しました。さて、その際に「現在完了形」の「完了」「経験」「継続」の三つの意味を確認した後で、それぞれの意味の例文を参加者に作ってもらいました。その結果はなんとボロボロでした・・・

 「完了」までは良かったのですが「継続」の例文がおかしなことになっていました。

 

(a) I have lost my key.

 私はカギを失くしてしまった。

 

(b) I have studied English for a long time.

 私は長い間英語を勉強した。

 

 いずれの英文も「現在完了形の継続用法」の例文としては不適切で (a) は「完了」(~した/~してしまった)、(b) は「完了」あるいは「経験」(~したことがある)の意味に感じられます。「継続」は一般に「(今まで)(ずっと)~している」と現在もその状態や動作続いている場合を指し示します。

 という訳で、これらの英文は「継続」の意味を表すとは言えないのですが、その原因は動詞のチョイスなのです。つまりこれらの動詞は「動作動詞」でありただ「完了形」にしただけでは「継続」の意味を持てない動詞なのです。

 さらに lose (= lost の原形)の場合は「継続不可の意味を持つ動作動詞」なのでそもそも「継続」の意味を持たせようがないのです。

 

彼は2時間の間カギを失くし続けている

 

という文は意味不明ではないですか?その点「状態動詞」を使った場合は問題ありません。完了形にしただけで「継続」の意味で使うことができます。

 

(c) He has lived in Tokyo for a long time.

 彼は長い間東京に住んでいます。

 

(d) I have know him since he was a little boy.

 私は彼が小さい頃からずっと彼のことを知っています。

 

 実際に中学校の代表的な教科書を見てみると「継続用法」の場合の例文や説明を見ると使われている動詞は live, know, be の3つしかありませんでした!そしてこれらは代表的な「状態動詞」(=普通進行形にしない動詞)なのです。しかし、なぜかこの「状態動詞」という概念についてしっかりとした説明をしないで(あるいは避けて)「現在完了形」の「継続用法」を教えようとしている人が(特に中学校では)多い気がします。これはでは教わった生徒も混乱するばかりです。

 ちなみに「状態動詞」ではない「動作動詞」を「ずっと~している」という「継続」の意味で用いたいときは「完了進行形」(=have bewen doing ~)を用いなければなりません。

 

(b') I have been studying English for a long time.

 私は長い間ずっと英語を勉強しています。

 

のようにすると (b) は正しい英文になります。

 

いかがでしたでしょうか?「状態動詞」「動作動詞」という動詞の区別に注目して現在完了形の復習をしてみて下さい!

 

See you soon!

 




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